*BSD技術情報
SmartArray P408i-a SR Gen10コントローラー

SmartArray P408i-a SR Gen10コントローラー

 本ページの内容は限られた評価環境における動作結果、動作させるための情報を報告しているだけであり FreeBSDの全ての動作を保証するものではありません。また、動作確認に関する情報等はあくまでも 動作確認であり、動作の保証をするものではありません。詳細な情報については保証についてをご覧ください。

FreeBSD-tested systems

動作確認済みハードウェア

 

 本機をサポートしているインテルサーバ全般

インストーラにて自動認識・起動可能な *BSD

  • FreeBSD R10.2  ×*
  • FreeBSD R10.3  ×*
  • FreeBSD R10.4  ×*NT
  • FreeBSD R11.0  △*
  • FreeBSD R11.1  △*
  • FreeBSD R11.2  〇
  • FreeBSD R11.3  〇
  • FreeBSD R12.0  〇
  • FreeBSD R12.1  〇

 

  • OpenBSD R6.3  ×
  • OpenBSD R6.4  ×
  • OpenBSD R6.5  ×
  • OpenBSD R6.6  ×

 

* Microsemi社提供ドライバ利用時

*NT Microsemi社提供ドライバ未テスト

本機のモードについて

 

 本機は従来の SmartArrayで利用されていた RAIDモードと HBAモードを同時に利用する事が可能となった Mixedモードとなっておりコントローラ側での設定は不要です。

RAIDモードでの自動リビルドと、ログへの記録について

 

 FreeBSDの場合、HDD障害時に HDDを修理・交換する事でシステムを稼動させたままの自動リビルドが可能です。また、ディスクの障害、リビルドの発生と終了等は /var/log/messagesに記録されなくなりました。

ilo5の WEB I/F上での状況表示

 

 本機と本機に接続されたデバイスの状況は iLO5の WEB I/Fから状況を確認する事が可能です。但し、電源断時、POST時にはそれらの状況に遷移する前の状況を表示しています。

Microsemi社提供ドライバについて

 

 Microsemi社から FreeBSD用 smartpqiドライバとして `smartpqi_freebsd_v1.0.1-239.tgz`が こちらで提供されています。本ドライバは FreeBSD R11.2未満で必要なものです。以降の記載はこの Microsemi社提供ドライバを利用した際のものとなります。
 HPEはユーザの利便性向上のために、SmartArrayに対して対応表明が行われていない本ドライバの動作が可能か否かを簡易的に確認しました。対応確認したのは ProLiant DL360 Gen10でファームウェアは Service Pack for ProLiant(SPP) 2018.06.0を適用した環境です。本ドライバを利用しての運用は HPEは推奨しません。テスト目的での運用での利用を推奨します。

 

  • FreeBSD R10.2用ドライバをロードした後に kernelを起動すると kernel panicが発生し、利用が確認できなかった。本作業は R10.x用に予め RBSUで x2apicを disabledにした環境である。なお、Legacy(BIOS)モードでのみ確認し、 UEFIモードでの動作は未確認
  • FreeBSD R10.3用ドライバは Can't find kernelが表示されロードできず。敢えて R10.2用ドライバでのロードは可能だったがインストール終了後の再起動で `mountroot>`プロンプトで停止した。ufs:/dev/da0p2を直接指定するも成功せず。なお、Legacy(BIOS)モードでのみ確認し、UEFIモードでの動作は未確認
  • FreeBSD R11用ドライバは R11.0にて、Release Notes通りの方法で利用が可能。USB-keyの抜き差しのタイミングとしては bootstrap loaderがロードされる以前に USB-keyを装着しておきインストールが終了し再起動後に POST画面に遷移してから USB-keyを外す必要がある。R11.2がリリースされていない 6月 20日時点で #freebsd-update install -r 11.1-RELEASEの実行と再起動後の起動が可能な事も確認した。詳細はR11.0インストールフローを参照のこと。
  • FreeBSD R11用ドライバは R11.1にて、R11.0とほぼ同様に利用が可能であった。但し、インストール後の #pkg add smartpqi11x-amd64.txzをすると `no manifest found`となり実行できなかったが、これはドライバのアップデートによるパッケージ管理の面では将来便利だとは思うが現時点の正式サポートではない状況ではパッケージが導入できずとも問題はないと思われる。詳細はR11.1インストールフローを参照のこと。
  • ちなみに、FreeBSD R11.2 RC2では smartpqiドライバが実装され且つインストールも可能な事から、実運用は R11.2の RELEASE版からにする事を強く推奨する

本機の機能と特徴

SmartArray P408i-a SR Gen10コントローラー
物理形状
Type-aモジュラー(専用スロット)
PCI-Express
Gen3対応、x8レーン
HDDプロトコル
12G SAS、6G SATA
キャッシュ
FBWC(Flash Backup Write Cache)
RAIDレベル
0/1/5/6/10/50/60/1 ADM/10 ADM
RAID/HBAモード
Mixedモード(同時利用可能)
物理ドライブ 最大 238台
論理ドライブ 最大 64台

                 

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