ワークロード
ワークロードとは
ワークロードとは、コンピュートリソースがタスク遂行または成果創出のために実行する処理のタイプと量を指します。コンピューター上で実行されるすべてのアプリケーションまたはプログラムはワークロードとみなされるため、ワークロードは、実行されているタスクのタイプと数によって大きく異なります。このビデオで、ワークロードを高速化して効率とパフォーマンスを高める方法をご確認ください。
クラウド環境のワークロード
クラウドベースのワークロードは、オンサイトワークロードと異なり、クラウドリソースで動作する、アプリケーション、サービス、コンピューティングまたは機能を指します。クラウド環境内のワークロードは、ユーザーに高度なアジリティと柔軟性をもたらします。オンサイトのサーバーが内部のリソース制限に到達したとき、一部またはすべてのワークロードがクラウドに転送され共有され、多くのコンピューティング性能を利用できます。
ワークロードの例
データ処理、計算、ネットワークアクティビティ、ストレージ運用を伴うワークロードの例に、顧客関係管理 (CRM) と人事 (HR) 業務の2つがあります。
ワークロード管理とは
作業タスクを、各個人の経験、スキル、強み、効率性、可用性に基づいて、従業員のチーム間に配分するにはどうすればよいかを考えてみます。これらのプロジェクトタスクが効率的に正しく完了した場合、管理スキルが優れているとみなされます。同様に、コンピューティングでのワークロード管理とは、コンピュート環境でリソースを割り当てるプロセスであり、効率を高め、負荷を軽減します。プロセスはオンプレミスで実行されるものもあれば、クラウド環境に適切に配置されるものもあります。ワークロード管理ソリューションは、CPUを多用する負荷またはメモリを多用するタスクはどれか、静的ワークロードが含まれるタスクはどれか、定期的または予測不能なワークロードはどれかを考慮し、完了するために適切な種類と数量のリソースを割り当てます。
ワークロード自動化とは ワークロード保護とは
ワークロード管理において多数のリソースを多数のタスクに割り当てる工程がある場合、自動化を検討してください。ワークロードの自動化では、タスクのスケジュール設定やリソースの割当を実行するソフトウェアが使用されます。ワークロードの自動化のメリットは、実機の環境でこれらのタスクを従業員が管理することから解放できることです。また、ソフトウェアの処理能力 (またはAIまたは機械学習) を活用して、人手で実行するよりも正確かつ効率的にリソースを割り当てる方法とタイミングを的確に決定できることもメリットです。多くの場合、このようなソフトウェアはクラウドベースで、ワークロードを保護できます。つまり、クラウド環境と本来の重要な場所の間で移動するときの脅威からワークロードを守ることができます。
クラウドに依存しないワークロードとは
クラウドワークロードとは、高いコンピューティング性能を必要とするため、クラウドに転送するワークロードを指します。問題が生じるとすれば、単一のベンダーのクラウドプラットフォーム内でワークロードの実行をセットアップするときです。クラウドに依存しないプラットフォームの目標は、利用可能なリソースに基づいて、1つのクラウドプラットフォームから別のプラットフォームにワークロードをルーティングできることです。
クラウドに依存しないプラットフォームには、メリットと課題があります。単一のベンダーにロックインされたワークロードは、そのベンダーのフルスイート (全機能) を活用できます。依存しないフレームワークをセットアップすると、ベンダーエコシステムの特別な機能の一部が利用できなくなることに注意してください。
ただし、完全にクラウドに依存しない環境では、ITプロフェッショナルが単一の管理インターフェイスを使用して、あらゆる場所にあるすべてのワークロードを監視できます。
HPEがワークロードの高速化を支援
HPE ProLiant Compute製品は、データセンターからエッジに至るまでのあらゆるワークロードを高速化するのに必要な柔軟性と効率を備えています。AIなどの新しい取り組みにおける価値実現までの時間を短縮し、レガシーインフラストラクチャをモダナイズし、パフォーマンスと効率性を高めて組織に高い競争力をもたらす仕組みをご確認ください。