パフォーマンスに影響を与えることなく、ビジネスクリティカルなアプリケーションを確実に保護する方法をお探しですか。セカンダリデータコピーの価値をより引き出したいとお考えですか。HPE Recovery Manager Central (RMC) ソフトウェアは、オールフラッシュストレージに必要なスピードで、ビジネスクリティカルなアプリケーションのポリシー主導で集中化したデータ保護およびコピーデータ管理を促進します。RMCは、HPE 3PARおよびHPE NimbleのオールフラッシュアレイとHPE StoreOnceシステムを統合し、ストレージに統合されたバックアップでスナップショットのパフォーマンスを活用することにより、これまでより少ないコストで簡単に、フラッシュのスピードでアプリケーション保護とコピーデータ管理を提供します。RMCはクラウド向けに構築されているため、パブリッククラウドを活用して、コストをかけずにバックアップの長期間保持を実現できます。
最新情報
- HPE Nimble StorageでのVMware、Oracle、SAP HANA、Exchangeデータに対するアプリケーション整合スナップショットを使用した3-2-1の保護、StoreOnceへのバックアップ、およびCloud Bank Storageへのコピーをサポート。
- HPE 3PAR Storageアレイに構築された、VMware、Microsoft SQL、およびMicrosoft Exchange環境に対する、3DC Peer Persistence構成をサポート。
- HPE Primeraストレージをサポート (3PARサポートと同等)。
- VMFS環境で仮想化されたOracleおよびvHANAの保護をサポート。
- RMC-V管理用にVMware vSphere HTML5ベースのクライアントをサポート。
- RMC 5.x.0/RMC 6.x.0からアップグレード可能
機能
一元管理型ポリシー主導データ保護とコピーデータの管理
一元管理型のコピーポリシーを迅速かつ簡単に作成し、プライマリ、セカンダリ、クラウドストレージ層で、頻繁にデータベースやVMの全コピーの保持を管理します。
特定のVMやデータベースで使用するコピーポリシーのレベル (例: ゴールド、シルバー、ブロンズ) を指示することで、SLA要件やビジネスの目的への準拠を促進します。
ポリシーのコピーは、サポート対象の全ストレージプラットフォームでサポートされているすべてのアプリケーションに設定できます。これにより、プライマリアレイのアプリケーションと整合性のあるスナップショット、HPE StoreOnceバックアップシステムへのバックアップ、セカンドStoreOnceシステムへのコピー、DRを目的とするStoreOnce CloudBankストレージへのコピーが対象となります。
作成時と同様にコピーにも期限を設けます。それによって、コピーの乱造を防ぎます。
RMCを使用すると、コピーの作成と保持、およびそのコピーが消費する容量を必要最小限にし、コピーをさまざまなストレージ層に移動する際には消費する帯域を必要最小限にできます。つまり、全体的に見て、総所有コスト (TCO) を低減できます。
ストレージ層間で迅速かつ効率的にデータ移動する、容量効率に優れたストレージ
HPE 3PARまたはHPE Nimbleストレージアレイのスナップショットは、容量効率に優れ、プロビジョニングが小規模で、ポインターベースの仮想コピーであり、占有容量をほとんど必要としません。StoreOnceへのバックアップは、インラインで重複排除され、平均で最大20:1の重複排除率を実現します。
StoreOnceのバックアップは常に「合成フルバックアップ」または自己完結型のボリュームであるため、すぐに復旧できます。つまり、元のベースボリュームが失われていても、元のストレージアレイまたは別のストレージアレイに戻せます。
マルチストリームを並行して取り入れるスナップショットベースのバックアップでは、従来のバックアップ技術と比較して、迅速で効果的なバックアップができます。RMCの「Express Protect」バックアップは、従来の方法の最大23倍速です。最大のデータセットであっても、バックアップウィンドウの設定がより容易になります。
効果的にバックアップをパブリッククラウド層にあるStoreOnce CloudBankストレージ、または長期間バックアップを保持するオンプレミスオブジェクトストレージにコピーする場合、要求によって変更したブロックのみを移行することで、ネットワーク帯域幅の要求を減らすことができます。
変更されたブロックのみを必要に応じて移動することで、迅速で効果的な復旧を行います (Express Restore: 従来の方法と比較して最大15倍)。データ損失から迅速に復旧し、パブリッククラウド層からデータを取り出すための費用が膨大になることはありません。
ランサムウェアから保護し、本番環境に影響を与えずに、セカンダリデータの用途に対する制限を解放します
StoreOnceへのRMCバックアップは、変更されることのないよう常にStoreOnce Catalystプロトコルを使用して書き込まれています。そのため、ランサムウェアから保護する場合、リモートアレイでセキュリティ脅威や破損を容易にコピーしてしまうレプリケーション技術よりも高い安全性が確保されます。
ストレージに統合されたデータ保護により、バックアップのワークロードが本番環境のアプリケーションに及ぼす影響をなくします。データはプライマリストレージから保護されたストレージに直接移動し、別のバックアップサーバーにより読み取り/書き込みされることはありません。
ご使用のデータベースまたはVMの容量効率に優れたクローンを作成し、テスト/開発用アプリケーションの疑似環境を起動します。3PAR R/WスナップショットまたはNimble Zeroコピーのクローンを基にした仮想クローンは、余分な容量を消費しません。物理的なクローンは重複排除され、効率的に保存されます。
プライマリ、セカンダリ、クラウドストレージ層で利用可能なポイントインタイムコピーから1回のみのクローンコピーを作成します。
バックアップコピーをプライマリストレージ (Element Recovery Technology - ERT) のスナップショットであるかのように「マウント」することで、レポートや解析用のセカンダリコピーからさらに価値を引き出したり、本番環境に影響を与えずにごく小規模の復旧を実行できます。
展開の容易さと使いやすさ
プロフェッショナルサービスを必要とせずに、わずか数分で準備し、稼働状態に移行します。RMCインストールウィザードで事前確認を行い、ご使用のストレージ環境で、インストールを不必要に遅らせるような、製品以外の問題が発生する可能性を削減します。
シンプルになった新しいRMC GUIとダッシュボードにより、一般のストレージユーザーやデータベース管理者も直感的にすべての機能と実行し、その進捗を監視できます。ストレージの専門家がRMCを操作する必要はありません。
VMware管理者は馴染みのあるvCenter管理コンソールを引き続き使用して、ストレージやバックアップの管理者に頼らずに、スナップショット管理、バックアップ、復旧、クローニングなどの、すべてのRMC操作を行うことができます。
すべてのアプリケーションのデータ保護をカスタマイズし、データ管理をコピーします。RMCで公式にサポートされているアプリケーションだけではありません。アプリケーション固有の (アプリケーションのI/Oを停止する) スクリプトをRMC REST APIと組み合わせ、スナップショット、バックアップ、コピーの管理を自動化します。
- VMware®は、アメリカ合衆国およびその他の司法管区におけるVMware, Inc.の登録商標です
vSphere®は、アメリカ合衆国およびその他の司法管区におけるVMware, Inc.の登録商標です。
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