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OpenBSD R7.0インストール方法

OpenBSD R7.0インストール方法

 本ページの内容は限られた評価環境における動作結果、動作させるための情報を報告しているだけであり *BSDの全ての動作を保証するものではありません。また、動作確認に関する情報等はあくまでも `動作確認`であり、動作の保証をするものではありません。特に記載の無い機能動作確認を行っていません。更に詳細な情報については、保証についてをお読みください。

想定システム

 

 本インストール方法は下記のインストール条件を想定しています。システム構成、インストールオプションが異なる場合には、添付のドキュメント等を参照して、インストール中に適時必要な設定を行ってください。

MicroServer Gen10 Plus

 Xeon E-2224G 3.50GHz - 1P/4C/HT無し

 Memory - 8GB

 BIOS - U48 v2.56(01/20/2022)

 SATA - AHCIモード

 I350 - v1.3082.0

 iLO5 - v2.65

 動作確認は上記の構成で確認しています。異なる CPU世代での動作確認は行っておりません。

本書が対応するハードウェア等の環境について

 

  • 本書が利用するメディアは installNN.isoイメージです。
  • ProLiantの動作モードは Legacy(BIOS)モードを利用しています。電源起動後の POSTで [F9] ⇒⇒ システム構成/System Configuration ⇒⇒ BIOSプラットフォーム構成(RBSU)/BIOS Platform Configuration(RBSU) ⇒⇒ ブートオプション/Boot Options ⇒⇒ ブートモード/Boot Mode ⇒⇒ [レガシー BIOSモード]/[Legacy BIOS Mode] に変更してください。
  • x86_64(amd64) kernelでのみ確認しています。x86(i386) kernelで動作する可能性は高いと思われますが未確認です
  • MicroServer Gen10 Plusの SATAは AHCIモードに変更する必要があります。電源起動後の POSTで [F9] ⇒⇒ システム構成/System Configuration ⇒⇒ BIOSプラットフォーム構成(RBSU)/BIOS Platform Configuration(RBSU) ⇒⇒ ストレージオプション/Storage Options ⇒⇒ SATAコントローラオプション/SATA Controller Options ⇒⇒ 内蔵 SATA構成/Embedded SATA Configuration ⇒⇒ [SATA AHCI構成]/[SATA AHCI Support] に変更してください。

本 Releaseでの制限事項

 

  • MicroServer Gen10 Plusでは X.org/FVWMの iLO5仮想コンソール経由での安定運用は確認できませんでした。インストール時の `Do you expect to run the X Window System?` は `no`を入力するか、パッケージ選択で `-x*` を入力して X.org/FVWMパッケージの選択を外してください。
  • インストール時のパッケージ選択画面で の `Directory does not contain SHA256.sig. Continue without verification?`には、`y`を入力してください。詳細は Why aren't the downloadable images self-signed?を参照してください。
  • iLO5の各種機能の制限については後述セクションをご覧ください。

ハードウェアのセットアップ

 

  • ProLiantの本体とオプションデバイスのファーウェアは Service Pack for ProLiant(SPP) 2022.03.0の ISOイメージからシステムを起動し、一括してファームウェアの更新を自動で行う Automaticモードで更新しています。SPPの詳細については専用ページをご覧ください。また、前述したファームウェアバージョンは iLO4/5 WEB I/Fの Firmwareページで確認したものです。
  • ProLiant Gen10 Plusのワークロードプロファイルは、電源起動後の POSTで [F9] ⇒⇒ システム構成/System Configuration ⇒⇒ BIOSプラットフォーム構成(RBSU)/BIOS Platform Configuration(RBSU) ⇒⇒ ワークロードプロファイル/Workload Profile ⇒⇒ [カスタム/Custom]としています。なお本設定以外でも動作すると思われますが未確認です。
  • ProLiant Gen10 Plusの電源制御は、電源起動後の POSTで [F9] ⇒⇒ システム構成/System Configuration ⇒⇒ BIOSプラットフォーム構成(RBSU)/BIOS Platform Configuration(RBSU) ⇒⇒ 電力及びパフォーマンスオプション/Power and Performance Options ⇒⇒ パワーレギュレータ/Power Regulator ⇒⇒ [OSコントロールモード/OS Control Mode]としています。なお、本設定は前述の OSコントロールモードを指定した場合にのみ選択可能です。なお、本設定は前述のワークロードプロファイルで [カスタム]を指定した場合にのみ利用可能です。
  • iLO5の仮想メディアを利用して OSをインストールする場合、iLOのネットワークモードは dedicatedモードでの利用を推奨します。これは、Etherneドライバによるリセットが掛かった場合に iLO側のセッションが影響を受け仮想メディアも切断されたままとなる場合があるためです。リセット後に仮想メディアがセッション中に復旧するかは Ethernetドライバの種類や利用するネットワーク環境により異なります。
  • DVD-ROMメディアのイジェクトは内蔵 DVD、iLOの仮想 DVD/ISOドライブの両方共に自動ではイジェクトされません。インストール終了後には手動でイジェクトしてください。

デバイスインストール方法

 

  • インストーラの起動方法について
     内蔵 DVDと iLO5の仮想 DVD/ISOドライブからインストール可能です。
  • ディスクコントローラの設定
     インストーラは AHCI配下の物理ドライブを共に /dev/sdXとして認識します。
  • Ethernetコントローラの設定
     インストーラは Intel系 1Gb NICを em0~として認識します。
  • Videoの設定
     X.org/FVWMは利用できません。`Do you expect to run the X Window System?` は `no`を入力するか、パッケージ選択で `-x*` を入力して X.org/FVWMパッケージの選択を外してください。

インストール後の確認と設定

 

  • ネットワークの動作確認
     #ifconfigでインターフェースを確認し、#ping等での疎通を確認してください。
  • Xの動作確認
     MicroServer Gen10 Plusで X.org/FVWMを利用する場合、ローカルコンソールから #startxで起動し、キーボードとマウスが動作する事を確認してください。なお、iLO5の仮想コンソール経由での安定稼働は確認できませんでした(後述)。
  • メモリの設定
     メモリの設定は特に必要ありません。メモリの認識状況の確認は #dmesg|grep memで行ってください。
  • SMPの設定
     CPUの設定は特に必要ありません。CPU数の認識状況の確認は #dmesg|grep processorで行ってください。
  • ACPIについて
     設定作業は必要ありません。#halt -p による電源断が可能です。
  • インストール後の初回起動時のみ intel(4)ドライバとなる Intel microcode update binariesである intel-firmwareと、vmm(4)ドライバ用 SeaBIOSイメージである vmm-firmwareのインストールを試みますが、外部ネットワークとの接続に proxyが必要なネットワーク環境の場合には、proxyが未設定のため 5分強程度起動が停止します。システムの起動後に必要に応じて proxyを設定しアップデートしてください。詳細はこちらをご覧ください。また、詳細なエラー内容は root宛の mailboxをご覧ください。

#export http_proxy=http://hoge.com:8080
#fw_update -n
vmm-firmware-1.14.0: ok
intel-firmware-20210608v0: ok

Lights-Outの利用について

 

  • iLO5で試した仮想コンソールは html5版のみです。Java Applet版等も動作するとは思われますが確認していません。
  • iLO5の TEXTCONS(ハードウェアベース仮想テキストコンソール機能)の利用を確認しました。UEFIモード利用時には EFI-based framebufferが利用される仕様により利用できません。
  • iLO5の仮想 DVD/ISOドライブ機能が利用可能です。デバイスは /dev/cdXaとして認識されますので #mount_cd9660等で利用してください。
  • iLO5の仮想 USBドライブ機能の動作は未確認です。

備考

 

  • R6.9では動作していた MicroServer Gen10 Plusでの X.orgが R7.0以降では動作しなくなった。試しにファームウェアを SPP 2021.04.0のものにダウングレードしても動作せず。また、今回の SPP 2022.03.0のファームウェアのままで R6.9をインスト―スしたところ X.org/FVWMは動作した。
  • R6.9の /var/log/Xorg.0.logでレポートされる X.Org Video Driver v24.1、glx v1.0.0、mga v2.0.0、vesa v2.3.4、vgahw v0.1.0であり、R7.0とはバージョンは同じものであった。
  • X.orgが起動しない際のエラーは DL360 Gen9での R5.6以降と同じ Unable to detect video RAMを主因とするものであった。
  • X.org/FWVMの自動起動を行うと画面の左半分が黒、右半分が虹色の画面となる。これは R6.9と MicroServer Gen10 Plusでも発生していたが、10秒程度で X.org/FVWMが起動していたものである。今回の R7.0ではこの画面が表示され続けてしまう。
  • ローカルコンソールで利用した TFTは HPの 17inch(1280x1024)のものと、家庭用 TV(1920x1080)である。
  • 今回、比較のために DL360 Gen9でも R7.0をインストールする事自体は確認出来たが、本書には記載していない。
  • 今回、比較のために DL325 Gen10/P408, DL360 Gen10/P408, DL360 Gen10 Plus/MR416のインストールも試したが、これらは全て HBAを認識しなかった。
  • インストール時の Time Zoneは従来 Canadaであったが、今回 Tokyo/Asiaが選択された。R7.0だからなのか、Proxyが不要な在宅でテストしたからなのかは未確認。
  • [R7.2テスト結果より] MicroServer Gen10 Plusでの X.org/FVWMが動作しなかった件は、複合問題の可能性がある。詳細は R7.2インストールフローを参照してください。

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