ハイパーコンバージド インフラストラクチャ (HCI) ソリューション
企業はITに今まで以上の対障害性、迅速性、ワークロード集約を求め、活用することでイノベーションや市場投入までの時間を短縮しようとしています。HPEが提供するインテリジェントなハイパーコンバージド インフラストラクチャなら、これらすべてを実現できます。
HCI 2.0の紹介: 次世代のHCI
HCIは、一元管理、VM中心の運用、高い可用性、優れたパフォーマンス、柔軟な拡張というHCIのエクスペリエンスを提供する新しいアーキテクチャーを備えた、HCI 2.0へと進化しました。これにより、組織は運用を簡素化してアジリティを高めながら、アプリケーションを常に高速で、かつ最高の経済性で常時稼働させることができます。
またHPE Alletra dHCIにより、コンピュートとストレージを個別に拡張できる柔軟なプラットフォームでコンバージドアーキテクチャーとハイパーコンバージドアーキテクチャーのメリットを得られます。
エッジに対応
エッジやROBOのユースケースに最適なアーキテクチャーがさまざまなメリットをもたらします。インテリジェントによるシンプルなハイパーコンバージド インフラストラクチャのため、エッジでのコストを大幅に低下できます。実際に、ESG社のアナリストはリモートおよびブランチオフィスのサイト数が増加する中で、55%ものコストが削減されていることを確認しました。
HPEのソリューションなら、エッジに最適化された2ノードのHAクラスターで優れた耐障害性、パフォーマンス、効率を実現できるため、可用性の面で一切妥協する必要がないうえ、エッジに最適化されたオールインワンスタックのHCIソリューションですべてがインテリジェントに簡素化されます。
今までのハイパーコンバージドを
HPE InfoSightの予測インテリジェンスを活用し、非常に要求の厳しいワークロードも実行できるHPEのハイパーコンバージドソリューションは、HCIの在り方を再定義します。自己管理、自己最適化、自己修復を行うAI主導のHCIが、環境全体にハイパーコンバージドのシンプルさ、効率、経済性をもたらします。
インテリジェンスにアップグレード
きわめて効率が高く、迅速な展開と拡張が可能なHPEのハイパーコンバージド インフラストラクチャ (HCI) 2.0ソリューションなら、運用を合理化してワークロードを統合し、データを保護しながら、あらゆるアプリケーションを実行できます。データセンターからエッジ、クラウドまでのビジネスを推進するために、HPE SimpliVityとHPE Alletra dHCIを活用してインテリジェントなハイパフォーマンスソリューションに移行した組織の事例をご覧ください。
IT運用を合理化
今では、どのような規模の組織もHCIに移行することでメリットを得られます。まったく異なるプラットフォームを実行する複数のサイトがあったとしても、複雑なキャンパスサイトが1つだけだったとしても、IT部門が苦労することに変わりはありませんが、コアからエッジまでをカバーする共通のハイパーコンバージド インフラストラクチャにより、管理、サポート、展開、データ保護を適切な状態に保つことができます。
お客様事例
ハイパーコンバージド インフラストラクチャ (HCI) ソリューション
ISV ハイパーコンバージドインフラストラクチャ (HCI) ソリューション
HCIを導入
ハイパーコンバージド インフラストラクチャのFAQ
ハイパーコンバージド インフラストラクチャとは
ハイパーコンバージド インフラストラクチャ (ハイパーコンバージェンス インフラストラクチャ) は、ストレージ、コンピューティング、およびネットワーキングを単一のシステムに統合することにより、データセンターを簡素化して運用を合理化するITフレームワークと定義されます。
ハイパーコンバージド インフラストラクチャの仕組み
ハイパーコンバージド ソフトウェア デファインド インフラストラクチャは、コンピュート、ストレージ、ネットワーキング、ハイパーバイザーを含む、従来のハードウェアスタックのすべての要素を仮想化するものであり、1つのソフトウェアで一元管理されます。
一般的なHCIシステムは、仮想化コンピューティング向けのハイパーバイザーとソフトウェア デファインド ネットワーク (SDN) のコンポーネントで構成されており、こうしたリソースは、仮想マシンでビジネスアプリケーションを実行するのに必要な適切なレベルの容量、パフォーマンス、保護機能を提供するために動的にバランスを調整したり割り当てたりできるプールに統合されます。
ハイパーコンバージド インフラストラクチャのメリット
ハイパーコンバージド インフラストラクチャのハイパーコンバージドシステムを導入すれば、複雑なインフラストラクチャのシームレスな管理、仮想化ワークロードの高速化、複雑性の低減、運用の効率化、およびコストの削減が可能になります。ハイパーコンバージェンスは、仮想化ワークロードに必要な信頼性、可用性、パフォーマンス、および容量を提供するとともに、将来性を考慮したITインフラストラクチャを構築して総所有コスト (TCO) を削減します。
ハイパーコンバージド インフラストラクチャには、次のようなメリットがあります。
- 単一のインターフェイスで仮想環境を一元管理できます
- データ保護、ディザスタリカバリ、および耐障害性を実現します
- データ効率を向上させる高度なデータサービスが含まれます
- 取得、展開、サポート、および管理を合理化します
コンバージドインフラストラクチャとハイパーコンバージド インフラストラクチャの違い
アーキテクチャーの簡素化に貢献してきたハイパーコンバージド インフラストラクチャとコンバージドインフラストラクチャはどちらも、データセンターのメインコンポーネント (ストレージ、コンピュート、ネットワーキング) を統合して管理のエクスペリエンスを簡素化します。ハイパーコンバージドシステムはソフトウェアでこうした簡素化を実現するためハードウェアに依存しませんが、コンバージドソリューションはハードウェアに依存します。
2つのテクノロジーの主な違いとしては、まずコンバージドインフラストラクチャでは、各コンポーネントが分離され、それぞれを本来の目的で使用できるため、ストレージを分離して個別に機能するストレージとして使用できるのと同じように、サーバーを分離してそれぞれを1台のサーバーとして使用することが可能です。一方、ハイパーコンバージド インフラストラクチャでは、アーキテクチャーがソフトウェアで定義されるため、すべてのコンポーネントが緊密に統合されており、個別の要素に分けることができません。
もう1つの主な違いは、ストレージの処理方法にあります。コンバージドアーキテクチャーでは、ストレージが直接物理サーバーに接続されますが、ハイパーコンバージド インフラストラクチャには、各ノードでサービスとして実行されるストレージコントローラー機能が搭載されているため、拡張性と耐障害性が向上します。なおどちらのテクノロジーでも、アプリケーションのパフォーマンスを向上させるために一般的にフラッシュストレージが使用されます。
ハイパーコンバージド インフラストラクチャの活用方法
HCIには、次のような数多くのユースケースがあります。
- データセンターコンソリデーション/混合ワークロード - データセンターの設置面積を減らしてTCOを削減するとともに、終わりのないアップデートと入れ替えのサイクルから脱却したいと考えているお客様にとっては、HCIによるデータの統合が最適な選択肢となります。1つに統合されたソリューションでは、データセンター統合のイニシアチブが簡素化されるうえ、継続的な運用に伴うコストと複雑な作業が削減されます。
- エッジ - マルチサイトのリモート拠点では、アプリケーションとデータが増加しており、管理と保護のエクスペリエンスの簡素化が必要とされています。HCIは、コンパクトなオールインワンシステムで基本的に小規模なデータセンターを運用するのに必要な機能を企業に提供するため、こうした環境に最適なソリューションです。
- ビジネスクリティカルアプリケーション - HCIは、従来のインフラストラクチャに比べて、ビジネスクリティカルなアプリケーションをより高速に実行し、簡単に管理できます。パフォーマンスとデータ効率に優れ、スムーズに拡張できるHCIは、ビジネスクリティカルなアプリケーションの運用に最適です。
- 仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)組織が物理デスクトップから仮想デスクトップに移行する場合、仮想デスクトップは物理デスクトップと同様に機能することが前提となっています。VDI環境には、超高速のアプリケーションプロビジョニングや需要のピーク時に予測可能なパフォーマンスなど、いくつかの重要な機能が必要ですが、優れたHCIソリューションの大きなメリットは、こうした機能を備えているだけでなく、ハードウェアで提供できるデスクトップが多いうえ、パフォーマンスの高いグラフィックスをサポートしたり、データ保護を強化したり、耐障害性を高めたり、管理を簡素化したり、拡張性を向上させたりすることが可能な点にあります。
- コンテナ - コンテナとマイクロサービスは、アプリケーション開発 (特に最新のクラウドネイティブアプリケーション) における新たな標準となっています。このような新しいアプリケーション開発アーキテクチャーでは、変革を推進するのに必要なスピード、シンプルさ、および有益な情報が得られる、HCIのような最新のインフラストラクチャのアプローチが求められます。