HPEのアクセシビリティ

HPEでは、障害者を含むすべての人がHPEのテクノロジーを活用できるようにするための取り組みを進めています。

アクセシビリティに対するHPEの取り組み

HPEでは、障害を持つ人が利用できる製品やサービスの提供に力を注いでおり、HPEの製品は、合理的に可能な範囲でU.S. Section 508、WCAG 2.0 (レベルAおよびAA)、EN 301 549などの国際標準規格と地域標準規格の要件を満たす設計となっています。

HPEの製品は通常、コンピュータールームに設置されるか、業界標準の通信プロトコルを使用してIoTエンドポイントで分散されます。そしてユーザーは、ワークステーションやPCなどのクライアント側のコンピューティングデバイスを通じてやり取りを行いますが、HPEでは、オープンなオペレーティングシステムを使用して福祉機器との互換性を高めています。

HPEは、アクセシビリティのプロフェッショナルがキャリアを積み、組織において製品やインフラストラクチャへのアクセシビリティの組み込みを推進できるよう支援することに力を注ぐ非営利団体である、International Association of Accessibility Professionals (IAAP) の創設メンバーです。

HPEのアクセシビリティ方針

HPEのアクセシビリティ目標は、障害を持つ人々が効果的に利用できる製品とサービスを設計、製造、販売することです。HPEは、障害を持つ人が利用しやすい製品とサービスの提供に力を注いでおり、この取り組みは、多様性の目標達成を支えルと同時に、テクノロジーのメリットをすべての人が利用できるようにすることに役立ちます。

HPEのアクセシビリティ目標は、障害を持つ人も含めてすべての人が単独または適切な補助装置を使用して効果的に利用できる製品とサービスを設計、製造、販売することです。HPEのすべての経営陣と従業員は、それぞれの役割と責任に応じて、これらの目標達成とその実施を支えることが求められています。

アクセシビリティに対するHPEの取り組み

HPEでは次のことに取り組んでいます。

  • 社内のアクセシビリティ問題に対する意識を高め、従業員がアクセシビリティの高い製品とサービスを設計、製造、販売、提供するために必要とされるトレーニングを提供する
  • 製品とサービスのアクセシビリティガイドラインを策定し、競争力、技術、経済性の観点から実現可能な範囲でこれらのガイドラインを実装することの責任を製品開発グループに負わせる
  • アクセシビリティガイドラインの策定、および製品とサービスの設計とテストに障害を持つ人を参加させる
  • アクセシビリティ機能を文書化し、HPEの製品とサービスに関する情報をアクセス可能な形式で公開する
  • 主要な支援技術およびソリューションのプロバイダーとの関係を築く
  • HPEの製品とサービスに関連する最先端の支援技術を向上させる社内外の研究開発を支援する
  • アクセシビリティに関する業界標準とガイドラインをサポートし貢献する
HPEの支援技術

テクノロジーを使用することで、誰もがコミュニケーションをとり、自己を表現し、世界とつながることができるはずです。HPEは、社内およびお客様やパートナーとともに、アクセシビリティに対する意識の向上に取り組んでいます。目に優しい大きなフォント、手を休ませることができる音声認識、特定の状況に役立つ他の支援技術など、HPEの製品を使いやすくするさまざまな支援技術があります。

ニーズの評価

テクノロジーによって、人間は潜在能力を解き放つことができます。支援技術は障壁を取り除き、家庭、職場、地域社会で自立することに役立ちます。支援技術は、デスクトップコンピューター、ノートパソコン、タブレット、電話、プリンターなどの電子情報技術の機能の向上、維持、改善に貢献します。

アクセシビリティの標準規格と規制

Webコンテンツアクセシビリティイニシアチブ (WAI) は、WebデザイナーとWeb開発者が障害や加齢に伴う身体的制限がある人のニーズに適合するサイトを作成できるようサポートし、Webコンテンツアクセシビリティガイドライン (WCAG) は、あらゆるWebコンテンツ (テキスト、画像、音声、動画)、Webアプリケーション、およびソフトウェアのアクセシビリティの向上に貢献します。HPEは、Webコンテンツアクセシビリティガイドライン (WCAG) ISO/IEC 40500:2012を採用しており、自社のWeb、ソフトウェア、およびWeb以外のドキュメント製品で可能な限りこのガイドラインに従っています。

米国

米国アクセス委員会が作成したU.S. Section 508標準規格は、連邦調達規制に含まれており、身体、知覚、または認識障害がある人の情報および通信テクノロジーへのアクセスを取り扱うものです。この標準規格には、さまざまな種類のテクノロジーに固有の技術基準と対象製品の機能に重点を置いたパフォーマンスを基準とする要件が含まれており、ソフトウェアアプリケーションとオペレーティングシステム、Webベースの情報とアプリケーション、コンピューター、通信製品、動画とマルチメディア、および自己完結/クローズド型の製品に関する具体的な基準が定められています。

カナダ

Accessibility for Ontarians with Disabilities Act (AODA) は、障害を持つオンタリオ州居住者が財、サービス、および設備にアクセスできるようにするためのアクセシビリティ標準規格を定めるものです。AODAは、一般市民やその他のサードパーティに製品、サービス、または設備を提供し、オンタリオ州で1人以上の従業員を雇用しているすべての個人、もしくは組織に適用されます。AODAの対象となる個人と組織は、2025年1月1日までにアクセシビリティのための対策を講じなければなりません。

欧州連合

EN 301 549標準規格は、欧州連合がMandate 376に基づいて、情報および通信テクノロジー (ICT) 製品の公共調達用のオンラインツールキットの基準として使用する目的で作成しました。この標準規格は、ICT製品およびサービスに適用される機能のアクセシビリティ要件を規定するとともに、各要件を満たすためのテスト手順と評価手法について説明するものとなっています。

HPEでは、ご要望に応じてEN 301 549の製品適合レポートを提供することが可能です。レポートの依頼については、各地域の営業担当者にご確認ください。

会議の合間に休憩を取っているインフルエンサーの写真。

利用しやすいカスタマーサポート

視覚障害、聴覚障害、または加齢に伴う身体的制限があるお客様、あるいは利用しやすいカスタマーサポートをお求めのお客様は、次の方法でHPEのカスタマーサポートにご連絡ください。

米国のお客様に関しては、連邦通信委員会が電話リレーサービス (TRS) を利用するための電話番号 (711) を導入しており、聴覚障害や言語障害があるお客様は、TRSによってテキスト電話 (TTY) などの装置を介して電話システムで同じような障害がある人、またはない人と通話できます。