スケーラブルベクトル拡張機能 (SVE) や高帯域幅メモリ (HBM) などの強力な機能を備えた専用HPCプラットフォームが登場しました。準備は万全ですか。HPE Apollo 80 Systemにより、最先端のArm®プロセッサー、HPEが提供するHPCソフトウェアの堅牢なエコシステム、およびHPE Pointnextのサポートを組み合わせた、HPCクラスターの構築が可能になります。HPE Apollo 80なら、8シングルソケットの富士通A64FX™ベースのサーバーを2Uプラットフォームに収容するという高密度構成を実現できます。A64FX SVEとHBMは、他のArmプラットフォームだけでなく、現在のx86ベースのプラットフォームと比較しても、高い浮動小数点演算およびメモリ帯域幅パフォーマンスを実現します。HPE Cray Programming Environmentは、独自のコードを開発し、新しいSVEアーキテクチャーに移植するお客様にとって、優れた開発環境となります。

機能

A64FXプロセッサーを利用したHPC/AIアプリケーション向けの、優れたArmパフォーマンス

HPE Apollo 80 Systemには、2個の512ビットSIMD融合積和演算 (FMA) ユニット (Arm SVEアーキテクチャーベース) をそれぞれに備えた48個のコンピュートコアがあり、プロセッサー当たり最大3テラフロップスを実現します。48個のコアは、12コアからなる4つのコアメモリグループに編成され、それぞれに8 GBのHBMが付いています。

ベクトル命令と同様の命令により、高度に並列化したアプリケーション (HPC/AI).向けに高い浮動小数点演算パフォーマンスを発揮します。SVEが実装されたことで、HPE Apollo 80 System向けに記述されたコードが、さらに長いSVEユニットを使用してArmプロセッサーのメリットを活用できるようになります。

合計32 GBのHBM (4 x 8 GB) により、1 TB/秒を超える集約システムメモリ帯域幅が実現します。コア当たり64 KB L1キャッシュと、コアメモリグループ当たり8 MB L2キャッシュを備えたプロセッサー内のキャッシュ階層構造により、全体のメモリ性能がさらに向上します。

クラスター対応ソリューション

HPE Apollo 80 Systemは、2Uのシャーシに8個のシングルソケットA64FXベースサーバーを収めた高密度ソリューションです。これにより42Uラックに最大168台のサーバーを収容する統合システムが実現可能で、フロアスペースを節約し、大規模展開向けの光ケーブルの使用状況も改善します。

HPE Performance Cluster Manager (HPCM) は、HPE Apollo 80 HPCクラスターの日常的な管理作業を容易にするために必要なすべてのツールをお客様に提供します。ツールが提供する具体的な機能は、システムセットアップ、ハードウェア監視と管理、ヘルス管理、イメージ管理およびソフトウェアアップデート管理です。

A64FXは非常に強力かつ高い効率を誇るプロセッサーで、スーパーコンピューティングプラットフォーム向けのSC2019 Green500で最上位にランクされました。[1] HPE Apollo 80 Systemに搭載されたA64FXプロセッサーは、業界標準ソリューションにおいて、同様のすばらしいテラフロップス/ワットパフォーマンスを達成します。

包括的なソフトウェアポートフォリオとサポート

ヒューレット・パッカード エンタープライズが提供するのは、HPE Apollo 80システム向けの包括的なソフトウェア階層で、システム管理向けソフトウェア、HPCアプリケーション用のソフトウェア開発ツール、およびジョブを効率的に実行するためのワークロード管理ツールを含む優れたエクスペリエンスを実現します。

HPE Cray Programming Environmentは、プログラマの生産性、アプリケーションの拡張性、およびパフォーマンスを高めるように設計された、コンパイラ、ツールおよびライブラリを備えた完全な統合ソフトウェアスイートで、独自のコードを開発する組織には必須の開発環境です。

HPE Cray Programming Environmentは、Armを長年サポートしてきました。また、Crayのベクトル処理バックグランドは、Arm SVEアーキテクチャーおよびA64FX SVE実装の効率的なコンパイラの生成で大きな役割を果たしています。

HPE Cray Programming Environment for Armは、HPCwire Awards 2019の「Best HPC Programming Tool or Technology」賞を獲得しました。[2]

  • 1.
    GREEN500: 最新リスト - 2019年11月 - https://www.top500.org/green500/lists/2019/11/
  • 2.
    HPCwireは、2019 Readers’およびEditors’ Choiceの受賞製品を2019年11月18日のSC19カンファレンスで発表 - https://www.hpcwire.com/off-the-wire/hpcwire-reveals-winners-of-the-2019-readers-and-editors-choice-awards-at-sc19-conference-in-denver-co/
  • Armは、Arm Limitedの登録商標です。すべての第三者の商標は、それぞれの所有者に帰属します。