OpenVMS
VAXからAlphaそしてHPE Integrityサーバーへ。さらにその可能性を広げ、これからも新たな価値を提供し続けます。
OpenVMSとは
OpenVMSは、運用環境および開発環境で稼働する汎用のマルチユーザ・オペレーティング・システムです。特にミッションクリティカルな環境で使用されます。
- 35年以上にわたって堅牢な性能を発揮
- OpenVMS V8.4の新機能と強化点
- Why OpenVMS ?
35年以上にわたって堅牢な性能を発揮
長年の実績があるプラットフォームを選びましょう。OpenVMSは汎用のマルチユーザーオペレーティングシステムです。実証済みの連続稼働コンピューティング環境により、計画されたダウンタイムと予定外のダウンタイムの両方に耐性があり、マルチサイトのディザスタトレラントクラスターをオープンシステムの価格でご利用になれます。ほとんどのエンタープライズIT環境では、アップタイムは何日や何週間と表されますが、OpenVMSの顧客にとって、アップタイムは年単位で表されるものです。OpenVMSを利用すると、妥協のない信頼性、可用性、拡張性、およびセキュリティを実現できます。
OpenVMS V8.4の新機能と強化点
- 仮想化、圧縮、および標準化の機能強化によって、性能向上と長期的な価値の創出につながる新たなコンソリデーションが可能になりました。
- デュアルコアHPE Integrityシステムから新しいHPE Integrityサーバーブレードに移行することで、ソケットあたりのアプリケーションパフォーマンスが最大2倍に向上しました。
- セキュリティの機能強化と最大100%のアプリケーション可用性により柔軟性が向上し、適切に構成されたクラスターでアプリケーションの常時稼働を実現します。
- 管理およびオペレーティング環境 (OE) のオプションが簡素化され、選択、インストール、および管理が大幅に簡単になりました。
- OpenVMSの製品およびシステムの詳細は以下の項目から、もしくは最新のパンフレットでOpenVMS 8.4の詳細をご確認ください。
Why OpenVMS ?
1977年の誕生以来、OpenVMSはエンタープライズコンピューティング環境に必要なさまざまな機能を取り込んできました。 業界に先駆けて実現したクラスター機能は、 長い歴史と豊富な実績を通して、常に高い評価を得てきました。 高度な可用性や拡張性を提供するとともに、 複数台のコンピューターをあたかもひとつのコンピューターのように利用・管理できるシングル・システム・イメージ環境を実現しています。
業界先進のセキュリティ機能、卓越した性能、きわめて優れた耐災害性、堅牢な信頼性、優れたスケーラビりテ ィにより、OpenVMS は世界中から寄せられるさまざまな IT 要求に応え続けています。
VAXからAlphaへとそのプラットフォームを広げたOpenVMSは、 インテル® Itanium®プロセッサーを搭載した HPE Integrity サーバーにも対応しました。
この新しいプラットフォームにより、 高い投資効果が提供されるとともに既存のIT環境のスムーズな統合が可能になり、 仮想化機能、システム管理機能、ビジネス継続性を備えた優れたIT環境を実現できます。
お客様のビジネス環境に容赦なく押し寄せる急速な変化に対応するため、 ひときわ優れた堅牢性、安全性、拡張性、柔軟性を持つOpenVMSはこれからも進化し続けます。
OpenVMS オペレーティング環境
OpenVMS の購入、インストレーション、および管理が簡単になるように、 Integrity 版の OpenVMS はオペレーティング環境 (Operating Environment) の形態で提供されており、 OpenVMS オペレーティング・システムの他に、 管理性、可用性、および耐障害性のレベルを高める製品があらかじめ含まれています。
-
OpenVMS V8.4 オペレーティング環境
OpenVMS V8.4 でオペレーティング環境の体系が変更され、 FOE、EOE、MCOE の 3 種類から BOE および HA-OE の 2 種類で提供されます。
Base OE (BOE)
BOE には、FOE に含まれていたのすべてのコンポーネントに加え、 以前の EOE に含まれていた下記の 2 つのコンポーネントが含まれており、 オペレーティングシステムの他、ネットワーク・ソフトウェアやシステム管理ソフトウェア、セキュリティ機能など、基本的なインフラストラクチャ・コンポーネントはすべて含まれています。
- DECram for OpenVMS
- OpenVMS Management Station
High Availability OE (HA-OE)
HA-OE には、BOE のコンポーネントに加え、以前の MCOE に含まれていた OpenVMS Cluster と Reliable Transaction Router (RTR)、 さらには EOE に含まれていた下記の 4 つのコンポーネント、 加えて Global Work Load Manager (gWLM) agent for OpenVMS が含まれており、 ミッションクリティカルな環境で必要となる製品がすべて含まれています。
- Availability Manager
- HPE Performance Agent (OVPA) for OpenVMS
- RMS Journaling for OpenVMS
- Volume Shadowing for OpenVMS
なお、HA-OE コンポーネントのうち BOE に含まれていない製品については、単独で購入可能です。
OpenVMS Integrity V8.4 オペレーティング環境の BOE および HA-OE に含まれている製品の一覧については、 下記のページを参照してください。
Operating Environments for OpenVMS Version 8.4 for Integrity servers ソフトウェア仕様書(PDF)
-
オペレーティング環境として提供するメリット
OpenVMS をオペレーティング環境として提供するメリットは以下のとおりです。
- 購入時の注文のしやすさ
- ライセンスキーが 1 つなのでライセンスの管理が簡単
- 1 つの DVD からインストールできるのでインストレーションが簡単
- 1 つのサポート契約で OE のすべてのコンポーネントがカバーされるのでサポート契約がシンプル
オペレーティング環境の詳細については、ソフトウェア仕様書を参照してください。
OpenVMS お知らせ
OpenVMS製品の販売について
2019年10月以降のOpenVMS製品の販売についてお知らせいたします。
OpenVMS お知らせ
OpenVMS製品の販売について
2019年10月以降のOpenVMS製品の販売についてお知らせいたします。
OpenVMS インフォメーション&リリース情報
-
OpenVMS V8.4-2L1 による HPE Integrity i6 サーバーのサポート
OpenVMS V8.4-2L1 は、Intel® Itanium® プロセッサー 9700 製品ファミリーを搭載した最新の HPE Integrity i6 サーバーをサポートします。
サーバーブレード: BL860c i6 / BL870c i6 / BL890c i6
ラックマウントサーバー: rx2800 i6
VSI OpenVMS V8.4-2L1 は、これまでの実績と経験を引き継いで、米国 VMS Software, Inc. (VSI) 社が開発し、販売・サポートする OpenVMS の最新バージョンです。
なお、rx2800 i6で16 GbファイバーチャネルHBA、B9F23A/B9F24Aを利用する場合は、VSI OpenVMS V8.4-2L1に対しては、パッチキットVMS842L1I_FIBRESCSI-V0200のインストールと設定が必要です。
-
OpenVMS V8.4 Update 1500 リリース!
OpenVMS V8.4 に対するアップデートキット OpenVMS V8.4 Update 1500 を リリースしました。このアップデートキットにより、最新の修正イメージが提供されます。
-
日本語 VSI OpenVMS V8.4-2 リリース!
HPE Integrity i4 サーバーで日本語環境をサポートする,日本語OpenVMSオペレーティングシステムおよび日本語レイヤード製品が VSI 社からリリースされました。これらの日本語製品は,HPEからのリリースバージョンを継承し,同等の機能を提供しますので,これまでと変わりない日本語環境が利用できます。
同時にリリースされた日本語製品は以下の通りです。
- 日本語 VSI OpenVMS Operating System V8.4-2
- 日本語 VSI DECwindows V1.7-E
- 日本語 VSI DECprint Supervisor (DCPS) V2.8
- 日本語 VSI DECforms (development kit) V4.2
- 日本語 VSI DECforms (runtime kit) V4.2
- 日本語 VSI FMS (development kit) V2.6
- 日本語 VSI FMS (runtime kit) V2.6
VSI OpenVMS V8.4-2 または VSI OpenVMS V8.4-2L1 で利用できます。
これらの製品の販売・サポートはVSI社が行います。
-
HPE SSL1 for OpenVMS のリリース!
HPE SSL1 V1.0 for OpenVMS(OpenSSL 1.0.2 ベース)および関連する製品をリリースしました。 これまでサポートしてきた HPE SSL は OpenSSL 0.9.8 ベースであり、このバージョンに対する OpenSSLコミュニティによるサポートは、2015年12月31日で終了しました。
今後は OpenSSL 1.0.2 ベースの HPE SSL1 をサポートします。