OpenVMS インフォメーション
OpenVMS トピックスおよびHPEとVSIのパートナーシップによるOpenVMS の最新リリース情報をご案内いたします。
OpenVMS トピックス
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OpenVMS製品の販売について - 2019年9月
HPEでのOpenVMS製品の販売終了について(日本を除く)
HPEでは2014年よりVSI社開発のOpenVMS製品のOEM販売を行ってまいりましたが、これらのOEM製品のHPEからの販売は2019年6月30日で終了しました。
OpenVMS製品については開発元のVSI社で引き続き販売されますので、今後のOpenVMS製品の購入についてはVSI社にお問い合わせください。日本での販売終了について
日本でもHPEからの販売は2019年9月30日で終了となります。(日本語製品、レイヤードライセンスを含みます。) VSI社で引き続き販売されますので、今後の購入についてはVSI社にお問い合わせください。 -
OpenVMS 新元号対応について - 2019年4月
アナウンス - 2019年4月24日
日本では2019年5月1日に改元が行われる予定です。
これに伴うOpenVMS製品への影響についてお知らせいたします。
OpenVMS OSの管理している時刻情報は VMS時刻(修正ユリウス日1858年11月17日からの100ナノ秒単位の経過)であり、元号の変更はOSの動作に影響いたしません。 また日本語で日時を表示している場合でも、西暦表示(「2019年」等)であればご利用に影響はありません。
OpenVMS OSでは、下記の機能において、元号を使用した時刻表示をサポートしております。
・標準Cライブラリ (CRTL) の日本語ロケール機能
・日本語ライブラリ関数利用による日時表示
また、OpenVMS Javaをインストールした場合、以下の機能で元号がサポートされます。
・Java標準API
【対象範囲】
OpenVMS上で元号(和暦表示:例えば「平成31年」)をご利用のお客様
【対象ソフトウェア】
HPE OpenVMS OS V8.4
VSI OpenVMS OS V8.4-2, V8.4-2L1
OpenVMS Java対応
新元号に対応した更新が必要となります。
(適用されない場合:5月以降も「平成31年」のままの表示となります)
VSI OpenVMS OSの機能で新元号をご利用の場合
4月中にリリース予定の新元号対応パッチ(VMSI18N842L1I_JA-V0100およびJVMS842I_ECO-V0100)の適用が必要となります。
HPE OpenVMS OSの機能で新元号をご利用の場合
4月中にリリース予定の新元号対応パッチ(VMSI18N84I_JA-V0100およびJVMS84I_ECO-V0500)の適用が必要となります。
OpenVMS Javaをご利用の場合
新しいJavaのUpdateの適用が必要になります。リリース予定は今後アナウンスいたします。お問い合わせ
製品に関する詳細情報につきましては、HPEサポートセンター、またはVSI社にお問い合わせください。
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OpenVMS Integrity のシステムブート時にシステム時間の入力プロンプトが表示される現象について - 2013年2月
ブート時に入力プロンプトが表示されユーザー操作が必要になる問題
オペレーティングシステムの SYS$BASE_IMAGE が現在から 5 年以上前にビルドされている場合、 OpenVMS Integrity のブートあるいはリブート時に日付と時間の入力を促すプロンプトが表示され、 システムコンソールでユーザー操作が必要になる場合があります。
プロンプトの表示例:
.
.
.HP OpenVMS Industry Standard 64 Operating System, Version V8.3-1H1
Copyright 1976-2009 Hewlett-Packard Development Company, L.P.%DECnet-I-LOADED, network base image loaded, version = 05.16.01
%SMP-I-CPUTRN, CPU #1 has joined the active set.
%SMP-I-CPUTRN, CPU #3 has joined the active set.
%SMP-I-CPUTRN, CPU #2 has joined the active set.
Please enter date and time (DD-MMM-YYYY HH:MM)このプロンプトが表示された場合は、DD-MMM-YYYY HH:MM の形式で現在の日時を入力してください。
たとえば、現在の日時が 2013年2月14日の場合は、次のように入力します。
Please enter date and time (DD-MMM-YYYY HH:MM) 14-FEB-2013 10:00
この現象 (ブート時のプロンプトの表示) は、システム時間を確認する手段の 1 つとして、 オペレーティングシステムが SYS$LOADABLE_IMAGES:SYS$BASE_IMAGE.EXE にハードコードされている日時を利用しているため発生します。
解決方法 (プロンプト表示の回避)
この現象が発生する時期はご使用のOSバージョンおよび適用されているパッチレベルによって異なりますが、 下記の表に示すパッチキットあるいはアップデートキットをインストールすることにより、 ブートあるいはリブート時にプロンプトが表示されなくなります。各OSバージョンごとの現象発生時期と解決方法(OpenVMS バージョン現象発生の時期と解決方法)
OpenVMS Integrity V8.4
発生時期:
2014年12月31日まではこの現象は発生しません。
解決方法:
VMS84I_UPDATE-V0600 以降のキットでシステムをアップグレードすると、 この現象は発生しません。OpenVMS Integrity V8.3-1H1
発生時期:
パッチキットまたはアップデートキットが全くインストールされていないシステムでは、 2011年12月31日を過ぎるとこの現象が発生します。
解決方法:
VMS831H1I_SYS-V1600 あるいは VMS831H1I_UPDATE-V1200 以降のキットでシステムをアップグレードすると、 この現象は発生しません。OpenVMS Integrity V8.3
発生時期:
パッチキットまたはアップデートキットが全くインストールされていないシステムでは、 2010年12月31日を過ぎると現象が発生します。
解決方法:
VMS83I_SYS-V1900 あるいは VMS83I_UPDATE-V1600 以降のキットで システムをアップグレードすると、 この現象は発生しません。現象が発生する時期の詳細
ご使用のシステムに OpenVMS パッチキットあるいはアップデートキットがインストールされている場合、 SYS$BASE_IMAGE が新しいイメージに置き換えられ、 この結果、出荷時の SYS$BASE_IMAGE とはハードコードされている日時が異なる場合があります。 この場合、ご使用のシステムの SYS$BASE_IMAGE にハードコードされている日時に依存して現象の発生時期が決まります。以下の表に、 システムにインストールされているパッチレベルごとに、現象が発生する時期を示しています。表:インストールされているパッチキットおよびアップデートキットとプロンプト表示時期の詳細
OSバージョン 適用済のパッチあるいはアップデートキット ブート時にプロンプトが表示される時期 単独パッチ 累積アップデートキット V8.4 出荷状態、あるいは下記のパッチが適用されていないシステム 31-DEC-2014 00:00:00.00 UPDATE-V0200
UPDATE-V0300
UPDATE-V0400
UPDATE-V0500UPDATE-V0600 以降 プロンプトは表示されない V8.3-1H1 出荷状態、あるいは下記のパッチが適用されていないシステム 31-DEC-2011 00:00:00.00 RMS-V0200
SYS-V0300UPDATE-V0200
UPDATE-V0300
UPDATE-V0400
UPDATE-V0500
UPDATE-V060030-DEC-2012 00:00:00.00 SYS-V0500
SYS-V0600
SYS-V0700
SYS-V0800
SYS-V0900UPDATE-V0700
UPDATE-V080031-DEC-2013 00:00:00.00 SYS_MUP-V1100
SYS-V1200UPDATE-V0900
UPDATE-V100031-DEC-2014 00:00:00.00 SYS-V1400 UPDATE-V1100 31-DEC-2015 00:00:00.00 SYS-V1600 UPDATE-V1200 以降 プロンプトは表示されない V8.3 出荷状態、あるいは下記のパッチが適用されていないシステム 31-DEC-2010 00:00:00.00 SYS-V0200
SYS-V0300UPDATE-V0400 31-DEC-2011 00:00:00.00 SYS-V1000
SYS-V1100
SYS-V1200
SYS-V1300UPDATE-V1100 31-DEC-2013 00:00:00.00 SYS-V1500
SYS_MUP-V1400UPDATE-V1300 31-DEC-2014 00:00:00.00 SYS-V1700
SYS-V1800UPDATE-V1500 31-DEC-2015 00:00:00.00 SYS-V1900 UPDATE-V1600 以降 プロンプトは表示されない V8.2-1 出荷状態、あるいは下記のパッチが適用されていないシステム 31-DEC-2009 00:00:00.00 SYS-V0400
SYS-V0500UPDATE-V0800
UPDATE-V0900
UPDATE-V1000
UPDATE-V1100
UPDATE-V1200
UPDATE-V1300
UPDATE-V140031-DEC-2011 00:00:00.00 SYS-V1000 UPDATE-V1500
UPDATE-V160031-DEC-2013 00:00:00.00 SYS_MUP-V1100 31-DEC-2014 00:00:00.00 インストールされているパッチレベルの確認方法
ご使用のシステムにインストールされているパッチキットは、 下記のコマンドで確認できます。
(コマンドの実行には SYSLCK 特権が必要です)$ product show history vms*
たとえば、OpenVMS V8.1-1H1 のシステムに UPDATE-V0200 のキットがインストールされている場合、
上記のコマンドを実行すると以下のように表示されます。----------------------------------- ----------- ----------- --------------------
PRODUCT KIT TYPE OPERATION DATE AND TIME
----------------------------------- ----------- ----------- --------------------
HP I64VMS VMS831H1I_UPDATE V2.0 Patch Install 02-AUG-2009 13:50:14
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米国におけるサマータイムの変更について - 2006年3月
米国サマータイム (DST: Daylight Saving Time) の変更と OpenVMS での対応について
2005年エネルギー政策法 (Energy Policy Act of 2005) の成立により、 米国では 2007年よりサマータイム(DST: Daylight Savings Time) の期間が変更されます。 この変更に伴い、米国のタイムゾーンで運用されているシステムは、影響を受ける可能性があります。2007年の米国サマータイム(DST: Daylight Saving Time)の変更内容:
2006
米国 DST 開始日/米国 DST 終了日
4月の第1日曜日/10月の最終日曜日
2006年4月2日/2006年10月29日2007
米国 DST 開始日/米国 DST 終了日
3月の第2日曜日/11月の第1日曜日
2007年3月11日/2007年11月4日さらに、インディアナ州のいくつかの地域で、2006年に米国東部標準時から米国中部標準時にタイムゾーンが変更されています。DST の変更で影響を受けるシステム
以下のような場合は、今回の DST の変更で影響を受ける可能性があります:
米国、カナダ、バミューダでコンピュータ・システムを稼動させている場合、特に、スケジューリングやタイムスタンプなど、時間に関係する機能をアプリケーションで持っている場合は影響を受けます。
米国、カナダ、バミューダ以外で稼動しているシステムであっても、 新しい DST のもとで稼動するコンピューター・システムと相互に通信を行うシステムは影響を受けます。OpenVMS での対応
次の表に示すように、タイムゾーン変更のための各 OpenVMS バージョン用のパッチキットが提供されています (これらのすべてパッチキットには、カナダのすべてのタイムゾーンをサポートするための修正も含まれています)。OpenVMS バージョン・パッチキット:
OpenVMS VAX V6.2
VAXTZ01_062.A-DCX_VAXEXE(下記の注意1を参照)
OpenVMS VAX V7.3
VAXTZ02_073(下記の注意1を参照)
OpenVMS Alpha V6.2
ALPTZ01_062.A-DCX_AXPEXE(下記の注意1を参照)
OpenVMS Alpha V7.3-2
VMS732_TZ-V0300
OpenVMS Alpha V8.2
VMS82A_TZ-V0200
OpenVMS Alpha V8.3
VMS83A_TZ-V0100
OpenVMS for HPE Integrity servers V8.2
VMS82I_TZ-V0200
OpenVMS for HPE Integrity servers V8.2-1
VMS821I_TZ-V0200
OpenVMS for HPE Integrity servers V8.3
VMS831I_TZ-V0100(下記の注意2を参照)注意1: VAX 版および Alpha 版の V6.2 システムに関しては、このパッチは DECnet/OSI (DECnet Phase V) を使用している場合のみ必要になります。 V6.2 よりも新しいシステムは、DECnet のバージョンに関係なく、また DECnet を使用していなくても、パッチを適用してください。
注意2: OpenVMS V8.3 には、2006年3月時点の tzdata2006b にもとづいたタイムゾーン情報が反映されています。 これには、カナダのタイムゾーンのうち、山岳部標準時および太平洋標準時のタイムゾーン情報が含まれていません。 V8.3 におけるカナダの山岳部標準時および太平洋標準時のタイムゾーンのサポートは、 上記の V8.3 用のパッチキットで提供されます。
これらのパッチキットは、パッチ管理(HPEサポートセンター)から入手できます。
VMS V5.5-2 の場合は、システム時間を手動で変更する必要があります。システムの時間を変更するための別の方法
パッチによる修正の他に、 OpenVMS V7.3-1 以降のシステムでは、タイムゾーン・ファイルを処理する SYS$MANAGER:UTC$TIME_SETUP.COM を使用して, システム管理者がシステム時間とタイムゾーンを設定することが可能です。手動による時間の調整方法については、SYS$EXAMPLES に用意されている DAYLIGHT_SAVINGS.COM も参照してください。 -
OpenVMSおよびTru64 UNIXシステム上でのJCE 1.2.1の7月28日証明書期限切れの影響への推奨対応策について - 2005年7月
2005年7月14日、サン・マイクロシステムズ(以下、Sun)は、オフィシャル・サイトにて、Sunの提供する暗号化モジュール「Java Cryptography Extension(JCE) 1.2.1」内で使用されている証明書が、2005年7月28日 6時43分(日本標準時) に期限切れとなることを公表し、この問題に対する注意事項を発表しています。
(JVN参照情報JVN93926203)
JCE 1.2.1内で使用されている証明書に期限切れが生じた場合、JCE1.2.1を呼び出すコードは、以下のようなメッセージと共に、正常に動作しなくなる可能性があります。
証明書期限切れを表すエラー・メッセージ
[xxxxxx@xxxxxx] 258 >java BlowfishKey
Exception in thread "main" java.lang.ExceptionInInitializerError:
java.lang.SecurityException: Cannot set up certs for trusted CAs
at javax.crypto.b.([DashoPro-V1.2-120198])
at javax.crypto.KeyGenerator.getInstance([DashoPro-V1.2-120198])
本問題の影響を受ける可能性があるケース
OpenVMS および Tru64 UNIX 用に提供している SDK/RTEでは、問題のあるJCE 1.2.1は提供していませんが、Sun のサイトから JCE 1.2.1 をダウンロードしてご使用になっている場合、以下の Java環境で本問題の影響を受ける可能性があります。
- SDK あるいは RTE 1.2.x と JCE 1.2.1 の組み合わせ
- SDK あるいは RTE 1.3.x と JCE 1.2.1 の組み合わせ
該当する場合は、下記の対応策をご覧ください。推奨する対応策
JCE 1.2.1 に関する本問題に対するワークアラウンドはありません。この問題の影響を受ける場合は、次の対策のいずれかをお取りください。
- JCEのみのアップグレードによる対応
Java環境のJ2SE 1.2.1/1.2.2もしくは1.3.x内のJCE1.2.1をJCE 1.2.2 にアップグレードしてください。
- J2SEのアップデートによる対応
お客様のJ2SE環境をJ2SE 1.4もしくはそれ以降にアップグレードしてください。
注意事項
JCEに関して
- JCE 1.2.1 は、すでに Sunの"End of Service Life" (EOSL) に入っており、サポート対象外となっております。JCE 1.2.1 は、 JCE 1.2.2 がリリースされた 2002年より EOSL となっております。
- J2SE 1.4 およびそれ以降の J2SEに組み見込まれているJCE に関しては、本問題は起こりません。本問題はJCE 1.2.1のみに関するもので、J2SE 1.2.x あるいは1.3.x に対するオプショナルなパッケージに対するものです。
※JCE 1.2.1 は J2SE 1.2.x および1.3.x には標準添付されておりません。
ページ内の情報に関して
- セキュリティ問題に関する情報は変化しており、本サイトで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。お客様には常に最新の情報をご確認いただけますようお願い申し上げます。 本サイトに記載されている製品には、他社開発製品が含まれております。これらのセキュリティ情報については他社から提供、または公開された情報を基にしております。最新の情報につきましては製品開発元の情報を参照してください。
- 本サイトは弊社製品のセキュリティ情報の提供を目的としたものであり、法律上の責任を負うものではありません。本サイトに関して、弊社は、本情報の正確性、完全性あるいは特定目的への適合性について何ら保証するものではなく、本情報に従い対応を行った(あるいは行わなかった)結果につきまして、弊社では責任を負いかねますのでご了承ください。
- 本サイトに掲載した製品、その他の名称については、各社の登録商標または商標です。
HPEとVMS Software, Inc. (VSI): 2社のパートナーシップにより、お客様が求める柔軟性とサポートを提供
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VSI OpenVMS V8.4-2L1でIntegrity i6サーバーをサポート - 2017年12月
HPEとVSI社はこのたび、以下のHPE Integrity i6サーバーモデルで動作するVSI OpenVMS Integrityバージョン8.4-2L1をサポートすることを発表しました。
- HPE Integrity rx2800 i6サーバー
- HPE Integrity BL860c i6サーバーブレード
- HPE Integrity BL870c i6サーバーブレード
- HPE Integrity BL890c i6サーバーブレード
インテル® Itanium® プロセッサー9700製品ファミリーをベースとするHPE Integrity i6サーバーは、Integrityサーバーファミリの最新製品です。
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VSI GKS - 2017年12月
HPEとVSI社はこのたび、開発環境とランタイム環境の両方を含む、VSI Graphical Kernel System (GKS) V7.3 for OpenVMSの提供を開始することを発表しました。VSI GKS for OpenVMSは、インタラクティブなグラフィックスアプリケーションや非インタラクティブなグラフィックスアプリケーションを作成するための一連のプログラミング機能を提供する、2次元/3次元グラフィックスサポートシステムです。開発ツールとしてのVSI GKSは、さまざまなグラフィックスデバイスを使用して、グラフィックイメージを定義および表示するデバイスに依存しないポータブルなアプリケーションのための強固な基盤を提供します。
VSI GKS for OpenVMSは、ISO 8805: 1988に準拠した3次元用のGKS (GKS-3D) とISO 7942に準拠したGKSをVSI社が実装したものです。この標準のレベル2cに準拠するVSI GKSは、ワークステーションに依存しないセグメントストレージ (レベル2) と完全同期および非同期入力機能 (レベルc) を含む、包括的な出力機能を提供します。
詳細については、VSI社のWebサイトをご覧ください。
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VSI DQS - 2017年12月
HPEとVSI社はこのたび、VSI Distributed Queuing Service (DQS) V1.4 for OpenVMSの提供を開始しました。VSI DQSは、DECnetネットワーキングシステムを使用して標準的なOpenVMSのキューシステムを拡張し、ユーザーが以下を行えるようにします。
- 自身が管理していないシステムに接続されたプリンターでジョブを印刷する
- それらのシステムでジョブのステータスを表示する
- それらのシステムでジョブをキャンセルする
- それらのシステムでジョブの仕様を変更する
VSI DQS for OpenVMSは、以下のような機能を備えています。
- プリンターを備えていないシステムから簡単に印刷が行える
- 任意のDECnetネットワーキング環境 (ローカルエリアネットワークとワイドエリアネットワークの両方) で使用できる
各種のネットワークがサポートされるうえ、DQSはDECnetフェーズVのフルネーム機能に対応しています。
- 複数のOpenVMSシステムで高額なプリンターや独自仕様のプリンターを共有できる
- ユーザーによる印刷機器の選択が制限されることがなく、標準的なOpenVMSのシンビオントやユーザーが作成または変更したシン
- オントの大部分を使用できる
- OpenVMS PRINTコマンドの29の修飾子を完全に透過的にサポート
詳細については、VMS Software社のWebサイトをご覧ください。
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HPE PointnextがOpenVMS環境向けの新サービスを導入 - 2017年4月
OpenVMS環境向けのHPEデータセンターケア - オペレーショナルサポートサービス (DC-OSS) を、HPE Pointnextからご利用いただけるようになりました。IT環境に合わせてパーソナライズされたサポートを提供するHPEデータセンターケアをベースとするDC-OSSでは、新たにルーチンタスク向けの24時間365日リモート監視および管理サービスを提供します。HPEでは、お客様のITチームを補完するための追加リソース、専任のアカウントチームに加えて、OpenVMS Center of Excellenceの優秀なエンジニアへの直接アクセスを含む高度な電話サポートを提供します。HPEと連携すれば、お客様がHPEに委託するタスクを決定し、ビジネスニーズに合わせてサービスをカスタマイズすることが可能です。今後のビジネスにとって重要な課題に注力するためには、ルーチンタスクに費やすリソースを削減する必要があります。
詳細については、HPE Pointnextの営業担当者にお問い合わせください。
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VSI C++ - 2016年11月
HPEとVSI社はこのたび、VSI C++ for OpenVMSの提供を開始しました。このネイティブプログラミング言語製品はVSI OpenVMS Integrityオペレーティングシステムで動作し、高度に最適化されたオブジェクトコードを生成します。VSI C++ for OpenVMSは、ANSI/ISO C++国際標準 (参照指定番号ISO/IEC 14882:1998) に基づいています。また、この標準に加えて、C++はARM、GNU、およびMSの言語仕様をサポートしており、C++標準ライブラリ、C++クラスライブラリ、およびOpenVMS Cランタイムライブラリにアクセスできます。
詳細については、VSI社のWebサイトをご覧ください。
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VSI OpenVMS V8.4-2L1 - 2016年9月
HPEはこのたび、OpenVMSの最新バージョンであるVSI OpenVMSバージョン8.4-2L1の提供を開始しました。
このリリースでは、VSI社が新しいVSI SSL1 V1.0で既存のVSI SSL V1.4を補完します。このリリースのOpenSSLに依存するOpenVMSのコンポーネントはすべて、新しいSSL1を利用するよう修正が加えられました。いずれかのVSI OpenVMSバージョンでOpenSSLのサポートが必要なお客様は、OpenVMS V8.4-2L1にアップグレードしてください。
VSI OpenVMS V8.4-2L1で更新されるSSL関連のソフトウェアコンポーネントは、以下のとおりです。
- ENCRYPT、ACME、ACMELDAPへのアップデートを含むOpenVMS V8.4-2L1
- VSI SSL1 V1.0
- VSI TCP/IP V5.7ECO5F
- VMS Notary
- CSWS (Apache)
- Enterprise Directory (X.500)
- WBEM
VSI OpenVMS V8.4-2L1は、HPE SSL1の一連のパッチを適用したシステムを含む、HPE OpenVMSリリースとの互換性を持ち、それらのリリースからシームレスにアップグレードできる設計となっています。
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VSI OpenVMS V8.4-2 - 2016年3月
HPEはこのたび、OpenVMSの最新バージョンであるVSI OpenVMSバージョン8.4-2の提供を開始しました。今回の新しいリリースでは、HPE Integrity i4サーバーおよびHPE Integrity i2サーバーがサポートされています。
VSI OpenVMS V8.4-2での主なアップデートは、次のとおりです。
- ソフトウェア/ハードウェアスケーリングの強化 (BL890を完全サポート)
- システムファームウェアのアップデート (UEFI 2.3をサポート)
- 新しい仮想デバイスをサポート
- バックアップ性能の強化
- システム性能および安定性の向上
- 外部認証の簡素化
VSI OpenVMS V8.4-2の詳細については、こちらをクリックしてください。
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HPE SSLのリリース - 2016年1月
HPEはこのたび、HPE SSL1 V 1.0 (OpenSSL V1.0.2ベース) およびその他の関連製品をリリースし、一般提供を開始しました。HPEは、2016年3月31日までにOpenSSL V1.0.2ベースの最新バージョンの製品にアップグレードすることをお勧めします。移行作業にあたりサポートが必要なお客様は、HPE担当者にお問い合わせください。
2016年3月31日までに移行作業が完了しない見通しとなった場合は、2016年1月31日までにHPEにご連絡ください。
OpenSSL V0.9.8に対するOpenSSLコミュニティのサポートが2015年12月31日で終了するため、HPEは今後、OpenSSL V0.9.8ベースの製品に対する標準サポートを提供することができません。アップグレード後、HPEはOpenSSL V1.0.2ベースの製品バージョンのみをサポートします。
以下は、リリース済みでダウンロード可能なSSLベースの製品リストです。
- HPE SSL1
- MANAGE
- Binary Checker
- MODSSL
- ENCRYPT
- Stunnel
- HP System Management Homepage (HP SMH)
- OpenView Performance Agent (OVPA) for OpenVMS
- LDAP
- ACMELDAP
- TCP/IP Services
以下は、2016年1月15日までにリリース予定の製品リストです。
- Enterprise Directory
- WBEM Services for OpenVMS Integrity servers
- iCAP
- OpenView Operations Agent for OpenVMS
HPEサポートセンターおよび各製品のWebサイトで製品情報にアクセスできます。
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VSI OpenVMS V8.4-1H1 - 2015年9月アップデート
HPEとVSIはこのたび、新たなVSI OpenVMSレイヤード製品と、HPE OpenVMSのその他のバージョンからのアップグレードのサポートをリリースしました。
2015年9月リリースの重要なポイントは、次のとおりです。
- オペレーティング環境製品とレイヤード製品を含む、12のVSI OpenVMS製品の導入。
- HPE OpenVMS v8.3およびHPE OpenVMS v8.3-1H1からVSI OpenVMS V8.4-1H1へのアップグレードのサポート。
詳細については、VSIのWebサイトをご覧ください。
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VSI OpenVMS V8.4-1H1: OpenVMSのレガシーを維持 - 2015年6月
HPEはこのたび、OpenVMSの最新バージョンであるVSI OpenVMS V8.4-1H1をリリースしました。OpenVMSの本バージョンは、HPE Integrity i4サーバーをサポートするよう設計されており、パフォーマンスの飛躍的な向上とコストメリットに加えて、アプリケーションのシームレスな移行を実現します。VSI OpenVMSは、高度な仮想化によってインフラストラクチャを統合し、拡張性、データ可用性、セキュリティを確保しながら、クラスタリングにより最大100%のアプリケーション可用性を実現するよう設計されています。
OpenVMSは40年近くにわたり、世界最高レベルの高い信頼性と安全性を誇るオペレーティングシステムとしての地位を維持してきました。今後も、金融サービス企業や証券取引所、製造工場、通信プロバイダー、政府機関、医療機関など、高レベルのアップタイム、数百万人のユーザーに対応できる拡張性、管理の容易さを求めるさまざまなビジネスのニーズに的確に対応していきます。
VSI OpenVMS V8.4-1H1はその最新バージョンであり、長年にわたり実証された強固な基盤の上に構築されています。HPEの新しいハードウェアテクノロジーをサポートするというコミットメントに従って、VSI OpenVMS V8.4-1H1はHPE Integrity i4サーバーをサポートするよう設計されています。HPE Integrity i4サーバーがもたらすメリットには、パフォーマンスの向上、消費電力の低減、TCOの削減などがあります。このハードウェアとソフトウェアテクノロジーの卓越した組み合わせによって飛躍的にパフォーマンスが向上し、これまで以上にアプリケーションを活用できるようになります。
また、HPEの実績のあるサポートソリューション、VSIの強力な技術力、魅力的な下取りオプションにより、将来を見据えたインフラストラクチャの構築が可能になります。HPEの最新のハードウェアテクノロジーに対して、VSI OpenVMSの積極的なロードマップを策定することで、投資を保護できるだけでなく、変化するビジネスニーズに対応できます。アップグレードを容易にするため、VSI OpenVMS V8.4-1H1では、OpenVMSの旧バージョンとのバイナリ互換性も確保しています。
VSI OpenVMS V8.4-1H1の主な特徴は、次のとおりです。
- HPE Integrity i4サーバーおよびHPE Integrity i2サーバーをサポート
- HPE Integrity i4サーバーにおけるパフォーマンスを向上: メモリレイテンシの低減とメモリ帯域幅の増大
- OpenVMSの旧バージョンとのバイナリ互換性
VSI OpenVMS V8.4-1H1でサポートされるHPE Integrityサーバー
HPEは、次のHPE Integrity i2およびHPE Integrity i4サーバーで稼働するVSI OpenVMS V8.4-1H1を販売およびサポートします。HPE Integrity i2 HPE Integrity i4 rx2800 i2 rx2800 i4 BL860c i2 BL860c i4 BL870c i2 BL870c i4 BL890c i2 BL890c i4 上記以外のサーバーで稼働するVSI OpenVMS V8.4-1H1は、サポートしていません。
VSI OpenVMS V8.4-1H1でサポートされるレイヤード製品
VSI OpenVMS V8.4-1H1リリースは、VSI OpenVMSオペレーティングシステム、BaseおよびHigh-Availability OEコンポーネント、およびVSIレイヤード製品で構成されています。これらのVSIレイヤード製品は、VSI OpenVMSオペレーティングシステムの最新バージョンでテストされています。HPEは、VSI OpenVMS V8.4-1H1オペレーティングシステムでVSIレイヤード製品のみをサポートしています。HPEは、VSI OpenVMS V8.4-1H1オペレーティングシステムでHPEレイヤード製品をサポートしていません。
VSI OpenVMS V8.4-1H1は、HPEまたはVSIから同一価格で購入できます。HPEとVSIは、最新バージョンに対するサポートを提供します。サポートおよび下取りポリシーの詳細については、HPEの担当者にお問い合わせください。
VSI OpenVMS V8.4-1H1の詳細については、HPE OpenVMSシステムポータルをご覧ください。 VMS Software, Inc.に関する詳細情報については、VMS Softwareにアクセスしてください。
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HPEとVMS Software, Inc.が連携してOpenVMSソリューションを強化 - 2014年8月
HPEのミッションクリティカルユーザーに対する継続的なコミットメントの一環として、HPEとVMS Software, Inc. (VSI) はこのたび、OpenVMSオペレーティングシステムおよびそのレイヤード製品コンポーネントの後続バージョンを開発する契約を締結しました。
VSIは、インテル® Itanium® プロセッサー 9500 製品ファミリーベースのHPE Integrity i4サーバー上で動作するOpenVMSバージョンをはじめとした、新しいハードウェアプラットフォームのサポートや機能を追加することによって、OpenVMS製品のロードマップの作成をさらに進めるべく、契約に基づいてHPEが提供するOpenVMSオペレーティングシステムのソースコードの使用を許諾しました。また、VSIにより強化されたロードマップでは、x86プラットフォームで稼働するOpenVMSに対するサポートも含まれる予定です。
HPEでは、HPE Integrity i4サーバーで稼働するOpenVMSに対するサポートサービスを、このバージョンのリリース時に提供します。今後のバージョンに対するサポート計画については、決定次第お知らせします。
VSIの新バージョンのソフトウェアは、HPE OpenVMSの伝統に欠かせない、厳格な認定および検証テストのプロセスを経ることになります。HPEは、VSIが所有する新しいバージョンのリセラーとなる予定です。
お客様は、ビジネスに最適なOpenVMSプラットフォームを柔軟に選択できるようになります。現在および将来のHPEテクノロジーにOpenVMSを展開したいとお考えのお客様には、新たな選択肢が提供されています。既存のOpenVMSプラットフォームを維持したいとお考えのお客様は、先に発表されたHPEサポートサービスの強化されたロードマップで保護され、プロセスの中断や変更は生じません。
このHPEとVSIの間で締結された契約により、将来にわたり、OpenVMSをご利用のお客様に新たな長期ソリューションを提供することが可能になりました。詳細については、HPEまたはVSIの担当者にお問い合わせください。