南関東最速!
どこよりも遅く、限りなく個人的な
Red Hat Summitセッションレポート'10 Boston

 タブレット欲しいですよね。銀座の某店にいつ Android 2.2が並ぶのかとそわそわする毎日です。

 

 6月 22日から 25日に掛けて行われた Red Hat社の Red Hat Summit & JBoss Worldに参加してきました。かなりの今更感が漂いますが、内容が最新の Linuxに関する話ですので、現時点でも古いと云う事はないのではと信じつつレポート遅報させて頂きます。

 云う迄もなく今回のメインはこれから出て来る Red Hat Enterprise Linux 6がメインであり、少々遅めのレポートであっても内容的には一部の人には十分価値があるのではないか、また Red Hat Summit(以降 RHS)の流れをつかんでおきたいと云う、ごくごく少数の方のためにも恥ずかしながら掲載させて頂きます。

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 Red Hat Summit & JBoss Worldと云う名前の通り Linux系、JBoss系のセッションが併設されています。また、イベントのタイトルには記載がありませんが、Cloudを中心としたセッションも用意されています。これら 3つのセッション毎の資料については下記の linkをご覧ください。

Red Hat Summit資料
JBoss World資料
Cloud資料

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 私は Linuxを中心とした RHSセッションにしか参加しておりません。本書では、この RHSセッションの中でも私的に興味深い、私の理解がある程度及ぶものについて簡易な説明を付与したものです。大量にある資料を読まれる際の一助になればと思います。

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ドキュメント

 

 個々のドキュメントのリンク先は、当該ドキュメントへの直接リンクとはしておりません(非技術的理由とセッション後のファイル名称が一部変更されている等のため)。お手数ですが、セッションのタイトル名もしくはファイル名からリンク先の該当するファイルを参照してください。

NEW-Virtualization-KVM-at-IBM-Posting-version


irtualization - Consolidation & Performance Data to Help Maximize Server Utilization

 タイトル的に興味深く参加しましたが、最初の 40分間は仮想化の歴史や KVMの仕組みを延々としておりました。さぁ `Maximizing Server Utilization`な話が聞けるのか!と思ったら、IBMのサーバと組み合わせた場合の話となりましたが、きっちりと Emulated IDEの話をしてきたのは流石です!

NEW-RHEL-on-Hyper-V-Final_6_24


Red Hat/Microsoft Virtualization Collaboration and Running Red Hat Enterprise Linux on Microsoft Hyper-V

 私は受講しませんでしたが、Microsoftが Hyper-Vのセッションを開催しておりました。

キーノート

 

 キーノートは、二日目に行われました。実のところ、初日は RHSへの登録とウェルカムイブニングでしたので、実質 RHSの初日となります。およそ 2000名程度の参加者で会場が埋め尽くされました。

Red Hat/Jim Whitehurst, CEO氏

 

 テーマは、`レッドハットのモデルはお客様の求めるものと新しいアーキテクチャ、イノベーションを同時に提供する`と云うものです。 現在 ITが提供するバリューの拡大とコスト削減への要求が加速しつつあるが、実現は難しい。理由は、従来のソフトウェアのモデルでは提供できる価値が少ないこと、複雑性によって IT予算がイノベーションに使われてないこと、さらにIT予算を使っても半分以上のプロジェクトが失敗してしまうからだ。これに対して Red Hatのオープンソースモデルは、お客様が求める高い価値と、複雑性を排除できる新しいアーキテクチャを提供し、イノベーションを実現できるようになることを強調した。

 例えば Google、Facebook、Twitterなどのサービスが無料で使えるのがあたり前である現在、ITの進化によるテクノロジーへの期待が大きい一方で、同時にコスト削減への期待も大きい。しかし一方で多くの企業のIT部門は、期待に応えることができていない。その理由の 1つ目は従来のソフトウェアのビジネスモデルにあるという。従来のソフトウェアのモデルにおいては 80%の利用者はソフトウェアの機能の 20%程度しか使っていないため支払ってるコストに対するソフトウェアの価値は少ない。理由の 2つめは複雑性にあり、企業の IT予算の多くは、プロプライエタリな技術を使った複雑なシステムの小さな変更のためにしか使われていないため、イノベーションのために予算を割り当てることができない。しかしイノベーションを期待して予算を割り当てたとしても半分以上の ITプロジェクトは失敗に終わるため期待されるような機能の提供やコスト削減は実現できない。21世紀のソフトウェアのモデルはこのような状況から変わらなければいけない。この解決アプローチは 3つあり、1つはカスタマセントリックなビジネスモデル、2つめはモダンなアーキテクチャ、3つめはイノベーションを実現することだ。レッドハットは CIO Insight Vendor Value Studyのランキングで一位になったように高い価値をお客様に提供している。また例えばクラウドコンピューティングに対してもレッドハットはモダンなモジュラーアーキテクチャで対応ができる。またクラウドを利用すればインフラの面倒なことに時間を使わずにイノベーションに専念できるようになる。また Mariottホテルでの仮想化事例の紹介ビデオは興味深いものがありました。少し前まで HPE社内のプレゼンで行っていた様な近未来な仮想化がもたらす集約、管理の単純化が実際に Linux + 仮想化で実現できている事を見せつけられました。但し時期的に KVMではなく Xenではないかと個人的に思っております。

Red Hat/Paul Cormier, Executive VP(Product担当)氏

オラクルやマイクロソフトは「ロックイン2.0」だ。レッドハットはロックインのない柔軟性を提供する

 

 80年代はひとつのベンダーがハードウェア、ソフトウェア、ミドルウェアなど全てを提供してロックインするのが当たり前だったが、サンを買収したオラクルや Azureを展開しているマイクロソフトが現在やっていることも同じようなもので、いわば「ロックイン2.0」である。これに対してレッドハットのアーキテクチャはオープンであり、例えばクラウドコンピューティングのアーキテクチャでも VMwareやマイクロソフトを排除せずに連携ができる。クラウドコンピューティングの事例として NTTコミュニケーションズがビデオで紹介され、レッドハットを選択した最大の理由が KVMであること、またオープンなインタフェースで他システムの連携も実現できたことなどが説明された。クラウドコンピューティングに対しては今後 DeltaCloud APIをベースとして CloudEngineを開発することで社内の仮想化環境と社外のパブリッククラウドの連携を実現していくが、今後も変わらずにロックインのない柔軟性と選択肢を提供していくことを強調した。

Red Hat/Brian Stevens, VP(CTO)氏

 

 数々の新技術が紹介された。まず最初は、今年後半にリリースされる RHEL6となる。 CPUが最大 4096、メモリーが最大 64TB、ファイルシステムが最大 100TBなど従来バージョンに比較して大幅にスペックが拡張される。一方で進化した GreenITの機能により RHEL5比で電力消費量を 39%、発熱量を 33%抑制できたテスト結果が紹介された。また仮想化機能において KVM上のオラクルの性能がベアメタルに比較して劣化が少ないことや 256の VMを使った場合のスケーラビリティの高さを強調した。KVMの開発者は 4年前にはたった一人だったが、今では約 7000人になっという。次に RHEL6の新機能の cgroup を紹介し、動的にネットワーク帯域幅やディスク I/Oの制御や優先順位付けができることをビデオのデモで紹介した。さらに昨日発表された RHEV2.2を紹介し、新機能VDIによってデスクトップとサーバを統合的に仮想化できることを強調するとともに、Xenや VMware の仮想マシンを変換して RHEV2.2にインポートするデモをビデオで紹介した。さらにレッドハットのクラウドコンピューティング戦略の鍵となる DeltaCloudのデモがビデオで紹介され、RHEVと Amazon EC2の仮想マシンがポータル画面から同じように操作した。次にポータルを提供するためのツールとして新製品 JBoss Enterprise Portal Platform 5が紹介され、Googleや Twitterなどを含むさまざまな情報を集約するデモが紹介された。最後に多ノード・インメモリーのデータグリッド処理を実現する Infinispanが紹介され実際にどのようなスクリプトでデータを操作するかをビデオで紹介した。数々の新機能を紹介した Brian Stevensは、`今日は統合的なクラウドプラットフォームを紹介してきたが、Red Hat のミッションは一貫してAny application, Anywhere, Anytime`であると締めくくった。

Expo部分

 

 会場には EXPOよろしく、各社のシステム等が多数展示されておりました。この会場は食事をする会場の隣にあり、食事をした後や休憩しつつ話を聞いたりする事ができました。

懐かしい 5inch FD(中にデータとかは無し)

Ingres社

 

Oracle対抗として注目の Ingres

では、では

Open Source & Linux

2015年11月1日付でHewlett-Packard CompanyをHewlett Packard Enterprise Company とHP Inc.に分社する以前に販売された製品については、現在のモデルと異なる、古い製品名およびモデル番号である場合があります。