女性活躍
女性の活躍・推進に向けた取り組み
ジェンダー・ダイバーシティの推進のため、様々な取り組みを実施。女性がいきいきと働き続けることができ、ビジネスの成功に貢献する環境整備に努めています。また、家庭・育児・仕事に関して、社員同士の自主的な情報交流や、仕事を続けながら成長できる活動も推進しています。
女性の採用/登用の積極的な取り組み
2004年より、ジェンダー・ダイバーシティを加速化させるためにタスクフォースを設置し、具体的な目標を定めた取り組みを実施。毎年、その結果を踏まえたプランの策定・実行にも取り組んでいます。採用職種は、約70%が技術職で、日本では女性が相対的に少ない状況にあります。そうしたなかでも、女性採用を積極的に行ってきたことで、全採用者に占める女性の比率は増加し、管理職への登用比率も上昇しています。
社内ネットワーク
Women at Work Japan
女性社員を支援する取り組みのひとつに、2005年に立ち上げた女性社員の社内ネットワークグループ「WAWJ(Women at Work Japan)」があります。これは女性社員が働き続けるうえでの課題や経験を共有し、互いに成長することを目的としています。
所属や職種が異なる女性の交流や、社内外の講師を招いたセミナー、各種イベント開催など、女性のプロフェッショナル デベロップメントをめざす活動を企画・運営しています。
また、この活動はHPEのダイバーシティ推進の仕組み「ERG (Employee Resource Group)」により支えられています。上級マネージメントからスポンサーやアドバイザーとして支援を得ることができ、会社のツールの利用や勤務時間内の活動が認められています。
くるみん Café
子育てと仕事の両立、介護と仕事の両立、またその支援について考える「くるみん Café」を定期開催しています。
産育休と介護に関する支援制度の説明の他、専門家によるファイナンスや介護に関するセミナーの開催、また、制度案内だけでなく、産育休を経験した女性社員や男性社員がご自身の経験をこれから取得予定の社員に伝える「知って安心産休・育休セミナー」、産育休を取得した社員の上司がノウハウやアイディアを共有する機会を設けています。さらに、春に育休から復職する女性社員がお子さんと一緒に参加する「復職応援ランチ/ティータイム」を毎年開催しています。
社外ネットワーク
女性社員が、更に重要な役割を担うことへのマインドセット及び切磋琢磨できるネットワーキングの構築を目的とした、社外ネットワーキングにも積極的に関わっています。
異業種ビジネスリーダーシップ塾
2007年に各業界のリーディング企業と共に、女性がビジネス成功のキーとなる役割をより担っていく一助になることを狙いとし「Women’s Summit Tokyo 2007」を開催しました。以来、様々な業界の企業と共催で女性の活躍を後押しする機会を継続して設けています。2013年からは「異業種ビジネスリーダーシップ塾」と称して、将来のリーダーとして期待されるミッドキャリアの女性社員を対象に、自分らしいリーダー像を探る、リーダーシップを強化することを目的に年間プログラムを実施しています。
異業種合同女性リーダー研修
上位のリーダーシップポジションを目指している/目指すことを期待されている管理職を対象に、異業種他社で活躍するメンバーと啓発し合えるネットワークになります。講演会やグループディスカッションといった他企業メンバーとの交流を通じて、視野を拡げ、視座を高く持つ機会創出を図っています。
原点は、お客様が笑ってくださると嬉しい自分わくわく感を伝えていきたい
宮田 靖子
Pointnext事業統括 サポートデリバリ―統括本部
総合政策学科卒。2001年入社。当時も女性が働きやすい日本の企業ランキングで上位に位置し、長く働くための制度が充実。結婚・出産・子育てと、ライフステージが変わっても働きやすそうと思ったことも入社動機のひとつに。
制度のおかげで子育てに集中できました
2013年に第1子を、2017年に第2子を出産。産前産後休暇・育児休職制度を利用して、それぞれ1年後、1年8か月後に復職しました。第1子の妊娠がわかったとき、今後の相談をするため上司に報告すると、とても喜んでもらえたことを覚えています。「復職した時に頑張ってくれればいい。休暇中は思いっきり子どもと向き合いなさい」と言われ、そのようにすることができました。
復職後は保育園の迎えなどで時間の制約がある中、周りのフォローのおかげで安心して仕事を続けられています。
モバイルワーク環境の充実で、自宅でもしっかり仕事ができる
休暇中は部全体の情報をメールで共有してもらえました。そして、復職前から職場復帰に向けてメールや電話のやり取りが始まりました。復職後は、夕方に保育園へ子どもを迎えに行けるよう、フレックスタイム勤務制度や育児短縮勤務制度を利用しています。それでも、保育園へ連れて行く担当の夫が早く出社しなければいけなかったり、子どもが熱を出したりすると、会社へ行けないこともあります。そんな時は、フレックスワークプレイス制度を利用し、自宅で仕事をします。PCと携帯電話で仕事ができるモバイルワーク環境が整備されているので、ワークライフ・インテグレーションの充実を実感しています。
自分の仕事の原点を再認識するきっかけに
周りにも子育てをしている社員が増えてきています。HPEには制度があることはもちろん、ちゃんと使えるところに、大きな特長があるからではないでしょうか。なによりも、サービスエンジニアとしてのキャリアを継続できることはうれしいですね。サポートに関わる中で、システムやビジネスのみならず、ご趣味やご家族のことなどお客様といろいろなお話しをする時間も好きです。私の仕事の原点は、お客様が笑ってくださると嬉しい自分。復職するとそんなことを再認識します。
また、休暇中はママ友との交流を通して、世の中にはいろいろな働き方があることを知ることもできました。その中で「ここはもっと効率よくできるのでは」「ここは気配りが必要だな」といった、これまでの自分の働き方のみならず、周囲への働きかけ方について客観的な視点を得ることもできました。職場を一度離れてみるからこそわかる気づきだと思います。
そして、復職した今は、会社におけるタテ・ヨコ・ナナメの関係を強くしていくこと、そのためにもわくわく感を伝え、職場を盛り上げていきたい気持ちがあります。周りに助けてもらっている分、上司や同僚と相談しながら、自分なりにできることを増やしていきたいと考えています。