Qumuloは、SDS(Software Defined Storage)ソリューションの一つであり、スケールアウト型のファイルサーバーの機能を提供します。Qumuloソフトウェアがインストールされた複数のHPEサーバーを、SDSのテクノロジーで論理的に統合し、単一の膨大なファイルサーバー領域を作り出します。サーバーノードを追加することにより、容量拡張、性能増強を容易に実現することが可能です。拡張性に優れたPB(ペタバイト)クラスの超高速ファイルサーバーを低価格で実現可能です。また、Qumuloは様々な管理機能を実装しており、多数のユーザーがアクセスする膨大なファイルサーバー領域を容易に管理可能です。HPE GreenLakeを使用することでパブリッククラウドと同様に利用量で変動する毎月支払の形にすることも可能です。

最新情報

  • HPE Apollo4200 Gen10 Plusをベースとしたアプライアンス製品の発表(Hybrid:36TB,90TB,240TB,480TB)
  • ソフトウェアのシングルサインオン、多要素認証、追加のプロトコルセキュリティ機能、FIPS 140-2認証済みのソフトウェア暗号化によってセキュリティが強化されています。
  • NFS v4.1プロトコル、S3 API、コンテナ用CSIのサポートにより、利用範囲が拡大
  • 従来のQumuloソフトウェアサブスクリプションのFlash(F1)、Hybrid(H1)が、「Active」に統合されました。

機能

エンタープライズ向けハイパフォーマンス・スケールアウト型ファイルサーバーを提供

ファイルをその数にかかわらず効率的に処理するファイルデータプラットフォームによって、パフォーマンスと容量を小数のファイルから数十億のファイルにまでスケールできます。プロビジョニングされた全容量をユーザーファイルに使用でき、パフォーマンスや管理の問題は発生しません。

効率的なイレイジャーコーディングなどの高度なデータ保護技術によって、迅速な再保護、レプリケーション、スナップショット、FIPS140-2認証済みのソフトウェア暗号化が可能です。

NTFSおよびPOSIX権限は自動的に管理され、ACL継承が適切に保持されます。ネイティブSMB、NFS、S3 API、FTPは、エンタープライズ規模のニーズに向けて最適化されています。ユーザーは、任意のプロトコルから同じデータにアクセスできます。

統合されたCSIドライバーにより管理者はコンテナ化されたワークロードのストレージとデータをプログラムによって制御および管理できるため、Kubernetes環境用に永続的なファイルストレージを提供できます。

必要な場所にデータを保管し、オンプレミスおよびハイブリッドクラウド環境をスケーリング

任意の場所にデータを保管し、エッジ、データセンター、クラウドのワークロードに対応可能な数GB/秒のパフォーマンスが得られます。ファイルサイズやファイル、バケット、オブジェクト数、合計容量に関係なく、スケーラブルなパフォーマンスが得られます。

必要なときにクラウドを利用できます。お客様のデータセンターでは利用できないコンピュート機能にアクセスできます。Qumulo SHIFTを使用してデータをネイティブのAmazon S3にコピーし、クラウドにホストされたアプリケーションやAIおよびML機能を活用できます。

エッジ、データセンター、クラウドで同じファイルプラットフォームを利用できます。QumuloはAWS、Google Cloud、Microsoft Azureで直接実行できます。シンプルで譲渡可能なサブスクリプションですべての機能、アップデート、パフォーマンス向上をカバーします。

継続的レプリケーションを利用すれば、事業継続性戦略にクラウドを導入できます。レプリケーションポリシーによって、オンプレミスかクラウドかにかかわらず、必要な場所にデータを提供することができます。

ファイルデータのリアルタイムの可視性と制御によってデータを把握

ファイルシステム内のファイルの数にかかわらず、統合ディレクトリ構造のあらゆるレベルで使用率、アクティビティ、およびスループットをクラウドベースのWeb GUIから瞬時に把握することができます。問題領域とホットスポットを特定して、リソースの使用を最適化できます。

リアルタイムの可視性を利用して、クォータをリアルタイムで設定できます。ディレクトリベースの容量クォータでは、管理者がストレージ割り当てを瞬時に制御できます。容量クォータは任意のディレクトリに (ネストされている場合でも) 適用できます。クォータを設定したディレクトリを移動することは簡単です。

あらゆるものを任意に自動化できます。REST APIにより、プログラムによってインフラストラクチャの構成、管理タスクの削除、運用の自動化が可能です。分析データを監視アプリケーションに容易にインポートできます。

超高密度でセキュアなQumulo専用システム

HPEのQumulo用ノードは業界をリードするHPE Apollo 4200およびHPE ProLiant DL325サーバーを使用して構築された専用ノードであり、そのアーキテクチャーはソフトウェアデファインドストレージに対して高度に最適化されています。独自の設計によって、データセンターの貴重なリソースを節約できます。

1Uの超高密度なHPE ProLiant DL325 Gen10 Plusサーバーを使用して構築されたオールNVMeのノードは、最もパフォーマンスが要求されるワークロードに最適です。

2Uの超高密度なHPE Apollo 4200サーバーを使用して構築されたハイブリッドNVMeノードは、汎用ワークロードとアーカイブワークロードのパフォーマンスとコストを最適化します。

HPE Insight Lights Out 5によって、シリコンレベルからソフトウェアまで組み込まれたセキュリティで工場からお客様までを保護します。

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