サーバーストレージオプション
HDD SSD NVMe
HPEのストレージオプションによってサーバーのパフォーマンスと信頼性が向上し、要求の厳しいアプリケーションワークロードに対応できます。
サーバーストレージドライブ
ハードディスクドライブ
HPE ProLiant、 Storage用ハードディスクドライブを性能、信頼性などの違いにより、エントリー(Entry)、ミッドライン(Business Critical)、エンタープライズ(Mission Critical)の3つカテゴリに分類しています。またそれぞれ容量や取り付け方法(ホットプラグ可否)、インターフェイス(SAS/SATA)の違いなどにより各種モデルを取り揃えています。
クラス | エントリー | ミッドライン | エンタープライズ | ||
---|---|---|---|---|---|
スタンダード | ヘリウム*1 | 10000rpm | 15000rpm | ||
アクセス頻度 | 低 | 中 | 高 | ||
用途 | ・ブート用 | ・大容量が必要とされるバックアップ、アーカイブ用 | ・常時稼動する高負荷システム用 | ||
・バックアップ用 | ・Webサーバー、トランザクションの多いデータベース、メールサーバー用 | ||||
インターフェイス | ノンホットプラグ 6Gb SATA | 12Gb SAS | 12Gb SAS | ||
6Gb SATA | |||||
フォーマット | 512e | 512n | 512n | ||
512e | 512e | ||||
回転数 | 5900/7200krpm | 7200krpm | 7200krpm | 10000rpm | 15000rpm |
容量 | ~4TB | ~20TB | ~2.4TB | ~900GB | |
年間、データ書込み量の目安 | ~55TB/yr | ~550TB/yr | 550TB/yr~ | ||
通電時間(Power on hours) | 8時間x5日/週 | 24時間x7日/週 | 24時間x7日/週 | ||
コスト | 低 | 中 | 高 | ||
保証期間 | 1年間 | 1年間 | 3年間 |
*1 ヘリウムガスを利用することで、ディスク内の乱流を少なくさせるため、静音性、低消費電力、さらに湿気、埃、他の混入物を除外するため、故障率を下げ、ドライブの平均寿命を長くさせる高耐久性を実現します。
エントリー向けハードディスクドライブ
ベーシックな信頼性とパフォーマンスを備え、もっとも低価格で提供することを目的とした製品です。ミッションクリティカルではなく、エントリーサーバーのOS起動や小規模ファイル共有などに適しています。
ミッドライン向けハードディスクドライブ
ディスクの回転速度を抑える代わりにディスク1枚あたりの記録密度を高めた大容量化に特化した製品です。主にデータバックアップ、アーカイブなどにご利用ください。デュアルポート対応の7200rpmのSASドライブは、Midline SAS(MDL SAS)とも呼ばれ、外部ストレージのコントローラー、信号経路を二重化するデュアルドメインが実現可能です。ミッションクリティカルな用途にはご利用いただけませんが、大容量で安価なストレージは必要だがいざという時の冗長性は確保したいといった用途には最適なソリューションです。
エンタープライズ向けハードディスクドライブ
もっとも要求の厳しい環境下での利用を想定し、最大限の信頼性、パフォーマンス、拡張性を提供することを目的とした製品です。ディスクをより高速で回転させるとランダムアクセス性能は向上する代わりに発熱や振動による影響が懸念されます。しかし、エンタープライズ環境向けのハードディスクドライブは高度な振動対策などが施され、ミッドライン向けハードディスクドライブの2倍ほど回転速度でありながら、より高い信頼性を維持しています。大規模データベースのようなミッションクリティカルな用途や休みなくデータの入出力がある高いワークロード環境に適用できる唯一のドライブです。
※ハードディスクの製品詳細については、英語版の資料へリンクします。なお、一部の製品については日本で取り扱いのない場合がございますので予めご了承ください。
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SATAインターフェイスとSASインターフェイスの違い
SATA、SASは本来信号インターフェイスの違いであり、機械的な部品としての信頼性に直接影響するものではありません。しかし、下表のような特徴があることから一般に、高性能・高信頼性が要求されるサーバー用途にはSASインターフェイスを採用した「SASハードドライブ」が、高い性能や信頼性よりも低価格であることを重視する用途にはSATAインターフェイスを採用した「SATAハードドライブ」が使用されています。
1台のサーバー上で複数のOSを稼働させる仮想化環境ではハードドライブにも同時に多数のアクセスが発生します、仮想化環境の構築にはSASインターフェイス製品をお選びください。
SATAインターフェイス
SASインターフェイス
特徴
一度にひとりのユーザーからアクセスする程度の環境を想定し「低価格」で提供することを重視したシンプルな機構
多数のドライブを接続、複数のユーザー、複数のサーバーからの利用や高い負荷での運用を想定し「性能、信頼性」を重視した設計
最大スループット
SATA-3: 600MB/s (6Gb/s)
SAS-2: 600MB/s (6Gb/s)
SAS-3: 1,200MB/s (12Gb/s)通信形式
半二重
・送信と受信を短時間に切り替えながらおこなう(シングルユーザーには十分)全二重
・送信と受信を同時に実行できる(マルチユーザー環境、仮想化環境に有利)コマンドセット
ATA
・物理的に接続された相手に一方的にデータを送るSCSI
・接続された相手の状態を確認しながら正確にデータを送る最大ケーブル長
1m
10m
コネクター
シングルポート
・冗長パス構成は不可
シングルポートまたはデュアルポート
・デュアルポートは外部ストレージでの利用時、冗長パス構成が可能対応ドライブ
SATAコントローラーにはSATAドライブのみ接続可能
SASコントローラーには、SATAおよびSASドライブを接続可能(混在可)
HPE SSD製品 ポートフォリオ
HPEのSSDは、さまざまなニーズのワークロードや信頼性に対応できるようラインアップしており、最適なものをご選択いただけます。
- NVMe – High Performance
- NVMe Mainstreamより性能が高い
- 高速読み込みに特化したモデル
- 大容量ドライブあり
- NVMe – Mainstream
- 低消費電力で比較的安価なモデル
- SAS/SATAに比べて高性能
- SAS
- 価格、容量、読み書きのバランスを重視したモデル
- 大容量
- Value SAS
- SATAの 2倍の IO帯域をもつモデル
- SAS SSDよりも低価格
- SATA
- 読み込みを重視したモデル
- 低価格
- SATA VRO
- HDDに代わるエントリーモデル
- 読み込み速度重視
- 低価格
種類 | Very Read Optimized (VRO) | Read Intensive (RI) | Mixed-Use (MU) |
---|---|---|---|
特徴 | 低価格で読み込みを重視するワークロード、アプリケーション向けモデル | 価格重視のエントリーモデル | 価格と性能のバランスに優れた大容量スタンダードモデル |
性能 | 読み込み重視 | 読み書き両方の高速化 | |
おすすめの使用環境 | AI、リアルタイム分析などのワークロードでHDDの代わりに適した製品 | システムディスク、OSブート用として | データベース、ファイルサーバーなどのデータ領域用 |
書き込み耐久性 | 0.3~0.8DWPD | 1DWPD以下 | 1DWPD以上~10DWPD未満 |
保証 | 3年または保証使用量に達したときのいずれか早い方 |
6G SATA MV SSD
6G SATA SSDの製品ラインナップに、複数の製造元(Multi Vendor)より供給されるMV SSDを用意しています。MV SSD製品は、単一の製造元から供給される従来のSSD製品と比較して、安定した供給と長い販売期間でのご提供が可能です。複数の製造元から供給されるため、製造元によって性能に差異がございます。そのため、製造元から供給される各SSDパーツの“最小”性能(IOPS、DWPD)と“最大”消費電力を本製品の仕様とします。詳細は下記の“各SSDモデルの詳細”からご確認ください。なお、以下をお求めの場合は、MVモデルではないSSD製品(単一の製造元から供給されます)の購入をご検討ください。
・単一の製造元のSSD製品をご希望(MVモデルは複数の製造元からの供給のため、同一案件でも製造元が混在する可能性があります)
・同レベルの性能のSSDを複数台ご希望
フラッシュメディアドライブ
OS起動データ冗長化機能などを備えるSD/MicroSD/USBドライブフラッシュメディアキット
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