Linux技術情報
HPE Power Protector(HPEPP)
HPE Power Protector(HPEPP)
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本ソフトウェアの紹介と入手方法
HPE Power Protector(HPEPP)は、個々の HPE 製 UPS を包括的に制御することによって、 電源環境を監視、管理、および制御できるようにするソフトウェアです。使い慣れた WEBブラ ウザから、ネットワーク上の任意の場所で安全にアクセスし、電源障害設定を制御できるため、重要なサーバーの稼動時間を最大限に延長できます。
HPEPPでは、アラートのカスタマイズ、接続されている装置の正しい手順でのシャットダウン管理、装置のシャットダウンタイミングへの優先順位付け、ロードセグメント単位でのシャットダウンと起動のタイミング制御、テキスト形式のログとグラフィックログの提供、UPSの診断が可能です。
HPEPPの起動モードは、UPS自体を管理する Administratorモードと、シャットダウン対象となる Clientモードの 2種類があります。インストールアプリは 1ヶに統一されており、インストール後に Administratorモードと Clientモードの選択を行います。
Administratorモードでは、サーバとは USB, LAN, シリアルのいずれかで接続を行います。
LAN接続専用のネットワークマネージメントモジュール(HPENMC)を UPSに内蔵する場合には、別途サーバを用意してAdministratorモードとして運用する必要はありません。このため、Administratorモードに対応していない OSだけの環境でも運用が可能です。
HPEPPを Administratorモード用サーバを用意して稼働させるか、HPENMCを利用するべきかは下記の要件に依存します。詳細は製品ユーザガイド等をご覧ください。
- UPS接続方法(LANもしくは USB, シリアル)
- 複数台 UPSでの冗長化構成
- SNMPトラップ送信
- スケジュールシャットダウンと起動
- 遅延シャットダウン
- UPS接続先の対象 OS
対応ディストリビューション
Administratorモードは Red Hat Enterprise Linuxと SUSE Linux Enterprise Serverに対応し、Clientモードはこれらディストリビューションの他に Ubuntuにも対応しています。モード毎の詳細な対応バージョンについては HPEPPソフトウェア付属のドキュメントをご覧ください。
各設定画面等
Open Source & Linux
2015年11月1日付でHewlett-Packard CompanyをHewlett Packard Enterprise Company とHP Inc.に分社する以前に販売された製品については、現在のモデルと異なる、古い製品名およびモデル番号である場合があります。