*BSD技術情報

ProLiant DL120 Gen9

ProLiant DL120 Gen9

 本ページに記載してある内容は限られた評価環境に於ける検証結果に基づいたものです。本ページの情報を利用する前に予め技術情報保証について、ディストリビュータが提供する WEBサイト等をご覧ください。

*BSDのインストールに必要なデバイス情報

 

 本製品のデバイス毎の詳細情報は下記になります。BTO/CTOモデルの場合には通常とは異なる CPU, NIC, HBA等の構成が採用されている場合があります。製品の OSに特化しない部分の詳細はProLiant製品情報をご覧ください。

ProLiant DL120 Gen9
チップセット
Intel C610シリーズ
NIC

361i(Intel I350)

10/100/1000Base-T系

ビデオ
1600x1200/32bit, 1280x/1024/32bit
HBA
Dynamic SmartArray B140i/ZM
SDカード
内部 1スロット
ストレージベイ
ホットスワップ可(AHCI利用時は不可)
USB UHCI, EHCI, xHCI準拠
ファームウェア UEFI, BIOS選択可
KBD/MOUSE USB接続のみ
COMポート 追加可能(iLO4による仮想シリアル利用可)
BMC iLO4標準搭載

  

 全てのビデオ解像度が利用できるとは限りません

OS導入前 - ハードウェアセットアップについて(BIOS, UEFI選択)

 

 本機では BIOS(Legacy)モードと UEFIモードの選択が可能です。どちらのモードを利用するべきかは、利用する OS、利用するオプション、利用するソフトウェアによって決定する必要があります。詳細はそれぞれの製品の仕様、またはFAQ - UEFIと BIOSのどちらを使えばいいのか?を参照してください。ProLiant Gen9では、工場出荷時は UEFIモードが選択されています。

OS導入前 - ハードウェアセットアップについて(SmartArrayの細かな設定)

 ProLiant Gen9シリーズには、Intelligent Provisioning(IP)機能が内蔵されています。電源投入直後の POST時に [F10]キーを押し下げる事で別途ツールを用意する事なく、SmartArrayの設定ツールである Smart Storage Administrator(SSA)が利用可能です。UEFIモードではなく BIOS(Legacy)モードを利用する場合、一般的な OSは、ストレージの LUNが 2.2TBを越える GPTラベル領域からシステムを起動させる事ができませんので、DOSラベル領域用に 2.2TB以下の LUNを別途切り出す必要があります。詳細についてはSmartArrayでの 2.2TB超えについてをご覧ください。

 この Intellignet Provisioningは OSに依存しません(自動インストール機能を除く)ので FreeOSを利用する際にも強力な手助けとなります。

運用時 - ハードウェア障害監視用エージェント等について

 ProLiant Gen9シリーズに搭載されている iLO4自体が OSに非依存なハードウェア監視機能を内蔵しています。Insight Management Agent(IMA - Linux向けに提供)等の管理エージェント無しで、ハードウェア障害発生時には iLO4自身が SNMPトラップの発報、メール通知、syslog転送、Systems Insight Manager(SIM)との連携、WEB I/Fや SMASH CLP経由でのデバイスの現状確認が可能です。

運用時 - 障害時の診断ツールについて

 ProLiant Gen9シリーズに搭載されている Intellignet Provisioning(IP)機能には、Insight Diagnosticsが内蔵されています。電源投入直後の POST時に [F10]キーを押し下げる事で別途ツールを用意する事なく、ProLiant本体と SmartArrayストレージの診断が可能です。詳細はこちらをご覧ください。

 この Intellignet Provisioningは OSに依存しません(自動インストール機能を除く)ので FreeOSを利用する際にも強力な手助けとなります。

運用時 - AHSについて

 ProLiant Gen9シリーズに搭載されている iLO4は、常時 1600を超えるパラメータを航空機のフライトレコーダの様に常時監視し、iLO4が持つ NVRAM上に最大 450日間分保存する Active Health System(AHS)を搭載しています。

 管理者が見過ごしがちなファームウェアの変更や、空冷ファンの回転数や温度変化等の iLO4が検知可能な全てがログとして残ります。HPEのサービス部門がこの連続的に採取された AHSログを解析する事で従来は原因の追及が難しかった間欠障害等の迅速な解決に役立てます。

 また、管理者が従来用意していた Array Diagnostics Utility, Insight Diagnostics等の複数の管理ツールを起動しそれらのログを個別に採取する必要がなくなりました。

 この AHS機能は OSに依存しませんので FreeOSを利用する際にも強力な手助けとなります。

運用時 - Insight Onlineについて

 ProLiant Gen9シリーズに搭載されている iLO4が収集した、ハードウェア資産情報、サポート契約情報等は、HPEのクラウド上のポータルで管理可能です。大量の保守契約をスプレッドシート上で管理する必要がなくなります。

 販売パートナ様にはデバイス情報と契約情報、保守パートナにはサービスイベント情報がサマライズ表示される顧客情報管理ポータルをそれぞれ提供。ユーザ社内のみでの管理だけでなく、システムを委託管理する場合の情報共有が容易になります。

 この HPE Insight Onlineは資産管理用のもので、 OSに依存しない情報管理ポータルですので FreeOSを稼働させるサーバ資産の管理にも強力な手助けとなります。

運用時 - リモート管理用コントローラについて

 ProLiant Gen9シリーズに搭載されている iLO4は、ヘッドレス運用、リモートコントロール運用を可能とするために、ネットワーク経由で、キーボード、マウス、ビデオ、DVDのハードウェアベースでのコントロール・エミューレーションが可能です。

 iLO4経由でのコントロールは WWWブラウザ経由、SMASH CLP経由、IPMITOOL等の汎用ツールや、iPhone, Androidから行う事が可能です。詳細はこちら(Linuxサイト)をご覧ください。

 この iLO4のヘッドレス運用、リモートコントロール運用のための機能は OSに依存しませんので FreeOSを利用する際にも強力な手助けとなります。

 iLO4が持つ、仮想コンソール機能、仮想メディア機能等については、各インストールフローに記述がある機能のみ動作確認をしています。

運用時 - 技術情報について

 

 本機に特化していない汎用的な問題等を技術文書FAQで提供していますので、これらもご覧ください。

運用時 - 困った時にお読みください

 

 本機に関連した上記以外の機知の問題や制限事項等についてはこちらをご覧ください。機種毎に機知の問題を公開しております。

運用時 - 当サイトの更新情報について

 

 当サイト `Linux技術情報`サイトの更新情報についてはこちらをご覧ください。Linuxと *BSD関連情報をお届けしています。

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