Linux技術情報
Intelligent Provisioning v3製品情報(v3.60未満)
Intelligent Provisioning v3製品情報(v3.60未満)
本ページに記載してある内容は限られた評価環境に於ける検証結果に基づいたものです。本ページの情報を利用する前に予め技術情報、ディストリビュータが提供する WEBサイト等をご覧ください。
本ソフトウェアの紹介と入手方法
本ソフトウェア(IP)は、Gen10サーバに標準搭載された単体サーバ向けのサーバのハードウェア設定、RAID設定、OSのインストール作業を統合して行う内蔵ソフトウェアです。ハードウェアのファームウェアをネットワーク経由で予め最新にアップデートする機能等、RAIDレベルのマイグレーション等、OSの導入前のみならず、OS導入後のサーバ管理にも活躍します。
IPの起動形態は 2通り用意されています。Gen10サーバの電源投入直後に [F10]で起動するオフライン形態と WEBブラウザ経由でいつでも起動可能な Always Onでのオンライン形態です。オフライン形態は主に OSの導入前の設定に利用します。Always On形態は主に OSの導入後のサーバメンテナンス時に利用します。これらの作業を行うのに DVDや専用ツールを探す必要はありませんし、サーバの前で作業する必要もありません。
設定画面
IPのメンテナンスメニューでは下記の設定が可能です
提供形態について
IPは Gen10サーバに内蔵されて出荷されています。IPのアップデートを行う方法は次の 3通りの方法があります。
- IP自身からファームウェアアップデートを行う
- ISOイメージから起動してのオフラインアップデート
- Software Delivery Repository(SDR)で提供されるRPM形式でのオンラインアップデート
IP経由での OSインストールについて
ハードウェアの設定と Linuxのインストールを予め IPから詳細に行う事も可能です。
Assistedモードでのインストールフロー
IPをオフライン形態で起動した場合には、ソースメディアとして DVDメディア、CIFS(SLESのみ)、FTP(RHELのみ)を利用した Assistedモードもしくは Manaulモードでのインストールが可能です。下記は Assistedモードでのインストールフローとなります。
Manualモードでのインストールフロー
下記は Manualモードでのインストールフローとなります。
IPを Always On形態で起動した場合のインストールフロー
IPを Always On形態で起動した場合には、ソースメディアとして CIFS(SLESのみ)、FTP(RHELのみ)を利用した Assistedモードでのインストールが可能です。下記はインストールフローとなります。
AlwaysOn形態での Linuxインストールのメリットは、PXEインストール環境や VNCもしくはシリアルコンソール設定を行う必要がなく、FTP(Red Hat)もしくは CIFS(SUSE)サーバを用意するだけで仮想メディアを利用せず(アドバンスドライセンス不要)にリモートインストールが可能な事です。インストール状況は、iLO5 WEBインターフェース画面左下のスモールスクリーンで簡易的な確認が可能です。
診断ツールについて
ProLiant Gen10シリーズには、Hardware Validation Toolが内蔵されています。電源投入直後の POST時に [F10]キーを押し下げる事で起動する Intelligent Provisioning(IP)内から起動可能です。別途ツールを用意する事なく、ProLiant本体と SmartArrayストレージの診断が可能です。本ツールは IP v3.20よりの提供となります。以前提供されていたEmbedded Diagnosticsの後継製品となります
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2015年11月1日付でHewlett-Packard CompanyをHewlett Packard Enterprise Company とHP Inc.に分社する以前に販売された製品については、現在のモデルと異なる、古い製品名およびモデル番号である場合があります。