読了所要時間: 3分30秒 | 公開日: 2025年10月28日
DevOps DevOpsとは
DevOpsは、開発者と運用担当者を連携させ、新しいソフトウェア機能とサービスを迅速に開発して提供するためのITベストプラクティスの手法です。DevOpsの手法を取り入れると、チームが連携して開発から展開までのプロセスを加速しながら、品質、セキュリティ、信頼性を継続的に向上させることができます。
DevOpsのメリット
DevOpsのメリット
DevOpsの手法を導入した組織は、次のようなメリットが得られます。
- 顧客満足度、価値、ROIが向上する
- 開発コストと運用コストを削減する
- 提供される製品およびサービスの品質を向上させ、イノベーションに注力する。2017年版DevOpsの現状レポートによると、高業績を上げている組織では、計画外の作業ややり直しに費やす時間が21%減少しており、それによって新しい機能やコードの開発といった新規の作業に取り組む時間が44%増加していました。
- (自動化による) 開発期間の短縮とフィードバックサイクルを通じて市場投入までの時間を短縮する
- コミュニケーションとコラボレーションを強化し、パフォーマンス重視の文化を構築する
セキュリティ、DevOps、そして未来
今日では、プロトコル、システム、エレメントや、ネットワークを取り巻くビジネスなど、あらゆる場所にセキュリティを根付かせる必要があります。ファイアウォールを使用してネットワーク境界を保護するだけでは、十分なネットワーク保護を提供できなくなりました。企業は、コーディング、アーキテクチャー、試作システムの初期段階にセキュリティを組み込むことを検討する必要があります。DevSecOps (DevOpsとセキュリティを統合) では、自動化により、速度やアジリティを低下させることなく、DevOpsライフサイクルを通じてセキュリティをシームレスに構築して組み込むことができます。
2017年版DevOpsの現状レポートによると、DevOpsチームで働く人の割合は年々増加しています。2014年には回答者の16%がDevOpsチームに所属していましたが、2017年にはその割合が27%に増加していました。DevOpsは、多面的でありながら絶えず進化している手法です。ハイブリッド/マルチクラウド環境において、クラウド、輸送、IoT、モバイルなどのセキュアなネットワークを支えるデータセンターでは、DevOpsが不可欠となります。DevOpsと自動化の導入方法を検討する際には、HPE Juniper Networkingが、マルチクラウド全体にわたるネットワークセキュリティ、ツール、ポリシーの統合をサポートします。
FAQ
DevOpsの主な目的は何ですか。
DevOpsは主に、従来サイロ化されていた開発チームと運用チームの間の壁を取り払います。DevOpsは、ソフトウェアライフサイクル全体を通じてこれらのグループ間のコラボレーションと統合を促進し、ソフトウェア開発の速度と品質を向上させます。
DevOpsはどのような問題を解決しますか。
DevOpsを実践する組織では、ソフトウェア開発の取り組みにおいて、効率の向上、市場投入までの時間の短縮、平均復旧時間の短縮が実現します。ソフトウェアをより迅速に、より高品質かつ安定した状態で出荷できるようになり、顧客満足度、価値、ROIの向上につながります。
DevOpsのベストプラクティスにはどのようなものがありますか。
DevOpsのベストプラクティスには、コラボレーション文化の構築、継続的インテグレーションおよび開発の実装、アジャイル手法の導入、適切な自動化ツールの使用、マイクロサービスアーキテクチャーへの切り替え、継続的なパフォーマンス監視などがあります。
DevOpsはアジャイル手法ですか。
DevOpsは、アジャイル手法の原則と手法を取り入れているため、アジャイル手法の派生と捉えることができます。ただし、アジャイルは運用までカバーしておらず、開発者と製品管理のコラボレーションに重点を置いています。それに対して、DevOpsは開発者と運用チームの統合に重点を置いています。とは言え、DevOpsとアジャイル手法は相互に排他的なものではなく、どちらもソフトウェア開発のスピードと品質を向上させます。
HPE Juniper NetworkingはどのようなDevOps製品を提供していますか。
Juniper Cloud-Native Contrail Networking (CN2) は、仮想ネットワークの作成と管理を自動化するソフトウェア デファインド ネットワーク (SDN) プラットフォームです。DevOpsの理念であるInfrastructure as Codeにより、ハイパースケーラーの効率とスピードでソフトウェアの品質を実現します。プロジェクトArgoベースのCN2 with Pipelines (ハイパースケーラーの速度で信頼性エンジニアリングを実現するNetOps向けのGitOpsおよび継続的インテグレーション/継続的デリバリ (CI/CD) モデル) を使用してテスト、認定、展開されます。