Linux技術情報
Service Pack for ProLiant(SPP) - 2013.02.0/(B) 対応環境とインストール方法について
Service Pack for ProLiant(SPP) - 2013.02.0/(B) 対応環境とインストール方法について
- SPP 2013.02 Production版 for G4, G5, G6, G7, Gen8(Intel)
- SPP 2013.02 Production版 for G1, G2(AMD)
本ページでは、管理ツールに関する技術情報について記述いたします。製品情報については、`SPP & SUM製品` ページをご覧ください。
本ソフトウェアとドキュメントの入手について
本ソフトウェア向けドキュメント(Release Notes, Contents, Server Support Guide, Component Release Notes)は、`SPP説明 & 入手` ページ先の [ドキュメント] タブから入手してください。
また、`HPESC Support Portal` からも入手可能です。具体的には、検索ボックスに 「SPP」、上部タブで「ドキュメント」、left-menuで 「リリースノート」、「日本語」と「英語」を選択して最新のものを入手してください。
本ページ内のこれより以降の情報はこれらのリンク先にある情報の内 Linuxに関連した情報を補足したものとなります。詳細は前述のサイトをご覧ください。
本ソフトウェアの対象機種と、対象ディストリビューションについて
本ソフトウェアは ProLiantファミリーに対応しています。但し、ProLiantファミリーの全機種でサポートしている訳ではありません。詳細な対応情報については、米国のサポートマトリックス[英語]ページで、対象機種を選択後に、`Drivers`セクションで利用されるディストリビューションを選択し、対象となるソフトウェアがサポートされているかを必ず確認してください。
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旧版となった SPP/サプリメンタルのディストリビューション対応状況、UpdateX/SPx対応状況の一覧については、旧版の技術文書ページの対応表をご覧ください。
本バージョンでの主な変更点について - SUM
[2013.02] SUMが v5.3.5になりました。
[2013.02] root以外のアカウントが利用可能になりました(スクリーンショット)。
[2013.02] `新しいターゲットの追加`画面での `タイプ`の選択がシンプルなプルダウンメニュー化されました(v5.3.0 ⇒ v5.3.5)。
[2013.02] レポートに Ethernet用エージェントの内容が含まれる様になりました。
[2013.02] 内部的なメモリ利用量を減らしました(システム要件は変わっていません)。
[2013.02] レポジトリスキャンを高速化しました。
[2013.02] qla4xxxを SUM経由でインストールできない問題を修正しました。
本バージョンでの主な変更点について - RPMパッケージ部分(旧称 PSP相当部)
[2013.02差分-SLES11/SP3] SLES11/SP3対応のSupplemental(差分)がリリースされました。
[2013.02差分-SLES11/SP3] 同梱されている hp-health群(IMA/SMH)は全てアップデートされています。
[2013.02差分-SLES11/SP3] 同梱されている管理ツールは全てアップデートされています。なお、hpvca, fibreutils, hp-fc-enablementは同梱されていません。また、Array Configuration Utility/-CLI(cpqacuxe, hpacucli)は Smart Storage Administrator/-CLI(hpssa, hpssacli)にリプレースされています。
[2013.02差分-SLES11/SP3] 同梱されているストレージドライバは全てアップデートされています。なお、hp-qla4xxxは同梱されていません。
[2013.02差分-SLES11/SP3] NICドライバと NIC用温度センサー用エージェントは同梱されていません。
[2013.02(B)] 2013.02の Rev. `(B)`は Windowsでのブルースクリーン問題のためにリリースされたもので Linuxには影響を与えません。ファームウェアについては `本バージョンでの主な変更点について - SPPメディア部分自体`セクションをご覧ください。
[v2機対応] ML310e Gen8 v2、DL320e v2用のDriver and Firmware Addendum v1.0がリリースされました。各種ファームウェアと hpvsaドライバの RPM版と DUD版が同梱されています。詳細はこちらから。本ソフトウェアは SDR上にはアップロードされていません。*
[2013.02+] hpsmh v7.2.1-2がリリースされました。セキュリティアップデートが施されています。
[2013.02+] hp-ams v1.3.5がリリースされました。Segmentation Faultが発生する問題を修正しています。ProLiant Gen8 v2の製品名称が正常に扱える様になりました。
[2013.02差分-RHEL6.4] RHEL6.4対応の Supplemental(差分)がリリースされました。
[2013.02差分-RHEL6.4] 一部ストレージドライバ以外は同梱されていません。
[2013.02差分-RHEL6.4] hp-healthが v9.31-1572.3にアップデートされました。ProLiang G6以下で ipmi_si.koが無い場合にサービスが起動しない問題が修正されました。
[2013.02差分-RHEL6.4] hp-vcaが同梱されていません。
[2013.02] ProLiant G6以下の場合、hp-healthは ipmi_si.koが削除された RHEL6.4ではサービス起動に失敗します。RHEL6.4に対応した追加用サプリメントで対応する予定です。
[2013.02] Red Hat Enterprise Linux 5.9に対応しました。
[2013.02] ntel 10Gb Ethernet(ixgbe)用 Virtual Functionドライバ(ixgbevf)の同梱が開始されました。
[2013.02] Intel 1/10Gb Ethernet(igb, ixgbe)用エージェント(hp-ocsbbd)の同梱が開始されました。
[2013.02] Broadcom 1Gb Ethernet(tg3)用エージェント(hp-tg3sd)の同梱が開始されました。
本バージョンでの主な変更点について - SPPメディア部分自体
[2013.02(B)] 2013.02の Rev. `(B)`は Gen8用バックプレーンエキスパンダ用ファームウェアと D2600/D2700 6Gb SASディスクエンクロージャ用ファームウェアが削除されています。これらのファームウェアは後日ダウンロードサイトでリリースされる予定です。
[2013.02] `PXE`ディレクトリに SPPの ISOメディアを PXE経由で利用するサンプルが同梱されました。
[2013.02] `SE326M1`が無くなりました(Adaptec 580RZQを利用した特殊な ProLiant用の HDDファームウェア)。
[2013.02] DUD/ccissが同梱されました。
[2013.02] DUD/hpsaが同梱されました。
追加用サプリメンタル(差分)の統合について
以前のバージョンである SPP 2012.10版と本バージョンがリリースされた期間内に、別途追加用の Supplementalはリリースされていません。
リリースサイクルとサポート期日について
バージョン番号はリリース日を意味しています。2013.02.0は 2013年 2月版の 0番目のリリース ID製品となります。
サポート期間は約 1年となります。2013.02.0版を適用したシステムに対しては、2014年 2月版としてリリース予定の SPPがリリースされる迄がサポート対象となります(当該バージョンで回避できないクリティカルな問題があった場合、必須となるアップデートパッケージの適用が必要となる場合があります)。
同梱されている DUDについて
本ソフトウェアの Complete版の `DUD`ディレクトリ配下には下記の DUDパッケージが同梱されています。
- cciss-3.6.28-22.rhel5u7.i686.dd.gz
- cciss-3.6.28-22.rhel5u7.x86_64.dd.gz
- cciss-3.6.28-22.rhel5u8.i686.dd.gz
- cciss-3.6.28-22.rhel5u8.x86_64.dd.gz
- cciss-3.6.28-22.rhel5u9.i686.dd.gz
- cciss-3.6.28-22.rhel5u9.x86_64.dd.gz
- cciss-3.6.28-22.sles10sp4.i586.dd.gz
- cciss-3.6.28-22.sles10sp4.x86_64.dd.gz
・
- hpahcisr-1.2.6-15.rhel5u7.i686.dd.gz
- hpahcisr-1.2.6-15.rhel5u7.x86_64.dd.gz
- hpahcisr-1.2.6-15.rhel5u8.i686.dd.gz
- hpahcisr-1.2.6-15.rhel5u8.x86_64.dd.gz
- hpahcisr-1.2.6-15.rhel5u9.i686.dd.gz
- hpahcisr-1.2.6-15.rhel5u9.x86_64.dd.gz
- hpahcisr-1.2.6-15.rhel6u1.i686.dd.gz
- hpahcisr-1.2.6-15.rhel6u1.x86_64.dd.gz
- hpahcisr-1.2.6-15.rhel6u2.i686.dd.gz
- hpahcisr-1.2.6-15.rhel6u2.x86_64.dd.gz
- hpahcisr-1.2.6-15.rhel6u3.i686.dd.gz
- hpahcisr-1.2.6-15.rhel6u3.x86_64.dd.gz
- hpahcisr-1.2.6-15.sles10sp4.i586.dd.gz
- hpahcisr-1.2.6-15.sles10sp4.x86_64.dd.gz
- hpahcisr-1.2.6-15.sles11sp1.i586.dd.gz
- hpahcisr-1.2.6-15.sles11sp1.x86_64.dd.gz
- hpahcisr-1.2.6-15.sles11sp2.i586.dd.gz
- hpahcisr-1.2.6-15.sles11sp2.x86_64.dd.gz
- hpsa-3.2.0-3.rhel6u1.i686.dd.gz
- hpsa-3.2.0-3.rhel6u1.x86_64.dd.gz
- hpsa-3.2.0-3.rhel6u2.i686.dd.gz
- hpsa-3.2.0-3.rhel6u2.x86_64.dd.gz
- hpsa-3.2.0-3.rhel6u3.i686.dd.gz
- hpsa-3.2.0-3.rhel6u3.x86_64.dd.gz
- hpsa-3.2.0-3.sles11sp1.i586.dd.gz
- hpsa-3.2.0-3.sles11sp1.x86_64.dd.gz
- hpsa-3.2.0-3.sles11sp2.i586.dd.gz
- hpsa-3.2.0-3.sles11sp2.x86_64.dd.gz
・
- hpvsa-1.2.6-11.rhel5u6.i686.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11.rhel5u7.i686.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11.rhel5u7.x86_64.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11.rhel5u8.i686.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11.rhel5u8.x86_64.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11.rhel5u9.i686.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11.rhel5u9.x86_64.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11.rhel6u1.i686.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11.rhel6u1.x86_64.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11.rhel6u2.i686.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11.rhel6u2.x86_64.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11.rhel6u3.i686.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11.rhel6u3.x86_64.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11.sles10sp4.i586.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11.sles10sp4.x86_64.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11.sles11sp1.i586.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11.sles11sp1.x86_64.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11.sles11sp2.i586.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11.sles11sp2.x86_64.dd.gz
Red Hat Enterprise Linux 6用 Supplemental(差分)には、下記の DUDパッケージが同梱されています。
- hpahcisr-1.2.6-16.rhel6u1.i686.dd.gz
- hpahcisr-1.2.6-16.rhel6u1.x86_64.dd.gz
- hpahcisr-1.2.6-16.rhel6u2.i686.dd.gz
- hpahcisr-1.2.6-16.rhel6u2.x86_64.dd.gz
- hpahcisr-1.2.6-16.rhel6u3.i686.dd.gz
- hpahcisr-1.2.6-16.rhel6u3.x86_64.dd.gz
- hpahcisr-1.2.6-16.rhel6u4.i686.dd.gz
- hpahcisr-1.2.6-16.rhel6u4.x86_64.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-13.rhel6u1.i686.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-13.rhel6u1.x86_64.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-13.rhel6u2.i686.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-13.rhel6u2.x86_64.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-13.rhel6u3.i686.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-13.rhel6u3.x86_64.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-13.rhel6u4.i686.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-13.rhel6u4.x86_64.dd.gz
ML310e Gen8 v2, DL320e Gen8 v2, MicroServer Gen8向け Driver and Firmwareキットには、下記の DUDパッケージが同梱されています。
- hpvsa-1.2.6-11a.rhel5u7.i686.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11a.rhel5u7.x86_64.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11a.rhel5u8.i686.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11a.rhel5u8.x86_64.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11a.rhel5u9.i686.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11a.rhel5u9.x86_64.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11a.rhel6u1.i686.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11a.rhel6u1.x86_64.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11a.rhel6u2.i686.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11a.rhel6u2.x86_64.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11a.rhel6u3.i686.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11a.rhel6u3.x86_64.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11a.rhel6u4.i686.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11a.rhel6u4.x86_64.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11a.sles10sp4.i586.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11a.sles10sp4.x86_64.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11a.sles11sp1.i586.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11a.sles11sp1.x86_64.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11a.sles11sp2.i586.dd.gz
- hpvsa-1.2.6-11a.sles11sp2.x86_64.dd.gz
SUSE Linux Enterprise Server 11/SP3用 Supplemental(差分)には、DUDパッケージは同梱されていません。
同梱されている RPMとファームウェアについて
本ソフトウェアに同梱されているファームウェアの内容は、トップディレクトリにあるcontents.html(フル)版に記載されています。本ファイルには適用の推奨度合い(Optical/Recommended/Critical)の記載があります。
SUM上の仮想 DVDドライブ等から起動する場合について
iLO3/4等の仮想 DVDドライブ等から SUMを起動するとパッケージのスキャンに時間が掛かります。これは複数の OS向けパッケージが同一ディレクトリに配置されている事に起因します。特に コンプリート(フル)版 SPPの場合には 30~45分程度掛かる場合があります。
SUM起動前に必要なパッケージについて - 自動解決方法&手動解決方法
- RPM版 SUMを別途入手しての`自動`解決方法
SUMを起動する前に、別途必要なパッケージを追加する必要があります(必要なパッケージは次章に記載)。OSを導入する際のパッケージ選択にもよりますが、多数のライブラリ等の追加インストールを要求される場合があります。SDRサイトで提供されている SUMの RPMパッケージを利用する事で、必要なパッケージの依存関係を自動で解決させる事が可能です。
必要な手順としては、1. RPM形式の SUMを入手、2. DVD(もしくはディストリビューションサイト)へのレポジトリの設定、3. yum localinstallや zypperの実行の 3ステップとなります。下記は特に面倒な RHEL6の x86_64を実行例として示します。
#vi /etc/yum.repo/hoge.repo ⇒ ローカルレポジトリ設定
[hoge]
name=hoge
baseurl=file:///misc/cd
gpgcheck=no
#export http_proxy=proxy.hoge.hoge.com:8080 ⇒ proxy利用時のみ必要
#wget http://downloads.linux.hpe.com/SDR/downloads/Extras/Re¥
dHat/6/x86_64/current/hpsum/hpsum-5.*.*-**.rhel6.****.rpm
#yum install hpsum-*.*.*-**.rhel6.****.rpm
#hpsum ⇒ /sbinから起動されます
SPPに添付されている SUMと RPM形式で提供されている SUMは、同じバージョンであれば機能差はありませんが、起動時の動作が一部異なります。詳細はRPM/SUMと SPPに添付される SUMは何が違うのか?をご覧ください。
上記で解決出来るパッケージ依存は hpsumの起動に関して `だけ` です。SPPに含まれるパッケージを稼働させるには、別途 IMA向け(lm_sensors, net-snmp)、NICドライバビルド向け(gcc, rpm-build, redhat-rpm-config, kernel-headers, kernel-devel)、FCドライバビルド向け(libnl)等が必要となります。詳細は hpsum上の表示、もしくは PDF版のリリースノート等をご覧ください。
SDRで提供されている RPM版 SUMが SPPに添付されているバージョンよりも古い場合、SPPを展開してあるディレクトリに移動し、#./hpsumとして起動してください。
- ISO版, tar.gz版同梱の SUMをそのまま利用した `手動`解決方法
RHEL5の場合
- net-snmp
- lm_sensor
- libnl(Fibre HBA系のみ)
- expect(リモートデプロイ時)
- kernel-devel(利用する kernel種類が PAE/Xenであっても)
RHEL6の場合
[x86版の場合]
- lm_sensors
- gcc
- rpm-build
- redhat-rpm-config
- net-snmp *d
- kernel-headers
- kernel-devel
- expect *g
- libnl *f
[x86_64版の場合]
- lm_sensors
- gcc
- rpm-build
- redhat-rpm-config
- net-snmp *d
- libXrandr.i686
- libXcursor.i686
- libSM.i686
- fontconfig.i686
- libXi.i686
- libstdc++.i686
- zlib.i686
- kernel-headers
- kernel-devel
- expect *g
- libnl *f
*d: デフォルトのままの場合のみ追加が必要
*g: グラフィカルモード利用時で且つリモートデプロイを行う場合のみ追加が必要
*f: FC HBA装着環境のみ追加が必要
RHNに接続できずローカルの DVDドライブに対して yumの repositoryを設定する場合は下記を参考にしてください。
#vi /etc/yum.repos.d/hoge.repo
[hoge]
name=hoge
baseurl=file:///misc/cd/
gpgcheck=no
SLES10の場合
- expect(リモートデプロイ時)
- kernel-syms(be2net,be2iscsiのみ)
- libnl(Fibre HBA系のみ)
SLES11の場合
- net-snmp
- perl-SNMP
- expect(リモートデプロイ時)
- kernel-syms(be2net,be2iscsiのみ)
- libnl(Fibre HBA系のみ)
SPPの入手形態による SUMの起動方法の違いについて
SUMを起動する方法は、SPPの入手方法により、下記の方法があります。
- RPM形式の SUMをインストールした場合、#hpsumとして起動します。この場合 /sbin/hpsum経由で /opt/hp/hpsum/bin/hpsumが起動します。SDRで提供されている RPM版 SUMが SPPに添付されているバージョンよりも古い場合、SPPを展開してあるディレクトリに移動し、#./hpsumとして起動してください。
- DVDもしくは USB-key上から直接起動する場合、/hp/swpackages/配下にディレクトリを移動してから、#./hpsumとして起動します。
- HDD上から起動する場合、予め #chmod 744等として適切な権限が付与されている事を確認します。コピー先のディレクトリに移動してから #./hpsumとして起動します。この場合、コピー先のパスには 2byteコードを含む場所(例: `/root/デスクトップ`等)からは正常起動しませんので注意してください。
- SPPを tar.gz(サプリメンタル形態でのみ提供)形式で入手して利用する場合は、tar.gzを HDD上に展開し、中に格納されている `./hpsum`を実行する事で SUMが起動します。 tar.gzを展開する場合、予めディレクトリを掘ってそこに展開する事をお勧めします。
- SDRの `WEBブラウザからの利用方法`経由で SPPを入手した場合、既にファイルが展開されていますので、`./hpsum`を実行するだけで SUMが起動します。*
コンプリート(フル)版 SPPに新版パッケージを追加する方法について
コンプリート(フル)版の SPPに後からリリースされた差分(Supplemental)となる rpmパッケージ、scexeファームウェア、各種 xmlファイル等を追加するには、コンプリート(フル)版の SPPの実行部分が入っている `swpackages`の中身を HDDもしくは USB-key等の書込み可能メディアにコピーし、そのディレクトリに対し差分ファイルを上書きコピーし、最新の SPPキットを作成してください。コピー後には #chmod 744等として全ファイルのパーミッションを変更しておく必要があります。
GUI/CUIでのデプロイの方法について - ローカル・リモート
SUMの利用例については、前述の `SPP & SUM製品` ページを参考にしてください。
各種ログについて
SUMは /var/hp/log配下に各種ログを作成します。リモートターゲットへのデプロイを行った場合も同様にこのディレクトリにサーバー毎のログが記録されます。
例: DL360p Gen8+RHEL6.3/x86_64 - hpsum_log.txt hpsum_detail_log.txt
SUMインストーラの随所でレポートの作成を行う事が可能です。インストール中、もしくはインストール後に再度 SUMを起動して html, xml形式でのレポート入手も可能です。
RPMパッケージの導入結果は /var/log/messagesにも記録されます。但し、全てのパッケージが記録される訳ではありませんので実際のパッケージ状況については #rpm -qa --last等での確認を行ってください。
rpmパッケージ毎の同梱一覧
RHEL5 | RHEL6 | 差分 | SLES10 | SLES11| 差分 | |
---|---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | hpsmh |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | hp-health |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | hp-ams |
○ | - | ○ | - | hp-ilo |
○ | - | ○ | - | hp-OpenIPMI |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | hp-snmp-agents |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | hp-smh-templates |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | cpqacuxe(x86, x86_64) |
- | - | - | - | ○ | hpssa(x86, x86_64) |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | hpacucli(x86, x86_64) |
- | - | - | - | ○ | hpssacli(x86, x86_64) |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | hpdiags |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | hpvca |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | hponcfg |
○ | - | ○ | ー | hpmouse |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ー | fibreutils |
○ | ○ | ○ | ○ | ○| ー | hp-fc-enablement |
- | ○(u1~u3)|○(u1~u4) | - | ○(sp1~sp2)|○(sp1~sp3) | hpsa |
○(u7/u8/u9) | ○(u1~u3)|○(u1~u4) | ○(sp4) | ○(sp1~sp2)|○(sp1~sp3) | cciss |
○(u6*/u7/u8/u9) | ○(u1~u3)|○(u1~u4) | ○(sp4) | ○(sp1~sp2)|○(sp1~sp3) | hpvsa |
○(u7/u8/u9) | ○(u1~u3)|○(u1~u4) | ○(sp4) | ○(sp1~sp2)|○(sp1~sp3) | hpahcisr |
○(u7/u8/u9) | ○(u1~u3)|- | ○(sp4) | ○(sp1~sp2)|○(sp1~sp3) | mpt2sas |
○ | ○ | - | ○ | ○ | - | hp-qla4xxx |
○ | ○ | - | ○ | ○ | - | hp-tg3 |
○ | ○ | - | ○ | ○ | - | hp-tg3sd(x86, x86_64) |
○ | ○ | - | ○ | ○ | - | hp-netxtreme2 |
2.2.3f | 2.2.3f | 2.2.3f | 2.2.3f | - | - bnx2 |
1.74.20 | 1.74.20 | 1.74.20 | 1.74.20 | - bnx2x |
2.5.12e | 2.5.12e | 2.5.12e | 2.5.12e | - cnic |
○ | ○ | - | ○ | ○ | - | hp-netxtreme2-iscsi |
2.7.4.2b | 2.7.4.2b | - | 2.7.4.2b | - bnx2i |
○ | ○ | - | ○ | ○ | - | hp-e1000 |
○ | ○ | - | ○ | ○ | - | hp-e1000e |
○ | ○ | - | ○ | ○ | - | hp-igb |
○ | ○ | - | ○ | ○ | - | hp-ixgbe |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | hp-ocsbbd(x86, x86_64) |
○ | ○ | - | ○ | ○ | - | hp-nx_nic |
○ | ○ | - | ○ | ○ | - | hp-qlcnic |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | hp-mlnx-en |
○ | ○ | - | ○ | ○ | - | hp-be2net |
○ | ○ | - | ○ | ○ | - | hp-be2iscsi |
*U6は x86のみ
KMOD/override対応ドライバについて
本ソフトウェアに同梱されている RHEL5、RHEL6向けのドライバの多くが KMOD対応となっています。但し全てのドライバが errata kernelに追従できる訳ではありません。ドライバパッケージが KMODに対応し且つディストリビューション標準搭載(inbox)のドライバを KMOD対応ドライバへの linkで置き換えるための override設定(DUP:driver update program機能)迄されていて KMOD対応ドライバが errata kernelに追従する事となります。override設定が為されている KMODドライバは下記となります。
- hpsa
- cciss
- hpvsa
- hpahcisr
- mpt2sas*
- mellanox-mlnx-en
*RHEL5向けは override未対応です
差分ファイル
本バージョンの SPPよりも新しい差分ファイルの入手は、下記の個別ページから入手してください。
もしくは、米国のサポートマトリックス[英語]ページで、対象機種を選択後に、`Drivers`セクションで利用されるディストリビューションを選択し、対象となるソフトウェアがサポートされているかを必ず確認してからファイルを入手してください。
履歴:以前の記述を取り消しまたは修正いたしました。
Open Source & Linux
2015年11月1日付でHewlett-Packard CompanyをHewlett Packard Enterprise Company とHP Inc.に分社する以前に販売された製品については、現在のモデルと異なる、古い製品名およびモデル番号である場合があります。