データストレージとは
データストレージとは
データストレージとは、データを維持し、必要に応じてアクセスするために特に開発されたテクノロジーを使って情報を保持する機能です。データストレージは、コンピューターなどのデバイスを使用して記録メディアにデータを保存しておくことを指します。ブロックストレージ、ファイルサーバー、オブジェクトストレージが最も一般的なデータストレージの形態であり、それぞれ別の目的に適しています。
ブロックストレージとは
均一なサイズのブロックにデータを保存します。ブロックストレージは比較的高価で複雑なうえ、拡張性に欠けますが、アクセスや編集を頻繁に行う必要があるデータに最適です。
ファイルサーバーとは
文章ファイルや、表計算のファイル、写真・動画ファイル等を保存し、複数人で閲覧・編集を行うことができる「共有フォルダ」機能を提供する事がファイルサーバーの役割です。
チームやグループの複数のパソコンとファイルサーバーをネットワークで接続することにより、いつでもだれでもアクセスが可能な「共有フォルダ」が利用可能になります。ユーザー毎にアクセスできるフォルダを分けることも可能です。
また、パソコン単体で保存できる容量をはるかに超える大容量データの保存も可能となっており、大量の実験データやログデータ、過去の書類やビデオデータ等のアーカイビング用途としても利用されはじめています。
オブジェクトストレージとは
オブジェクトストレージは、ファイルサーバーと同様にデータを保存する器の一種ですが、データを保存する方法が大きく異なります。オブジェクトとはデータの「塊」を表しており、データの保存や読み出しは「塊」単位で実施します。そのため、ファイルサーバー上のデータは直接編集を行うことができますが、オブジェクトストレージ上のデータは直接編集が不可能です。データの一部を変更したい場合は、「塊」を作り直して保存する必要があります。
しかし、「塊」単位でデータを取り扱うことにより、より多くのデータを貯めることや、目的のデータを高速に検索することが可能となります。
また、データを保存するのが人間ではなく、カメラやIoT機器などの機械の場合は、ファイルサーバーと比較して少ない処理能力で保存することが可能です。
HPEのデータストレージ製品およびサービス
データストレージの速度と効率はビジネスの成長を左右します。また、今日のIT環境における最大の課題の1つでもあります。HPEは、スケールアウト型のフラッシュアレイシステムやディスクアレイシステム、および包括的なデータ保護ソリューションでデータストレージをシンプルにします。