iQuoteでお客様へのご提案をスピーディーに! ―その2―
(HPEパートナー通信 vol.006 2021/6/10配信号 掲載)
システム構成がWebブラウザ上で簡単に組めるオンライン構成ツール「iQuote」。販売パートナーに、すばやい見積り対応と商談のスピードアップを可能にするサービスだ。様々な機能でパートナーの販売活動を支援するとともに、エンドユーザーに迅速に情報を届けることで顧客満足度の向上も期待できる。iQuoteがどのような特長を持っているか、2回に渡りお届けする。
iQuote DIバージョンとは?
前回(『iQuoteでお客様へのご提案をスピーディーに! ―その1―』はこちら)、「iQuote」には二つのバージョンがあると解説したが、誰でも利用可能なユニバーサルバージョンとは違い、今回紹介する「DIバージョン」は、各ディストリビューターのポータルサイトへログインすることで利用できるサービスだ。
iQuoteに対応しているポータルサイトを所有するディストリビューターは以下の4社。
iQuote ディストリビューター様ECサイトお問合せ先情報
iQuote DIバージョンに興味を持たれたパートナー様で、各ディストリビューターからアカウントを取得したい場合は、下記お問合せ先よりご相談ください。 ※50音順
<日時のメンテナンスについて>
日本時間の13時~14時(UK夏時間)または、14時~15時(UK夏時間外)は、日時でメンテナンススクリプトを実行しております。
その間はサービスをご利用いただけないことがあります。ご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願いします。
| | | | |
---|
|
| | | | |
---|---|---|---|---|
ECサイト | ※ログインにはIDとパスワードが必要になります。 | ※ログインにはIDとパスワードが必要になります。 | ||
お問合せ | | Email:iQuoteECNex@synnex.co.jp | お問合せは各地域の担当営業までお願いいたします。 |
iQuote DIバージョンにはどんなメリットがある?
DIバージョンを提供しているディストリビューター各社によって機能に多少の違いはあるが、ディストリビューターが設定している『販売価格』や『在庫数』がiQuote上で確認できる点が、DIバージョンの最も大きな利点だ。ユニバーサルバージョンのすべてのメリットに加え、さらに生産性や利便性を高める特長が備わっている。
iQuote DIバージョンだけの3大メリット
- ディストリビューターの販売価格が確認できる
- ディストリビューターの在庫が確認できる
- 対応するECサイトへシステム構成を転送できる
※ディストリビューターECサイトによって機能には違いがある。
iQuote ディストリビューター様ECサイトの連携 機能
価格表示や在庫数の確認、見積り作成など、ディストリビューターが提供する情報を扱えるか否かが大きな違いになっている。
| iQuote 標準機能(ユニバーサルバージョン) | ディストリビューター様ECサイト経由で連携する機能(DIバージョン) |
---|
|
| iQuote 標準機能(ユニバーサルバージョン) | ディストリビューター様ECサイト経由で連携する機能(DIバージョン) |
---|---|---|
ログイン | どなたでもアクセス可能 | ディストリビューター様のECサイトでログイン |
製品の検索、絞り込み機能 | 希望の要件で製品の絞り込み、ソートが可能 | 同じ |
構成検証 | エラーや重要なお知らせを表示 | 同じ |
iQuote上での構成保存 | エクセルでエクスポート、120日間保存可能 | 同じ |
価格表示 | メーカー希望小売価格 | ディストリビューター様の販売価格を表示 |
在庫表示 | ございません | ディストリビューター様の在庫数を表示 |
見積作成 | ございません | ディストリビューター様のサイトで作成可能 |
他社競合製品とHPE製品の置き換え | Partner Ready Portal(以下PRP)ユーザー様は利用可能 | 利用可能 |
実際の販売価格や在庫が確認できることで、システム構成ツールだけでなく、顧客への提案内容の精度と対応スピードの向上を実現している。また、DIバージョンで組んだシステム構成をそのまま同ポータル内のECサイトへ送ることができるので、システム構成の保存や編集、発注などがとても便利に管理できる仕様になっている。
これなら、ディストリビューターが営業時間外であっても、自身でシステム構成から、価格、納期までをチェックすることができる。顧客から、即日あるいは翌朝までの対応を依頼されるような場合にも、業務に負担をかけずに対応することが可能だ。iQuote DIバージョンを活用することで円滑なビジネスと提案力の向上を両立させ、スムーズな商談成立に役立てることができる。
また、競合製品をHPE製品に置き換える機能は、ユニバーサルバージョンでは、HPEパートナー専用サイトであるPRPユーザーに限定されているが、DIバージョンではディストリビューターのポータルサイトアカウントを持っていれば利用できる。顧客から引き合いに出されることが多い要件なので、こちらもぜひご活用いただきたい。
ユーザーズボイス
実際にiQuote DIバージョンを体験したパートナーからは下記のような声が届いているので紹介しよう。
- ディストリビューターの営業時間外や土日のお客様対応でも、iQuoteで構成を組むことができるうえに、エラーチェックもしてくれるのはとても助かります。
- ディストリビューターに見積りや構成変更を都度依頼するのは、相手の労力を気遣ったり、そもそも時間が掛かったりするので申し訳ない気持ちになっていました。iQuoteが出来てからは自分で簡単に組めるし、概算が分かるのでとても楽になりました。
- 保守をレベル別で比較したり、メモリを32GBにした場合と64GBにした場合の比較が非常にやりやすくなりました。お客様対応の速度も上がって喜ばれています。
- 翌年度の予算確保のために見積りを急ぐというお客様からの依頼が年度末に重なることは結構多いのですが、iQuoteなら概算を含めてすぐに回答できるのでとても助かっています。
上記は一例だが、多くの反響が届いているので、読者のみなさまにもiQuoteを上手に活用して、販売活動に役立てていただければ幸いである。
前号に続き、知っておきたいiQuoteの便利機能
前号でご紹介した内容にいくつかいただいたご質問を基に、iQuoteの便利機能のいくつかをピックアップし解説する。
Q:各種オプション容量や、保守レベルは並べ替えて表示可能ですか?
→A:製品の要件別フィルタリング機能が使えます
コア数やフォームファクターで製品を絞り込んで候補の製品を表示できる。特に保守サービスに関しては、年数やサービスレベルを選択しピンポイントで必要な情報を提示可能だ(ただし、一部製品については、Tech Careリリースまでの間、保守は別途追加が必要になる)。また、製品を価格や容量でソートすることができるほか、安い順、HDD容量の大きい順、小さい順などへの並び替えにも対応している。
HDD選択時に容量順でソートした例。
Q:複数バージョンの構成を作成できますか?
→A:バージョンを分けた構成は簡単に編集・保存で可能です
構成を作成、保存した後、Vボタンを押すと次バージョンとして構成の編集、保存ができる。サポートレベル違いやDisk容量違いの構成を次バージョンとして作成可能で、顧客への提案のバリエーションが簡単に作れるのが利点だ。
最初に作ったシステム構成をベースにバリエーションが作れる。
Q:iQuoteはオンラインツールなので、ネットワークが切れたら作成途中のデータは消滅しますか?
→A:間違えてブラウザ閉じてしまっても構成を自動保存します
iQuoteはオンラインツールだが、うっかりブラウザを閉じてしまったり、PCが落ちてしまったときでも、直前まで作成していた構成は自動的にドラフトとして保存されている。システム構成は試行錯誤が多い業務ではあるが、この仕様によって安心して作業を継続することが可能だ。
このほか、オプションの追加・削除の際の合計金額へのリアルタイム変更、エラーや注意といったメッセージの表示機能も有しているほか、作成したシステム構成の120日間保存、Excelへの構成エクスポート機能も使える機能だ。
HPEはすべてが見渡せる『システム構成図』が歴史的に人気だと聞いているが、オンラインならエラーチェックができるという点で、iQuoteは“システム構成を組むことに慣れていない方でも始め易いツール”として、活用してみて欲しい。
提案力アップ応援企画 バックナンバー
HPEパートナー通信 vol.005 2021/4/13配信号
iQuoteでお客様へのご提案をスピーディーに! ―その1―
HPEパートナー通信 vol.004 2021/1/13配信号
HPE DirectPlusを徹底解剖! 「見積りサービス編」
HPEパートナー通信 vol.003 2020/12/25配信号
HPE DirectPlusを徹底解剖! 「キッティングサービス編」
HPEパートナー通信 vol.002 2020/9/29配信号