*BSD技術情報
FreeBSD R11.2インストールフロー

FreeBSD R11.2インストールフロー

 本ページの内容は限られた評価環境における動作結果、動作させるための情報を報告しているだけであり *BSDの全ての動作を保証するものではありません。また、動作確認に関する情報等はあくまでも `動作確認`であり、動作の保証をするものではありません。特に記載の無い機能動作確認を行っていません。更に詳細な情報については、保証についてをお読みください。

保証について

想定システム

 

 本インストールフローは下記のインストール条件を想定しています。システム構成、インストールオプションが異なる場合には、添付のドキュメント等を参照して、インストール中に適時必要な設定を行ってください。

ProLiant DL325 Gen10

 EPYC 7551P 1.70GHz - 32/64(SMT)
  もしくは
 EPYC 7262 3.20GHz - 8/16(SMT)

 Memory - 128GB

 BIOS - A41 v2.36(03/09/2020)

 SmartArray P408i-a SR Gen10/2GB - v2.65

 331i - v20.14.62

 iLO5 - v2.14

 内蔵オプティカル - なし

ProLiant DL360 Gen9

 Intel E5-2603 v3 1.60GHz - 2P/6C/HT無し

 Memory - 64GB

 BIOS P89 - v2.60(05/21/2018)

 SmartArray P440ar/2GB - v6.60

 331i - v20.12.41

 iLO4/5 - v2.60

 内蔵オプティカル - DVD RAM UJ8E2 SE03

ProLiant DL360 Gen10

 Intel Bronze 3104 1.70GHz - 2P/6C/HT無し

 Memory 32GB

 BIOS U32 - v1.40(06/15/2018)

 SmartArray P408i-a SR Gen10/2GB v1.34

 331i - v20.12.41

 iLO5 v1.30

 内蔵オプティカル - hp DVD-ROM DUD0N UMD0

 動作確認は上記の構成で確認しています。異なる CPU (Xeon v4等)での動作確認は行っておりません

本リリースが対象とする Bootモードと CPUアーキテクチャ

 

  • ProLiantの動作モードは Legacy(BIOS)モードと UEFIモードで確認しています。それぞれのモードで利用するインストールメディアは R11.0より統一されています。
  • x86_64(amd64) kernelでのみ確認しています。x86(i386) kernelで動作する可能性は高いと思われますが未確認です。
  • 本書が利用するメディアは DVD用 ISOメディアです。

本 Releaseでの制限事項

 

  • SmartArray P440arを HBAモードに変更した場合、配下の LUNからの安定起動しませんデータ領域として利用する必要がありますので別途起動デバイスを用意する必要があります。本事象は HBAモードの仕様であり OSを問いません。
  • iLO4/5の各種機能の制限については後述セクションに記載しています。

ハードウェアのセットアップ

 

  • ProLiantの本体とオプションデバイスのファーウェアは Service Pack for ProLiant(SPP) 2018.06.0の ISOイメージからシステムを起動し、一括してファームウェアの更新を自動で行う Automaticモードで更新しています。SPPの詳細については専用ページをご覧ください。
  • 本機の電源制御は Custom/OS Controlで確認を行いました。それぞれの設定は RBSU(Power Management Options ⇒ Power Profile/Power Regulator)で行ってください。
  • DVD-ROMメディアのイジェクトは内蔵 DVD、iLO4/5の仮想 DVD/ISOドライブ全てで自動ではイジェクトされません。インストール終了後には手動でイジェクトしてください。

デバイスインストールフロー

 

  • インストーラの起動方法について
    - ProLiant内蔵の DVDドライブ、iLO4/5の仮想 DVD/ISOドライブのいずれからでも起動してのインストールが可能です。
    - インストール中に iLO4/5の仮想コンソールを利用した場合マウスカーソルは動作しません
  • ディスクコントローラの設定
    - インストーラは SmartArray P440ar, P408i-a SR配下の RAID/HBA論理ドライブを /dev/daXとして、AHCI配下のディスクを /dev/adaXとして認識します。
  • Ethernetコントローラの設定
    - インストーラは Broadcom系 NICを bge0~として、Intel系 NICを igb0~として認識します。
  • マウスの設定
    - インストール時もしくはインストール後の #bsdconfigでの mousedの設定は不要です。インストール中、インストール後共に CLI上でマウスカーソルの利用は可能です。但し、iLO4/5の仮想コンソール上ではマウスカーソルは動作しません
    - X.org/twm利用時にはマウスの設定は不要です。利用するウィンドウマネージャによっては別途 dbus等の設定が必要となる場合があります。
  • Videoコントローラの設定
    - インストール後に設定を行います。
  • インストールの最終段階での作業
    - 特に不要です。

インストール後の確認と設定

 

  • UEFIモードでインストールした場合、ブートエントリは作成されません。インストール後の POST画面で [F9]を押し RBSUを起動し、System Configuration ⇒ BIOS/Platform Configuration(RBSU) ⇒ Boot Options ⇒ Advanced UEFI Boot Maintenance ⇒ Add Boot Option ⇒ インストールしたデバイスを選択 ⇒ <EFI> ⇒ <BOOT> ⇒ BOOTX64.EFI ⇒ 起動名を入力(例: FreeBSD R11.x UEFI) ⇒ Commit changes and exit[F10]で保存。Boot Optionsへ戻り ⇒ UEFI Boot Order ⇒ `FreeBSD R11.x UEFI`を選択し `+`キーで起動エントリの一番上へ移動 ⇒ [F10]で保存してください。
  • X.orgの設定
    - DVDメディアにはX.orgパッケージは同梱されていません。別途バイナリパッケージをダウンロードし導入する必要があります。

#echo 'setenv HTTP_PROXY "www.proxy.com:8080"' >> /root/.cshrc ⇒⇒ proxy設定例
#source /root/.cshrc
#pkg install xorg
#pkg install xf86-video-mga ⇒⇒ UEFI時のみ必要

 - X.org/twm上でマウスを利用するには特段設定は不要です。
 - 下記は Lumina Desktop Environmentを利用する場合に必要な作業です。

#pkg install lumina
#sysrc dbus_enable="YES"
#service dbus start
#cd /usr/local/etc/X11/xinit
#tail xinitrc
    ・・・
  twm &
  xclock -geometry 50x50-1+1 &
  xterm -geometry 80x50+494+51 &
  xterm -geometry 80x20+494-0 &
  exec xterm -geometry 80x66+0+0 -name login
#wc xinitrc
  56  98  780  xinitrc
#cp xinitrc xinitrc.ORG
#head -n 50 xinitrc.ORG > xinitrc
#echo "start-lumina-desktop" >> xinitrc
#startx

  • ACPIについて
    - 特に設定作業は必要ありません。#halt -p による電源断が可能です。
  • メモリの設定
    - x86_64版の場合、特に設定作業は必要ありません。メモリの認識状況の確認は #dmesg|grep memoryで行ってください。
  • SMPの設定
    - 特に設定作業は必要ありません。CPUの認識状況の確認は #dmesg|grep processorで行ってください。

Lights-Outの利用について

 

  • iLO4/5の仮想コンソール機能を FreeBSDのテキストモードで利用した場合、キーボードリピートは問題なく動作しました。マウスボタンも問題なく動作しますが、マウスカーソルが動かないため実質利用できません
  • iLO4/5の仮想コンソール機能をグラフィカルモードで利用した場合、キーボードリピートは問題なく動作します。マウスボタンも問題なく動作しますが、マウスカーソルが動かないため実質利用できません
  • iLO4/5に対し、ssh接続しての TEXTCONS(ハードウェアベース仮想テキストコンソール機能)は Legacy(BIOS)モード利用時には /boot/loader.confに `hw.vga.textmode=1`を引き渡す事で利用可能になります。UEFIモード利用時には EFI-based framebufferが利用される UEFIの仕様により利用できません。
  • iLO4/5の仮想 DVD/ISOドライブ機能が利用可能です。デバイスは /dev/cdXとして認識されました。

備考

 

  • X.orgでのマウス制御を devdではなく以前の haldにしたい場合にはレポジトリを変更する事で対応が可能と思われるが未テストである。詳細は R10.2用インストールフローの備考が参考となる。#pkg info xorg-server | grep -ie devd -ie halは R10.2後の xorg-server 1.17.4.1と同様に、on/offとなっている事を確認した。
  • R11.0の動作確認時では、DL360 Gen9の UEFIモード時には VESAドライバで X.orgが動作可能となっていたが、現時点のレポジトリでは xf86-video-mgaが再度必要となっている。ちなみに、今現在のレポジトリでは R11.0でも同様に本パッケージの追加が必要となる。
  • DL360 Gen10を Microsemi社提供 smartpqiドライバを利用してインストールした際には、UEFIモードのテストを行わなかったが、当時も動作しなかった可能性が高く、恐らく repositoryを変えても動作しないと思われる。
  • ProLiant DL325 Gen10での EPYCの Rome(7xx2)プロセッサは最新の FreeBSDリリースの利用を推奨します。本リリースでの動作確認の目的は R11.3と R12.1から Legacy(BIOS)での ISOイメージ起動が行えなくなったため、一つ前のマイナーバージョンから #freebsd-update upgradeを行う事を念頭にしています。
  • 本書作成時点では DL360 Gen10の UEFIモードのみ X.orgが起動しなかった(#startx時に (EE) open /dev/dri/card0: No such file or directory、(EE) Screen0 deleted because of no matching config section.、(EE) Fatal server error.、(EE) Cannot run in framebuffer mode. Please specify busIDs for all framebuffer devices. )が、2020年 6月 21日時点での Repository(xorg-server-1.20.8_2,1)では問題なく利用可能となっていた。

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