HPE GreenLake for Private Cloud Business Edition at Equinix

  • 1. サービス概要

    1.1. HPE GreenLake for Private Cloud Business Edition at Equinix (以下「本サービス」) は、HPE GreenLake Edge-to-Cloudプラットフォーム (以下「本プラットフォーム」) で提供されるInfrastructure as a serviceの 拡張機能です。これはEquinixのコロケーション施設でデプロイされるセルフマネージドプライベート クラウドソリューションであり、VMからインフラまでの管理を簡素化する統合Webインターフェイスを 備えています。


    1.2. 本サービスには、ハードウェア (HPE ProLiantサーバー、HPE Alletra Storage、オプションのラックとス イッチ)、SaaS (Alletraソフトウェア&サポートSaaS、Private Cloud Business Edition管理コンソール)、ハー ドウェアサポートが含まれます。


    1.3. HPE GreenLake for Private Cloud Business Editionサービス概要書の拡張として、本書ではHPE GreenLake for Private Cloud Business Editionサービス概要書で提供されるサービスと機能の変更について説明します。

  • 2. コアサービス機能

    2.1. 本サービスに関連するコア機能は、HPE GreenLake for Private Cloud Business Editionに関連するコア サービス機能と同じです。

  • 3. オプションサービスの機能

    • 3.1. HPE GreenLake for Private Cloud Business Edition at Equinix
    • 3.1.1. このサービスオプションを利用すると、基盤となるハードウェアをEquinixのコロケーション施設 内にデプロイできます。

    • 3.2. HPE GreenLake for Private Cloud Business Edition at Equinixの機能
    • 3.2.1.1. 世界中にあるコロケーション施設から選択することで、ユーザー所有の施設、IT設備投 資、追加のIT人材への支出が不要になります。
    • 3.2.1.2. データセンターやコロケーションに展開されたシステムを、単一の直感的に使えるクラウ ドベースのユーザーインターフェイスで管理できます。
    • 3.2.1.3. ラック、PDU、トップオブラックスイッチが事前に決定されているため、注文プロセスが簡 素化されます。
    • 3.2.1.4. HPEによるサポートと請求の処理および連絡先が一元化されます。
    • 3.2.1.5. コロケーションプロバイダーが提供する最先端のホスティング設備により、サステナビリ ティ、セキュリティ、レジリエンスを最適化します。
    • 3.2.1.6. 低レイテンシ、高帯域幅で主要CSPに接続します。
  • 4. お客様による選択が必要な機能

    • 4.1. コロケーション施設に関連する市区郡の所在地
    • 4.1.1. 市区郡を選択すると、トップオブラックスイッチ、ラック、PDUオプションが自動的に選択される
    • 4.2. ワークロード要件

    • 4.2.1. オールフラッシュ
    • ジネスクリティカルなストレージによるバックアップ (アプリケーションは対象外)
    • 2GB10GB/秒からの幅広い性能期待値
    • フェイルオーバー時間にある程度余裕のある高度なサイトレプリケーションが望ましい
    • 4.2.2. ハイブリッドフラッシュ
    • 汎用ストレージによるバックアップ (アプリケーションは対象外)
    • 0.3GB2GB/秒からの幅広い性能期待値
    • 4.2.3. 利用可能なTier
    • パフォーマンス
      • 選択したデータ可用性レベルの範囲で最大のパフォーマンスを提供します。
    • バランス
      • 選択したデータ可用性のレベル内で、パフォーマンスと容量のスケーリングのバランス を実現します。
    • バリュー
      • 選択したデータ可用性のレベル内で、最もコストが最適化されたパフォーマンスレベル を実現します。
    • 4.2.4. コミットメントの測定単位
    • ブロックストレージ
    • CPU
    • メモリ
    • 4.3. インターネットコネクティビティとファイアウォールの選択
    • 4.3.1. インターネットの種類と速度、Equinix施設へのファイアウォールターミネーションの オプションアドオン機能の選択
    • 4.4 以下は本サービスの一部として設定可能なアドオン機能です。
    • HPE故障メディア返却不要サービス (DMR)
    • HPE包括的な故障部品返却不要サービス (CDMR)
  • 5. サポート

    • 5.1. 本サービスには、HPE Tech Care Service Essentialサービスレベルのサポートが含まれます。
    • 5.2. 選択したコロケーション施設内でのPCBEの初期セットアップのための展開サービス。
  • 6. 免責事項

    • 6.1. 本サービスには第三者ソフトウェアのライセンスが含まれないため、本サービスに必要な第三者ソフト ウェアのライセンス (VMware vSphereライセンスなど) は、お客様の責任において調達するものとします。
    • 6.2. ラック、PDU、スイッチ:
    • 6.2.1. コロケーションオプションのスイッチ、ラック、PDUは事前に決定される
      • 6.2.1.1. このスイッチは、Private Cloud Business Editionソリューションで利用可能な標準スイッチと して含まれています。

      • 6.2.1.2. ラックと必要なPDUが含まれます。
    • 6.3. 複数の場所へのデリバリを希望される場合は、場所ごとに個別の注文書が必要となります。

  • 7. お客様の責任範囲

    • 7.1. 共有責任モデル

お客様

HPE

プラットフォームへのコネクティビティ、管理、デ ータ/オブジェクトの運用と管理を担当

サービスを提供するインフラストラクチャのセット アップと機能を担当

インターネットコネクティビティ、ファイアウォー ル、Equinix fabricファァブリックへの仮想接続(VC)

デバイスのインストールと有効化

プラットフォームへの接続の維持

お客様のオリエンテーション

ボリュームの作成と管理

ソフトウェア、ファームウェア、ドキュメントのアッ プデートへのアクセス

データのレジリエンスとリモートレプリケーション

EquinixベースのPCBEハードウェアのHサポート

データバックアップ

プラットフォームを通じたプロアクティブなサポー トと運用ガイド

推奨ソフトウェアアップデートとセキュリティパッ チの適用

プラットフォームを通じた運用上の有益な情報と ダッシュボード

データの監視

プロアクティブなキャパシティプランニング

使用可能な合計容量を超える追加容量の注文 を開始

プラットフォームを通じたプロアクティブなインシ デントアラート


プラットフォームを通じてセキュリティインシデント と対応策を連絡


インストール時のテストボリュームの作成


Equinixにあるシステムの維持

Equinixからオプションのアドオンサービスが提供される場合があります。
  • 7.2. システムとデータ
  • 必要なソフトウェアの調達 システムの一部として提供される場合を除き、OS、仮想化ソフトウェア、関連するソフトウェアラ イセンスやサポートの購入およびインストールはお客様の責任となります。
  • インストールの有効化 お客様は本システムの受領から30日以内に、インストール (プラットフォームの接続を含む) を 有効にするために必要な措置を講じる必要があることを承認するものとします。
  • 8. サービスレベル目標

    お客様は以下のサービスレベル目標 (以下「SLO」) から選択することができます。

    • 8.1. パフォーマンス最適化Tier 入出力処理中心、超低遅延ワークロード、帯域消費型のアプリケーションを所定の可用性レベルで 提供するサービス。 SAP HANA、Oracle、Microsoft SQL Server、IBM DB2ベースのアプリケーションで 最も一般的。
    • 8.2. バランス最適化Tier 所定の可用性レベルで、スケーラブルな容量要件とI/Oの影響を受けやすい超低レイテンシのワー クロードのバランスをとるように設計されたサービス。
    • 8.3. バリュー最適化Tier I/Oの影響を受けやすい超低レイテンシのワークロード向けに、所定の可用性レベルでコストを最適 化したサービス。

SLO

オールフラッシュ

ハイブリッドフラッシュ

パフォーマンスTier

最大400K IOPS (読み取り)

最大120K IOPS (読み取り)

最大200K IOPS (混合)

最大120K IOPS (混合)

最大9GB/秒および3GB/秒 (読み取りお よび書き込み)

最大5.0GB/秒および2.0GB/秒 (読み取り および書き込み)

バランスTier

最大200K IOPS (読み取り)

最大65K IOPS (読み取り)

最大100K IOPS (混合)

最大60K IOPS (混合)

最大2GB/秒および2GB/秒 (読み取りお よび書き込み)

最大1.9GB/秒および1.0GB/秒 (読み取り および書き込み)

バリューTier

最大150K IOPS (読み取り)

最大20K IOPS (読み取り)

最大75K IOPS (混合)

最大15K IOPS (混合)

最大4GB/秒および1GB/秒 (読み取りお よび書き込み)

最大1.0GB/秒および0.3GB/秒 (読み取り および書き込み

パフォーマンスサービスレベル目標には、標準的なデータ操作 (UI、インテリジェント自律ストレージ、 ガベージコレクションなど) が含まれます。イベントベースのデータ操作 (レプリケーション、スナップショ ット、hwアップグレードなど) は除きます。

導入される基本デバイスのインフラストラクチャは、指定されたワークロードに対して1msのレイテンシ で指定された合計IOPSを達成するように設計されています。読み込みIOPS:100%、8k。

混合IOPS:読み込み50%、書き込み50%、8k。

スループット:256kシーケンシャル

  • 9. サービスレベルアグリーメント

  • 10. サービスレベルアグリーメントのお客様の責任範囲

    HPEの可用性コミットメントは、本サービスを使用する各アカウントに個別に適用されます。データ可用性 サービスレベル契約の条件:

    • 10.1. お客様の責任範囲
    • Data Services Cloud ConsoleおよびHPE Infosightを含むプラットフォームへの接続性を確保する こと。デバイスが接続されておらず、HPEにデータを送り返していない状態で発生した障害は 本サービスレベル契約の対象外となります。
    • HPEのすべての重要なソフトウェアアップデートと推奨ソフトウェアアップデート (パッチ) を10日 以内に適用し、HPE Alletra OSリリースを通知から30日以内に適用すること。
    • HPE GreenLake for Block Storageのオンプレミス機器またはその他のお客様の機器に関連する 技術的な問題のうち、HPEが予防的に提起した問題を30日以内に解決すること。

    10.2. 対象となる障害が予期せず発生した場合:

    • HPEから事前に指摘を受けなかった場合、お客様は7日以内にHPEに対してサポートケースを 開く必要があります。
    • 情報 (ログエントリー) の不足、または根本原因の特定に必要な機器、部品、コンポーネント、 その他のデバイス (コロケーション施設内の機器の外側) を復旧できなかったことによりHPEが 障害の根本原因を特定できない場合、関連する予定外の障害は、本サービスレベルアグリー メントに基づく修復の対象とならない場合があります。

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