プライベートクラウド基盤の刷新に従量課金モデルのインフラ調達を採用



株式会社広島情報シンフォニー 様

 

広島情報シンフォニーがHPE GreenLake with Nutanixを採用し、月額・従量制によるIT資産のオフバランス化と柔軟に拡張可能なプライベートクラウド基盤を実現

 

広島県を起点にITソリューション/サービスを提供する広島情報シンフォニーが「HPE GreenLake」を採用し、顧客向けプライベートクラウドサービスのインフラ環境を「月額・従量制」で導入した。新しいサービス基盤を支えるのはNutanixアプライアンス「HPE ProLiant DX」である。同社では、HPE GreenLakeによってIT資産のオフバランス化を図るとともに、導入時および更新時のコストを抑制しながら、ビジネス要求へ柔軟に適応できるプライベートクラウド基盤を実現した。

業種

IT

 

ビジョン

顧客向けプライベートクラウドサービスのインフラ最新化

 

戦略

月額・従量制でインフラを調達し、IT資産のオフバランス化と柔軟な拡張を同時に実現

 

成果

・HPE GreenLakeを採用しNutanixアプライアンスHPE ProLiant DX360 Gen10をas-a-serviceで導入

・初期調達コストの抑制とライフサイクル全体でのコスト平準化を実現

・テクノロジーリフレッシュを利用しインフラ更新時の工数とコストを抑制

・HPEデータセンターケアによりハードウェア/ソフトウェアの保守窓口を一本化

顧客向けプライベートクラウドのサービス基盤を最新化

 

広島情報シンフォニーは、広島県・広島市・株式会社サンネットの三者共同出資により1988年に設立された。ITカンパニーとして広島県を中心に中国・四国地方の顧客企業へ多様なソリューション/サービスを提供するとともに、重度障害者多数雇用のモデル企業として、障害者の職業的自立を支援するミッションをも担っている。SIサービス事業部副事業部長の佐々木健二氏は次のように話す。

「基幹業務システムなどのオンプレミス環境の構築・運用をアウトソーシングしたい、ハードウェア保守や更新に煩わされることのないITサービスを利用したい、というお客様が増えています。私たちは、お客様のシステムをデータセンターでお預かりするハウジングサービス、お客様固有の要件に対応できるプライベートクラウドサービス、パブリッククラウドを利用するマネージドサービスなどの提供を通じて、これらのニーズにお応えしています」

2020年12月、広島情報シンフォニーはハイパーコンバージドインフラ(HCI)製品を採用して「顧客向けプライベートクラウド」のサービス基盤を新たに構築し、複数の3Tierシステムをこれに統合した。

「インフラの最新化にあたっては、柔軟性・拡張性に優れたNutanixを軸に検討を進めました。VMwareやHyper-Vなど、システムごとに異なる仮想サーバー環境をNutanix AHVに一本化する狙いもありました。私たちは、SB C&Sより提案を受けたNutanixアプライアンスHPE ProLiant DXを選定し『月額・従量制』でこれを導入しました」(佐々木氏)

Nutanix Enterprise Cloud OSを統合した「HPE ProLiant DXシリーズ」は、2019年9月の登場以来、世界中で急速にシェアを拡大しているHCI製品だ。高い信頼性とセキュリティ機能を備えたHPE ProLiant Gen10サーバーをベースに、Nutanixならではの洗練された利用体験を実現する。

「HPE GreenLakeによる月額・従量制と、Nutanixの優れた柔軟性・拡張性の組み合わせは、私たちが提供するプライベートクラウドサービスに新しい競争力をもたらすと確信しました。高信頼なITサービスをより柔軟にお客様へ提供可能になることに加え、運用支援や業務支援など付加価値の高いサービスの提供にいっそう力を注ぐことができます」と佐々木氏は話す。

HPE GreenLakeによりNutanixをas-a-service化

 

「HPE GreenLake」は、オンプレミス環境にパブリッククラウドと同等の体験をもたらす革新的なサービスとして世界中で採用が進んでいる。HPEが提供するインフラ製品はもちろん、OSや仮想化ハイパーバイザーなどのソフトウェア製品を含めたas-a-service化(月額・従量制での利用)を実現する。広島情報シンフォニーにとっては、Nutanixによる新しいサービス基盤を「クラウドと同等のスピード感で」「使った分だけ後払いで利用でき」「HPEに保守を丸ごと任せられる」というメリットが得られる。

「インフラ構築の初期コストを抑制し、月額・従量制でライフサイクル全体を通してコストを平準化できることがHPE GreenLakeの大きな魅力です。また、システム構築期間中のコストは発生しませんので、『お客様がサービスを使い始めなければ収益を得られない』というクラウド事業者ならではの課題も解決できます」とSB C&S ICT事業本部の倉本浩司氏は話す。

HPE GreenLakeでは予備リソースをあらかじめ用意しておけるため、リソース要求の急増に際して迅速に対応できることも大きな安心材料となる。さらにHPE GreenLakeには、保守期間終了に伴うインフラ製品の入れ替えを支援する「テクノロジーリフレッシュ」というプログラムも用意されている。

「テクノロジーリフレッシュを利用すれば、5年後のHPE ProLiant DXの更新に際して、移行期間中は新システムを使い始めるまで月額料金が発生しません。一方、Nutanixアプライアンスであればその時点での最新モデルをクラスターに追加して、古い機種から順に入れ替えていくことができます。こうしたHPE GreenLakeとNutanixのメリットを組み合わせることで、ハードウェアの段階的な増強や5年後の入れ替えを容易にし、移行コストも抑制できると考えました」(佐々木氏)

HPE GreenLakeとNutanix両方のメリットを統合

 

新しいプライベートクラウド基盤への統合対象となったシステムは複数ある。「それぞれ保守期限が異なっていたため、HPE GreenLakeを利用したとき最もコスト効率の高い導入方法を慎重に検討した」とSIサービス事業部インフラソリューション部部長の梅木博氏は話しつつ次のように続けた。

「具体的には、第1段階は3ノード構成のHPE ProLiant DXでスタートし、第2段階として多くのシステムを稼働させるタイミングでノードを追加しました。拡張が容易なNutanixと月額費用化が可能なHPE GreenLakeの両方のメリットを組み合わせることで、追加ノードの月額コストが発生する時期をギリギリまで先送りすることができました」

複数ある既存システムはVMwareやHyper-Vなど異なる仮想サーバー環境で運用されてきたが、新しいサービス基盤の構築に際してNutanixが無償で提供するハイパーバイザー「AHV」に一本化された。SIサービス事業部インフラソリューション部インフラ課主任の鳴石幸博氏は次のように振り返る。

「Nutanix Moveを使ったAHVへの移行テストを慎重に実施し、安全な手順を確認した上で一気にシステム移行を実施しました。50VMを超える環境でしたが、実質的な移行作業は1週間程度で完了させています。SB C&SのNutanixエキスパートから技術支援を提供してもらえたおかげで、手戻りなくスムーズに作業を進めることができました」

SB C&Sには、国内では数名しかいないNutanix Technology Champion(NTC)受賞者が複数在籍しており、本プロジェクトでもエキスパートとしての知見を惜しみなく提供した。

顧客サービスへの影響なしにインフラを最新化

 

HPE GreenLakeには、最上位グレードの保守サービス「HPEデータセンターケア」が統合されており、リソース状況のレポーティングや予兆分析に基づくプロアクティブ保守、重障害時の優先対応まで充実したサポートが受けられる。SB C&S ICT事業本部の栗栖和志氏は次のように話す。

「お客様に対して設計から構築・移行まで上流工程の技術支援をSB C&Sが提供し、HPEのハードウェアからNutanixのソフトウェアまでシステム稼働後の保守をHPEに一括で受け付けてもらえることは、広島情報シンフォニー様にとってもSB C&Sにとってもメリットが大きいと思います」

広島情報シンフォニーがプライベートクラウドでサービス提供している顧客は、中国・四国地方の流通大手である。流通ビジネスの根幹を支える業務システムを稼働させており、クラウドサービスには高い品質と安定性が求められる。HPE GreenLakeに統合されたHPEデータセンターケアをはじめ、予備リソース、テクノロジーリフレッシュなどが高いサービス品質の維持に貢献するものと期待される。佐々木氏は次のように話して締めくくった。

「インフラの最新化は、サービス事業者である限り対応し続けなければならない宿命です。お客様サービスへの影響なしに、移行にかかる工数を削減することは長年の課題でした。HPE GreenLakeとNutanixは、本プロジェクトを通じて私たちの課題に明確な答えを示してくれました。将来にわたってお客様との良い関係を持続していくためにも有効な仕組みになるものと考えています。SB C&SとHPEには、私たちのビジネス目標を捉えた優れた提案をこれからも期待しています」

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(写真左より)

株式会社広島情報シンフォニー

SIサービス事業部 インフラソリューション部 部長 梅木博氏/SIサービス事業部 副事業部長 佐々木健二氏/SIサービス事業部 インフラソリューション部 インフラ課 主任 鳴石幸博氏

SB C&S株式会社

ICT事業本部 ICT西日本営業本部 九州・中国支社 3課 課長 栗栖和志氏/ICT事業本部 ICT西日本営業本部 西日本販売推進部 パートナー支援2課 担当課長 倉本浩司氏

ソリューションパートナー

SB C&S株式会社 様

 

所在地:東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝オフィスタワー

URL:https://cas.softbank.jp/

ご導入企業様

株式会社広島情報シンフォニー 様

 

所在地:広島県広島市東区牛田新町二丁目2番1号

URL:http://www.symphony.co.jp/

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