リモートワーカー
リモートワーカーとは
リモートワーカーとは、社外の場所で職務を遂行できる従業員のことです。多くの場合、このような従業員は自宅で仕事をし、VPN経由または従業員のログインを使用して会社の作業ファイルに接続します。
リモートワーカーのポリシーとは
リモートワーカーのポリシーとは、会社の施設内オフィス以外の場所から従業員がいつどのように仕事をすることができるかについての、一連の同意済みルールとガイドラインのことです。これらのポリシーは恒久的であることも、一時的であることもあります。
小規模企業はどのようにしてリモートワーカーに備えることができるでしょうか。
小規模企業は、いつどのようにリモートで仕事をすることができるかについてのポリシーガイドラインを確立し、業務や同僚とつながり続けるために必要なハードウェアとソフトウェアを提供することで、リモートワーカーに備えることができます。
リモートワーカーに信頼性の高い接続を提供することに最善を尽くすには、バージョンを管理し、ITプロフェッショナルにとってシンプルに保ち、企業データの安全性とセキュリティを確保したうえで、いつでもどこからでもアクセスできることに重点を置く必要があります。
これらの課題には、仮想デスクトップインフラストラクチャ (VDI) を使用して、クリティカルなファイルやアプリケーションへのセキュアなリモートアクセス権を付与し、本社にあるサーバーにログオンしてどこからでもリモートで仕事ができるようにすることで対処できます。このタイプの在宅勤務ソリューションは、10~180人程度のチームにとって理想的です。
セキュアなリモートワーカー環境を提供する方法
リモート接続に移行するワーカーが増加するにつれて、組織はクリティカルな企業データとアプリケーションのセキュリティとプライバシーを維持する独創的な方法を見つけ出す必要があります。そのようなデータをワーカーがリモートで自身のコンピューターに格納することは、セキュリティ侵害への数え切れないほどの機会を与えることになります。これに対する1つの解決策が仮想デスクトップです。
仮想デスクトップは、仮想的に存在するワークステーションであり、インターネットに接続されているあらゆるデバイスからアクセスできます。仮想デスクトップには、組織の中央のネットワーク上にある他の仮想マシンで共有されている、機能するオペレーティングシステム (「イメージ」と呼ばれる) のコピーがあります。
リモートワークやハイブリッドワークが当たり前になるにつれて、企業は仮想デスクトップをますます活用して、分散したワークフォースをサポートするようになっており、IT部門は数十、数百、または数千の仮想デスクトップが動作する仮想オフィス環境を実装しています。
こうした仮想デスクトップには、データセンターの他の場所でホストおよび共有されるシステムを使用して動作できるよう、オペレーティングシステムの「イメージ」が含まれています。データセンターは別の場所で物理的にホストされ、一元的に管理されているため、仮想デスクトップは複数のコンピューターを個別に管理しなければならない物理的なオフィスより安全性が高くなります。
HPEとリモートワーカー
HPE Solutions for Remote Workersは、さまざまな中堅・中小企業の仮想デスクトップインフラストラクチャの要件に対応できる、HPE ProLiantラックマウント型サーバーおよびタワー型サーバーの構成がベースとなっています。
VMware Horizon®、Teradici Cloud Access Software、Microsoftリモートデスクトップサービスなどの独立系ソフトウェアベンダーのさまざまなプラットフォームにより、最新のAMDプロセッサーを搭載するHPE ProLiant Gen10 Plus v2サーバーをベースとしたハイパフォーマンス構成などを柔軟に選択できます。
このソリューションを導入すれば、次のようなことが可能になります。
- 生産性: オフィスにあるすべてのアプリケーションとデータへのリモートアクセスを提供することにより、場所を問わない効率的な働き方を実現できます。
- セキュリティ: パフォーマンスや機能の面で妥協することなく、安全でセキュアなリモートアクセスを実現できます。
- 制御: 中央のオンサイトの拠点でソフトウェアアプリケーションのホスティングとデータの保存を行うことにより、制御を維持できます。