保守交換後ハードディスクドライブ及びソリッドステートドライブの取り扱いについて
2021年2月18日
拝啓、平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、日本ヒューレット・パッカード株式会社では、保守サービスによって交換されたハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ、不揮発性メモリ(以下、ドライブといいます)の取り扱いにつきまして、お客様が所有されていました磁気データ情報が外部に漏れることのないよう、以下の体制を整えております。
敬具
記
お客様より当社に返却された、あるいは当社技術者及び当社認定パートナーが回収したドライブ内の情報について、社内規格に則り機密情報として取り扱いをいたします。
保守サービスによって交換されたドライブには、固体識別番号が付けられ、当社が機密保持契約を締結している業者施設内で厳重に管理・保管されております。なお、機密情報には、2017年5月30日に施行された改正個人情報保護法対象の情報も含まれます。
保守サービスによって交換された部品は当社の所有物となり、ドライブの種類や状態によって次のいずれかの処理を実施しております。
- ドライブが廃棄処理対象品の場合
自治体に認可された当社指定廃棄物処理業者によって物理破壊した後、廃棄処理されております。ドライブ内の情報漏洩防止を図り、物理破壊処理(解体、変形方法)は当社が指示した手順により、セキュリティが担保されたエリアで行われております。最終処分は「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に従い、単一業者にて処理が完結し、再委託が行われていない事、当社の指定する処理手順に従って実施されている事を定期的な監査にて確認しております。 - ドライブが修理対象品の場合
当社主要物流各拠点(シンガポール、米国および日本国内)に回収された後、部品メーカーに送付されます。ドライブのデータは、修理工程において、リフォーマットによりデータ消去作業が行われます。故障状態により、リフォーマットが不可能な場合は、内部磁性体やその他の部品が交換されます。修理不可能と判断されたドライブや取り外された内部磁性体等は、部品メーカーの責任下でデータが復元できないよう、物理的な破砕処理を行った上で廃棄処理されております。
当社は上記の通り、交換されたドライブの取り扱いに関して万全を期しております。
しかしながら、お客様先よりドライブの持ち出しが許可されない場合、当該故障ハードディスクまたはソリッドステートドライブを、お客様の所有物とする故障部品返却不要のオプションサービスを、事前にご購入いただく方法もございます。 ハードディスク返却不要(オプションサービス)の詳細は https://h50146.www5.hpe.com/services/cs/availability/pdfs/JSO8488-02.pdf をご覧ください。
以上
※詳細へのリンク先URLの変更 2018年3月19日 追記
※HDからドライブへ表記の変更 2020年1月23日 改訂
※改正個人情報保護法に則した内容に変更 2020年1月23日 改訂
※不揮発性メモリ追加 2021年2月18日 改訂