クラウドネットワーキング

クラウドネットワーキングとは

クラウドネットワークとは、ユーザーとリソースをホストし、クラウドベースのテクノロジーを通じてこの2つが通信できるようにする、ワイドエリアネットワーク (WAN) です。仮想ルーター、ファイアウォールおよびネットワーク管理ソフトウェアで構成されます。

クラウドベースのネットワークでは、すべてのリソースはクラウドにあります。リソースには、ネットワーク管理リソースと物理ハードウェアも含まれます。

クラウドネットワークを通じて運用すると、最大データ通信量に合わせて帯域幅を拡大できるためビジネスニーズに容易に対応できます。リソースをクラウドネットワークに移動することで、グローバルでもオンサイトでも、システムのあらゆるポイントからのトラフィックフローを最適化できます。また、クラウドネットワークでは信頼性の高い接続が確保できるため、レイテンシを短縮し、アプリケーションの可用性をさらに高め、結果として、負荷の高いワークロードを効率的に処理できます。

クラウドネットワーキングを選ぶ理由

ロスのない高速処理および高速データ転送に対応できるコンピューティングソリューションと、データ通信量をリモートから監視、管理できるセキュアな環境を必要とする企業は増える一方です。強固なクラウドネットワークは世界各地に配置された複数のサーバーに接続可能で、ワークロード、トラフィックスピード、アプリケーションの可用性に対するインサイトを、セキュリティ、一貫性、信頼性を確保しながら獲得できます。クラウドネットワーキングに移行する一般的な理由は、リソースを大量に消費するデータ処理に同時アクセスが必要な、多数の仮想デスクトップをサポートするためです。

クラウドネットワークのタイプ

基本的に、クラウドネットワーキングでは、組織は低い費用で、開発を加速し、キャパシティ管理を簡単にできます。企業に適切なクラウドネットワークがどのタイプであるかを決定するには、利用可能な4種類のオプションでの確認が必要です。

パブリック

パブリッククラウドネットワークは、サードパーティにより管理され、サーバー、データベース、アプリケーション、ストレージで構成されるプラットフォームにパブリックアクセスできます。このタイプのクラウドネットワークでは、組織のIT部門は、ピーク容量ロードに対応できるシステムをセットアップ費用を抑えて利用できます。このネットワークは複数レイテンシをカバーするように構成されているため、多数の仮想デスクトップは、ほぼダウンタイムなしで同時にシステムにアクセスできます。

プライベート

 プライベートクラウド ネットワークは、機密データを扱う場合に必要です。プライベートクラウドネットワークでは、対象プラットフォームでオンサイトおよび認証ユーザーのみの限定アクセスを維持することで、最高レベルのセキュリティが確保されています。この場合、ワークロードはシステム内に制限され、ITスタッフはすべてのネットワークユーザー間で一貫した標準と手順を維持できます。さらにプライベートクラウドでは、パブリッククラウドネットワークと異なり、リソースをカスタマイズできます。これは、独自のプロセスやデータを利用する企業にとって魅力的なオプションになります。

ハイブリッド

 ハイブリッドクラウド ネットワークは、パブリックおよびプライベートクラウドネットワーク双方の特徴を組み合わせたもので、プライベートクラウドとパブリッククラウドサービスをつなげて、柔軟な1つのインフラストラクチャとして機能します。ハイブリッドクラウドネットワークがあると、組織は状況の変化に応じて、両方のクラウド間でワークロードを簡単にシフトできます。

コミュニティ

コミュニティネットワークでは、インフラストラクチャを共有することにより、一定数の個人や組織がクラウドコンピューティングソリューションを利用できます。このモデルでは、すべての参加組織やサードパーティ管理のサービスプロバイダーにより、共通でセキュリティを確保し管理できます。

クラウドネットワーキングのメリットは

ワークロードが増大する企業で、クラウドネットワーキングが適切な選択肢になる複数の理由があります。

  • 費用: クラウドネットワークで装置、ストレージ、ソフトウェアにアクセスすることで、これらのリソースのいずれも購入する必要はありません。企業は資本支出を抑えられ、限られた予算を調整する必要はありません。
  • 生産性: トラフィック、ソフトウェア更新およびバックアップがクラウドネットワークで管理されるため、ITスタッフは優先度の高いタスクにさらに時間を割いて注力することができます。スタッフはネットワークを維持、構成する必要がないため、生産性レベルは一般に高まり、管理コストは低く抑えられます。
  • モビリティ: クラウドネットワークで常時接続しているため、場所を問わずインターネットに接続されたどのデバイスからも、ユーザーはデータとアプリケーションに24時間365日アクセスできます。
  • 迅速な拡張: ネットワーキングハードウェアとソフトウェアの設置、構成が必要ないため、ITチームは速やかに容量を追加できます。多くのデータ、ストレージ、アプリケーションをほぼ瞬時にロードします。
  • クイック実装: クラウドネットワーキングプロバイダーは、ネットワーキング装置の構成と設置に対応するため、新しいリソースを速やかに展開できます。
  • ダウンタイムの短縮: クラウドネットワーキングでは、クラウドネットワーキングアプリケーションの更新のプロセス全体はプロバイダーで管理されるため、ITチームは更新のためにシステムを停止する必要はなく、ビジネスプロセスを稼働したままにできます。

クラウドネットワーキングを使用する対象は

クラウドネットワークの使用は増え続けています。Gartner社は、クラウドコンピューティングの採用が増加し、そこからの売上高も2022年12月までには3300億ドルを超えると予測しています。この状況を受けて、クラウドネットワーキングは多くの業種に広がっています。以下にその一例を示します。

  • 銀行と金融業: 銀行はクラウドネットワークを使用し、大量のトランザクションとオンラインローンアプリケーションを処理します。トレーダーはトレーディングプラットフォームをクラウドネットワークにシフトしているため、クライアントは最新の正確な値付けですみやかにトレードを実行できます。
  • 医療: 規制が変わったことで患者データのボリュームが増えています。クラウドネットワーキングは、更新されているバックオフィス要求管理とデータセキュリティに自動で対応できます。エンドツーエンドの患者ケアを提供することは、ドクターの診察室、診断情報、入院、治療、フォローアップからのデータ、つまりクラウドネットワークの容量が必要な大ボリュームの情報を追跡することです。
  • 製造業: 工場労働者は、手動のタスクを反復することがよくあります。これはクラウドネットワークシステムで自動化し処理できます。
  • 小売業: クラウドネットワークを使用すると、小売業の会社は、システムを統合し、迅速な注文配送と大規模な顧客サービスを管理できます。企業によっては、AI搭載の仮想アシスタントを展開し、顧客のよくある質問に回答しています。
  • 運輸業: 車両、積荷、運転者、日程、配送を追跡することは、いつでもどこからでも複数ユーザーがアクセスできるクラウドネットワークに最適な、膨大なデータ要件がある複雑なプロセスです。
  • 政府/行政機関: 都市では、市全域の防犯カメラネットワークを使用して、トラフィックフローと事件を監視することがよくありあます。自治体もクラウドネットワークでホストされた、大容量プログラム、日ごとの数百万件の使用状況データ分析に基づいてインフラストラクチャメンテナンスを展開します。

HPEがクラウドネットワーキングをサポートする方法

HPEはネットワーキング、データストレージ、ソフトウェア、compute as a serviceを提供しています。これにより、ワークロードを最適化し、データを統合するとともにクラウドネットワークを管理して、企業全体でイノベーションを推進できます。

HPE Cloud Network Managerは、複数のHPEクラウド管理ネットワークに対して簡素化した管理機能が利用できるクラウドのSaaSサブスクリプションとして設計されています。これには、無線LAN (WLAN) クラスタに、ローカルとしておくデータトラフィックと全ユーザー制御を自己で編成する、HPEクラウド管理型アクセスポイントが含まれます。このネットワーク管理情報自体は、クラウドのHPE Cloud Network Managerにわたります。つまりこの設計では、データセンターやローカルに設置して維持するマネジメントアプライアンスが必要なく、費用が抑えられます。さらに、自己のネットワークは依然として利用可能です。ローカルに必要なすべての機能があり、WANリンクへの依存がないからです。

HPE GreenLake for Aruba は、Aruba製品と基本サービスを単一の月額制で利用可能にした総合的network as a serviceソリューションです。HPEサービスにより、ライフサイクルの各段階でネットワーク処理を加速でき、as a serviceの成果と財務の柔軟性を獲得します。GreenLake for Arubaにより、自動化ワークフローと他の主要な機能でネットワーク機能を採用し最大化するために必要なアジリティを手にします。また、HPEサービスは拡張性と柔軟性に優れているため、価値実現時間を短縮できます。管理され最適化されたネットワークを月額制で利用することで、効率化できる上に初期資本支出を抑えることができます。