読了所要時間: 3分58秒 | 公開日: 2025年10月16日

Wi-Fi 6
Wi-Fi 6 (802.11ax) とは

Wi-Fi 6は、IEEE 802.11ax規格に付けられた名称です。オピニオンリーダーであり、スペクトラムを提唱し、業界内の連携を推進する業界団体であるWi-Fi Allianceによって命名されました。この新しい番号付けにより、異なるWi-Fi世代を区別しやすくなります。Wi-Fi 6は、Wi-Fi 5 (802.11ac) と比較して最大4倍の速度と、より多くの容量で効率を向上させるように設計されています。また、より強力なゲスト向けおよびパスワードのセキュリティも提供します。

二人の農学者。

...にジャンプ

Wi-Fi 6の説明

Wi-Fi 6 (802.11ax) は、802.11ac規格を拡張したものです。IoTデバイスやクライアントデバイスの増加、クラウド利用の拡大、デジタルトランスフォーメーションの取り組みに対応するために、Wi-Fi 6では速度、柔軟性、スケーラビリティが向上しています。そのため、IT部門はWi-Fi 5と同じ2.4GHz帯と5GHz帯を活用してWi-Fiニーズの増大に対応できます。

Wi-Fi 6の主なイノベーションは、直交周波数分割多元接続 (OFDMA) 機能であり、将来のネットワークでサポートされるデバイスの数を増やすことに重点を置いています。

Wi-Fi 6 (802.11ax) が必要とされる理由

無線アクセスのニーズは劇的に増大しており、デバイスとアプリケーションの数と種類は増加の一途です。Wi-Fi 6は、ネットワークの効率と速度を向上させてITニーズとビジネスニーズに適切に対応できるようにすることで、増加するモバイルデバイスとIoTデバイスへの対応をサポートします。

Wi-Fi 6によって解決される問題

Wi-Fi 6は、アプリケーションが必要とする帯域幅の増大や、モバイルデバイスとIoTデバイスの急増に対応するために、既存の2.4GHz帯と5GHz帯をより効率的に利用できるようにしたものです。

Wi-Fi 6の主な特長

  • 直交周波数分割多重アクセス (OFDMA) は、チャネルを効果的に共有してネットワーク効率を高めます。
  • マルチユーザーMIMO (マルチユーザーによる複数の入出力) により、一度に転送できるダウンリンクデータが増え、アクセスポイント (AP) が同時により多くのデバイスを処理できるようになります。
  • Target Wake Time (TWT) により、ネットワーク効率とデバイス (IoTデバイスなど) のバッテリ寿命が大幅に向上します。
  • センサー、オートメーション、医療機器などの低電力、低帯域幅デバイス向けのIoT処理動作モード。
  • WPA3とEnhanced Openは、オープンネットワークにおけるユーザーのプライバシー保護を強化し、ヘッドレスIoTデバイスのセキュリティ構成を簡素化し、より高度なセキュリティを追加して政府や防衛、産業上の要件に対応します。

Wi-Fi 6のメリット

  • 1024 QAMによるデータレートの向上
  • 容量の増加
  • 多くの接続デバイスによる、環境内のパフォーマンス向上
  • 電力効率の向上
  • IoTデバイスの拡張サポート

Wi-Fi 6の仕組み

IEEE 802.11ax規格に基づくWi-Fi 6は、ネットワーク速度を向上させるだけにとどまらず、革新的なテクノロジーを組み合わせて、高帯域幅、低レイテンシのアプリケーションを実行する大量のデバイスを接続する際のネットワーク全体のパフォーマンスを向上させます。
Wi-Fi 6ネットワークは、次のような新しい802.11ax機能を活用して容量を向上させます。

  • OFDMAは、多数の無線クライアントからデータを送受信する際のきめ細かさとスケジュールの柔軟性を高めることで、RFセクションの利用率を向上させます。
  • 8x8アップリンク/ダウンリンクMU-MIMOとBSS Colorによって容量が最大4倍になり、より多くのデバイスに対応できます。
  • Target Wake Time (TWT) により、ネットワーク効率とデバイス (IoTデバイスなど) のバッテリ寿命が向上します。
  • 1024直交振幅変調モード (1024-QAM) は、同量の帯域幅でより多くのデータを送信することで、帯域幅を多く必要とする新しいユースケースのスループットを向上させます。

Wi-Fi 5とWi-Fi 6Eの比較

Wi-Fi 5 (802.11n/ac)

Wi-Fi 6 (802.11ax)

利用可能なチャネル

20/40/80/160MHz80%2F160MHz%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%81%AF%E3%82%B5%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8C%E3%80%81%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%8D%E3%83%AB%E4%BD%BF%E7%94%A8%E7%8E%87%E3%81%8C%E9%AB%98%E3%81%84%E3%81%9F%E3%82%81%E9%80%9A%E5%B8%B8%E3%81%AF%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%9B%E3%82%93%E3%80%82Wi-Fi%206E%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B36GHz%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%81%AF%E3%80%81%E6%9C%80%E5%A4%A77%E3%81%A4%E3%81%AE%E8%BF%BD%E5%8A%A0%E3%81%AE80%2F160MHz%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%92%E6%8F%90%E4%BE%9B%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%A7%E3%81%93%E3%81%AE%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AB%E5%AF%BE%E5%87%A6%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82%26nbsp%3B

20/40/80/160MHz80%2F160MHz%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%81%AF%E3%82%B5%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8C%E3%80%81%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%8D%E3%83%AB%E4%BD%BF%E7%94%A8%E7%8E%87%E3%81%8C%E9%AB%98%E3%81%84%E3%81%9F%E3%82%81%E9%80%9A%E5%B8%B8%E3%81%AF%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%9B%E3%82%93%E3%80%82Wi-Fi%206E%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B36GHz%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%81%AF%E3%80%81%E6%9C%80%E5%A4%A77%E3%81%A4%E3%81%AE%E8%BF%BD%E5%8A%A0%E3%81%AE80%2F160MHz%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%92%E6%8F%90%E4%BE%9B%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%A7%E3%81%93%E3%81%AE%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AB%E5%AF%BE%E5%87%A6%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82%26nbsp%3B

使用帯域

2.4および5 GHz

2.4および5 GHz

空間ストリーム (SS) の最大数 (ピークデータレートを上げる)

4×4

8×8

変調の最高次数 (ビット/シンボルを増やしてエラーマージンを減らす)

256QAM

1024QAM

マルチユーザーMIMO (同時ユーザーアップロードを実現することで効率性を高める)

ダウンリンクのみ

アップリンクとダウンリンク

直交周波数分割多元接続 (OFDMA、短いパケットを組み合わせて効率を上げる)

いいえ

はい

IoT Target Wake Time (バッテリ寿命を延ばす)

いいえ

はい

BSS Coloring (キャパシティとチャネルの再利用を増やす)

いいえ

はい

Enhanced Open (パスワード保護されていないオープンネットワーク上で暗号化を提供する)

いいえ

はい

WPA3 (さらに堅牢な認証)

いいえ

はい

Wi-Fi 6のベンダーを選択する方法

Wi-Fi 6ベンダーの選択にあたっては、次の条件を満たすネットワークベンダーとWi-Fiベンダーを検討します。

  • Gartner、Forrester、IDCなどの主要なアナリストによって業界のリーダーと認められていること。
  • 有線と無線のネットワーク全体での統一的なポリシー適用が可能な内蔵のセキュリティを提供すること。
  • AIおよび機械学習を使用して最適化を自動化し、問題を解決するための実用的な推奨事項を提供することで、運用を簡素化します。
  • 安全でエネルギー効率の高いIoT機能を提供し、Bluetooth Low Energy (BLE)、Zigbee、またはUSBポートを使用してAPをIoT接続プラットフォームとして活用できるようにします。
  • オンプレミスでもクラウドでも管理でき、ゲートウェイに関係なく展開する柔軟性を備えていること。

HPEは、HPE Aruba NetworkingとHPE Juniper NetworkingによるWi-Fi 6アクセスポイントソリューションを提供しています。

FAQ

Wi-Fi 6の導入が加速している要因は何ですか。

ネットワークにより多くのデバイスを接続するニーズが高まるにつれて、ネットワークトラフィックが増加します。デバイスを追加するとより多くの帯域幅が必要となり、世界中の組織がビジネスアプリケーションをサポートするために通信速度の向上を求めています。世界規模でデバイスが急増するなか、既存の5GHz帯と2.4GHz帯の効率向上が急務となっています。

Wi-Fi 6を導入した場合のメリットは何ですか。

Wi-Fi 6は、802.11axの最新機能を活用することで、ユーザーがネットワーク上のパフォーマンスとクライアント密度を向上させて帯域幅を大量に消費する新しいアプリケーションをサポートし、ビジネスのデジタルトランスフォーメーションを実現できるようにします。

Wi-Fi 6テクノロジーの主な機能は何ですか。

Wi-Fi 6に固有の主な機能として、OFDMAスケジューリング、1024-QAMデータエンコーディング、MU-MIMO伝送機能、チャネル再利用を促進するBSS Coloring、クライアントデバイスの電力使用率を削減するTarget Wake Time (TWT)、4~8空間データストリームのサポート、動的な伝送フラグメンテーション、より狭いキャリア間隔 (312.5kHzから78.125kHzへ) などがあります。

Wi-Fi 6とWi-Fi 6Eの違いとは

世界各国の政府機関が推進している6GHzの帯域とチャネルを活用してパフォーマンスをさらに向上させたい場合は、Wi-Fi 6Eの詳細をご覧ください。Wi-Fi 6Eでは、Wi-Fi 6の機能とテクノロジーを基盤として、6GHz帯を利用する機能が追加されています。

関連する製品、ソリューション、サービス

HPE Aruba Networkingアクセスポイント

HPE Juniper Networkingアクセスポイント

Mist AI

HPE Aruba Networking Central

HPE Aruba Networkingゲートウェイ、コントローラー、ブリッジ

関連トピック

Wi-Fi 7

WLAN

屋外アクセスポイント

アクセスポイント

Wi-Fi 6

Wi-Fi