HPE DevOps概要
At a glance | |
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スケジュールと申し込み | 本コースは定期開催はございません。 |
コースコード | H9P61S |
日数(開始時間~終了時間) | 1日間 (10:00~18:00) |
実施方法 | ・クラスルーム (本社) |
受講料 | 別途お見積もり |
コースの概要
DevOpsの概要を理解する教養講座です。DevOpsの概念、利点、潜在的な懸念事項などをわかりやすく解説します。DevOpsに関わる人材やプロセス、技術的な側面にも触れ、DevOps導入のための手順を紹介します。
DevOps関連用語を網羅した、ベンダーに依存しない研修です。
DevOpsとは)
DevOpsとは何かといった決まった定義はありません。
強いて言えば、急速に変化する市場ニーズに機敏に反応し、短期間でソリューションを提供するためのカルチャーやプラクティスと言えます。
Webやモバイルなど変化の激しい市場では、短期間で顧客ニーズを満たす機能を提供し続けない限り生き延びることはできません。従来のウォータフォール型開発では価値実現までに時間がかかり、出来上がる頃には顧客ニーズは変わってしまっています。役に立つ機能は僅かしか残っていないという事も珍しくなく、コストやリスクは大きく、失敗した時のインパクトは甚大です。これに対し、アジャイル型開発では顧客が求める機能の中から優先順位の高いものを選んで短期間で開発します。
短いサイクルでこれを繰り返すことでニーズの変化に柔軟に対応できます。顧客は欲しい機能をすぐに手に入れることができ、競争力を強化できます。
しかし、ITサービスは安定稼働しなければいけません。ビジネスに必要なのはアプリケーションの機能だけではなく、非機能(可用性、性能、セキュリティなど)も不可欠です。
変化は安定を妨げるものとして、運用の現場では疎まれる傾向にあります。その一方で、開発は運用の現場を理解していないことが多く、非機能要件は軽んじられがちです。
この壁を乗り越え、開発(Dev)と運用(Ops)が緊密に連携しない限り、変革と安定は両立しません。
顧客ニーズを満たす高品質で迅速な変革サイクルを実現するためには様々な工夫が必要です。その工夫の全てを一言で表す便利な言葉が、DevOpsです。
前提知識
- 基礎的なITコンピューター環境の知識と経験
主な対象者
- 上級ITマネジメント、IT開発スタッフ、IT運用スタッフ、IT責任者、経営者、ビジネスプロセスの責任者
- DevOpsがITの成功にどのように貢献できるかを理解したい方
- DevOpsを採用した組織で、より効果的な運用を求められるITプロフェショナル
コースの目的
このコースを修了すると以下の知識が習得できます。:
- 開発と運用の組織が分離していることの問題点およびビジネス上の悪影響
- DevOpsのITとビジネスに対する利点
- ITIL®やAgile、カンバンなどの既存の概念をDevOpsがどのように活用するか
- 継続的統合、継続的テスト、継続的開発のDevOpsにおける役割
- DevOpsに関わる組織の課題を理解して、DevOpsに最適な組織をデザインする
- どのようにDevOpsを開始するか
コースの説明
このコースでは以下のトピックを扱います: (内容は変更となる場合がございます)
- ITサービスにおける課題
- 従来の変更管理とリリース管理
- DevOpsに関わる数々の概念
- ALM
- Agileとスクラム
- リーンIT
- トヨタ・カンバン方式
- 継続的統合/テスト/デリバリ
- コードとしてのインフラ
- その他
- 4つのPとDevOps
- メトリクスと振る舞い
- DevOpsのメリットと課題
- DevOpsに必要な組織
- Bi-model, tri-model, multi-model
- DevOpsとITILの関係
- DevOpsの始め方
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