Linux技術情報
FAQ:Linux全般

Linux一般に関する質問・回答集です。

インストール編

 
Grubを利用する場合でも /bootは別パーティションにするべきか?

 

 Grubを利用する場合、liloの様な厳しい cylinder制限がありませんので /bootパーティションを別途確保する必要性は低いと云えます。しかし、システム構成によっては Grubやインストーラの問題からシステムが起動できない問題があります。また、将来発覚するかも知れない各種の制限からブートローダを liloに戻さざるを得ない可能性がある事を考え、/boot用パーティションを別途確保する事を強くおすすめします。また、Grub自身に問題がなくても PC/ATの歴史的な制限に引っかかる場合もありますので、/boot用のパーティションは最初に別途確保するべきです。Grubの問題については FAQディストリビューションの Red Hat, OpenLinuxの各項目をご覧ください。

07-MAY-02, revised 30-JUN-09

 
HDDを同機種マシンに丸ごと入れ替えて起動しますか?

 

 問題ありません。また、SmartArrayを利用している場合には必要な RAID情報は meta dataとして HDD上に保持されているので、予め ACU等で必要となる作業もありません。もし SmartArray同士であっても HBAが異なる場合であっても一部の例外以外(MSA20の RAID-6、MSA2000)を除いて問題なく移行可能です。SmartArray以外で気をつけなければならない事として、予め RBSUでの BIOS設定内容を同一にしておく事が必要です。また、利用するディストリビューションによって、NICの MAC addressが変更された場合の挙動に注意が必要です。例えば、RHEL5は ifcfg-ethXの MAC addressは kudzuによって自動修正されますが、static IPが dhcpに変更されてしまいますので、MAC address指定による ethXの固定を予め外しておき、且つ kudzuの起動を停止しておくと云う処置を行うか、マシン移行後に手動で #system-config-network等で再設定する必要があります。

04-JUL-08

一般編


md5sumをチェックしたいが?

 

 Linuxでは `#man md5sum`をご覧ください。Windows用 md5sumツールに関してはこちら(md5sum.x86.exe)をご覧ください。なお Windows用 `md5sum.x86.exe`は英語版ですので `C:\>us`としてコマンドプロンプトを USモードに切り替えてからご利用ください。オプションについては -hでご覧頂けます。

10-OCT-2002

 
sarは kernel 2.6でも利用可能か?

 

 利用可能です。但し、sar(実際はsadcコマンド)が '-b'オプションを指定されたときは /proc/statのdisk_ioを参照しますが、kernel 2.6では /proc/stat配下に disk_io項目が無いためにデータを収集できません。kernel 2.4と 2.6で #sarが参照する /procエントリは下記になります。

kernel2.4

#sar -b --- /proc/stat の disk_io
#sar -d --- /proc/stat の disk_io

kernel2.6

#sar -d --- /proc/diskstats
 

 また、kernel 2.4とは異なり /proc/diskstatsの出力結果は tps(#sar -b)へ発行された rtpsと wtpsを別々には提供せずに、デバイス毎の read/writeリクエストの合計(rtps+wtps)のみを提供する様に変更されています。
 ちなみに #sarの主要オプションである -bと -dは下記となっています。

sar -b

tps = 物理ディスクへ発行されたread/writeリクエストの合計
rtps = 物理ディスクへ発行されたreadリクエストの数
wtps = 物理ディスクへ発行されたwriteリクエストの数
bread/s = 物理ディスクへ要求されたreadセクターの数
bwrtn/s = 物理ディスクへ要求されたwriteセクターの数

sar -d

tps = デバイスへ発行されたread/writeリクエストの合計
rd_sec/s = デバイスへ要求されたreadセクターの数
wr_sec/s = デバイスへ要求されたwriteセクターの数

17-SEP-2004

 
bonnieの結果がおかしいが?

 

 random seekテストの結果 CPU使用率が異常に大きい値になる事があります。これは bonnieの file I/Oが buffer cacheにアクセスする事が原因です。kernel parameterで mem=xxxM等とメモリ容量を制限し、xxxより大きい値を bonnieの -sオプションで指定する事で回避可能です。もしくは buffer cacheの影響を全く考慮する必要がない場合には -o_directオプションを利用します。
 また、この問題とは別に高速なシステム利用時に bonnieで -sに小さい値を指定した場合、内部的に Zero dividedされ結果が inf(無限大), nan(数値でない), -2^31の値になる事があります。

05-APR-2005

 
2.2TB超の LUNから直接システムは起動可能か?

 

 SLES11から可能となっています。grub-read-gptパッチが適用されています。詳細は SmartArrayでの 2.2TB超えについてをご覧ください。

14-JUL-2009

 
rpm2cpioが使えないが?

 

 SLES11と Fedora 11からは RPMパッケージが cpio形式から tar.gz形式に変更されています。このためこれらディストリ用の RPMパッケージを既存の他ディストリ上で rpm2cpio hoge.rpm | cpio -id等としてのパッケージ展開は行えません。また、SLES11は初期リリースの rpm2cpioも本仕様に対応していませんでしたので、最新の rpm2cpio(rpm-4.4.2.3-37.10.1)に変更する必要があります。既存の他ディストリで展開するには rpm2tarzツール等で一度展開するかこちらで公開されている rpm2cpio.shも便利かと思います。但し、このスクリプトでは全ての RPMの展開が出来るわけではありませんでした(yast2-packager-***.rpm等)。

 [17-FEB-2011] RHEL6用 RPMは、RHEL5.5用に用意された xzパッケージを用いる事で #rpm2cpio hoge.rpm | xz -d | cpio -idによる展開が可能になりました。ちなみに、RHEL6用 RPMは SLES11上では rpm2cpioによる展開は行えませんが、RHEL6上では SLES11用 RPMの rpm2cpioによる展開は可能です。

12-AUG-2009, revised 17-FEB-2011

 
x86と x86_64の両方のパッケージをアンインストする場合は?

 

 全ての CPUアーキテクチャ版のパッケージを削除するには、#rpm -e --allmatchが有効です。この方法は RHEL5の x86_64版の様に Firefoxが x86版と x86_64版の両方がインストールされている場合等、もしくは x86版と x86_64版の両方のライブラリが入っている場合等で CPUアーキテクチャが分からない場合(i386なのか i586なのか i686なのか)に有効です。片方のパッケージだけアンインストールするには `X.X.X-XX.x86_64`等の様に CPUアーキテクチャ迄指定します。
 また、インストールされている CPU arch.を調べるには下記の方法で調べられます。

#rpm -q --qf '%{arch}\n' firefox
 i586
 x86_64

14-AUG-2009, revised 24-SEP-2009

 
update-pciidsの proxy設定の環境変数は何か?

 

 http_proxyになります。小文字での指定が必要です。但し、この操作はディストリ標準のデータを書き換えますので、HPEがサポート対象とする RHEL, SLESでは行わないでください

22-SEP-2010

 
パーティションが Microsoft bacicになったが?

 

 このパーティション名は、OSの種類とその目的に応じたものを GUID(globally unique identifiers)から取得した内容となります。かつて、Linuxと Windowsではデータパーティションを示す GUIDに同じ EBD0A0A2-B9E5-4433-87C0-68B6B72699C7を利用していた(現在は 0FC63DAF-8483-4772-8E79-3D69D8477DE4)事。古いディスク操作用ツールとそのライブラリでは Linux向け GUIDを扱わない場合があります。これらにより、ツールによっては、 Linuxで利用されているファイルシステムであるにも関わらず Microsoft Basic dataとして表示される場合があります。現在の状況を確認もしくは変更するには #gdisk等が利用可能です。仮に Linux上で Microsoftt basicが表記されたとしても、通常は変更する必要はありません。この GUIDにより、Linuxと Windowsのデュアルブート環境で GPTラベルを利用している場合、Windowsのファイルマネージャ等で Linux向けパーティションを操作しようとした際に、未使用領域としてフォーマットを促したりせずに、ドライブの割り当て自体をしない様にする事が可能となっています。
 書き変わる具体例としては、SDR(software delivery repository)で提供している SW-RAID管理ツール MINNOW v1.0.0-1を稼働させ、HDDの抜き差しによる自動リビルドを行わせた場合に、#fdisk -l等で確認した際に `Linux RAID`以外のパーティションが `Microsoft basic`として表示される事を確認しています。

22-DEC-2017


fdiskで -cオプションがサポートされていないが?

 

 #fdiskを利用する際に Flash系デバイスへの alignment合わせる際には `-c`オプションの利用が必要となります。この `-c`は日本語環境での #man fdiskでは表示されません(Red Hat Enterprise Linux 7.7等)ので #LANG=C man fdiskで確認してください。2.2TB超のストレージの場合に必要となる GPTラベルに fdiskは対応していませんので、この場合には #partedの利用を推奨します。 

04-FEB-2021
 

Xen編

 
Xen起動時 CPU FATAL TRAPとなり起動しないが?

 

 ハードウェア構成によって CPUの VTサポートが OFFの場合に `CPU 1 FATAL TRAP6 (invalid opcode), ERROR CODE 0000, INTERRRUPT CONTEXT.`のメッセージが表示される場合があり、DL320G5での発生を確認しています。RBSUで VT機能のサポートを ONに変更する事で回避可能です。この現象は利用する Xenやハードウェア(firmware)等の構成によって発生しない可能性があります。

24-JAN-08

 
RHELと SLES間での P2Vだと guest OSが起動しないが?

 

 Xenの設定ファイル中の bootloader=、kernel=、ramdisk=を確認してください。これは両者の設定方法の違いから来ています。例えば、SLES10の上で RHEL4/U5を稼動させる場合を例にすると、bootloader=をコメントアウトして、代わりに kernel=、ramdisk=での指定が必要になります。

ostype = "rhel4"
name = "lccjp02"
memory = 128
#bootloader = "/usr/lib/xen/boot/domUloader.py"
kernel = "/var/lib/xen/boot/vmlinuz-2.6.9-55.ELxenU"
ramdisk = "/var/lib/xen/boot/initrd-2.6.9-55.ELxenU.img"
bootargs = "1"
disk = [ 'file:/var/lib/xen/images/lccjp02.img,xvda,w', ]
vif = [ 'mac=aa:00:00:00:00:01, bridge=xenbr0' ]
vfb = ["type=vnc,vncunused=1"]
root = "/dev/xvda3"

06-FEB-08

NIS編

 
yppasswdで 8文字を超えるパスワード設定をするとログインできないが?

 

 NISユーティリティに含まれる yppasswdコマンドは DESアルゴリズムを使用したパスワードハッシュを行なっています。このアルゴリズムは昔からの UNIXのパスワードファイル(/etc/passwd)の暗号化を行なう crypt関数で使用されていましたが、設定できるパスワード長が 8文字までという制限がありました。つまり、NISで設定されるパスワードは 8文字までとなります。8文字以上の文字列で yppasswdコマンドを実行しても、NISサーバに実際に登録されるのは 8文字までの文字列のパスワードとなります。

 Red Hatを例にすると… 8文字以上のパスワードを yppasswdコマンドで設定した場合、ログイン時にその文字列の先頭から 8文字分を入力すれば、Red Hat 7.2でも問題なくログインできます。Red Hat 7.1では 9文字目からの文字列のチェックをしていないために問題なくログインできましたが、7.2ではチェックを行っているためにこの問題が発生します。

29-JAN-02

 
NISを使用していれば 8文字までのパスワードでログインできるのか?

 

 Red Hatを例にすると…インストール時に特に変更しない限り MD5および shadowパスワードが有効になっています。従って、マップファイルを作成した時点では MD5アルゴリズムを使用した暗号化が行われています。MD5暗号化では、従来の DESアルゴリズム使用時のパスワード長 8文字という制限が取り除かれて、最長 256文字のパスワードを設定することが可能です。この MD5形式でパスワードが保存されている限りは、NISクライアントでログインする際、8文字の制限はありませんので完全なパスワードを入力する必要があります。つまり、この場合は前述のyppasswdで 8文字を超えるパスワード設定をするとログインできないがの話はあてはまりません。

29-JAN-02

 
NISサーバに格納されているパスワードが DESか MD5かの判別方法は?

 

 MD5形式では、パスワードフィールドが $1$で始まります。それ以外ならば DES形式です。ypcatコマンドを使用すれば、NISサーバ上のパスワードファイルを参照することができます。 下記の例では test1が DES形式で test2は MD5形式でパスワードが保存されています。

#ypcat passwd
pop:!!:500:501:POP users:/dev/null:/dev/null
sysop:$1$J5TNtHgl$bo./BvVDHfGj6elGmu/p71:502:503::/home/sysop:/bin/noshell
test2:$1$W1bJLK8H$7PqAhB15jRc9O2exr9DIl/:1001:1000::/home/test2:/bin/bash
test1:PujdVKlnLdKjo:1000:1000::/home/test1:/bin/bash

29-JAN-02

 
MD5を無効にしたのに MD5保存されているユーザにログインできるが?

 

 インストール時の MD5導入の選択は、ライブラリ自体の MD5計算ルーチンの取捨選択ではなく、パスワードファイルに格納する際のアルゴリズムの選択にすぎません。また、ログイン処理の際にも crypt関数が呼ばれます。最近の crypt関数は DESと MD5の自動判別が可能です。

29-JAN-02

 
MD5を後から有効にするには?

 

 authconfigユーティリティを利用する事で Red Hat等のインストール画面と同様な設定画面で有効にする事が可能です。手動で行うには /etc/pam.d/system-authの…

password  sufficient  /lib/security/pam_unix.so nullok use_authok

md5を追加する事で有効にできます。
 以降、新規ユーザを追加するとパスワードフィールドが MD5形式で暗号化されて保存されます。

29-JAN-02

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