Edgelineシステム

エンタープライズエッジ、メディアエッジ、インダストリアルIoTエッジの共通点とは。これらはすべて、業界最高レベルのコンバージドエッジシステムのHPEポートフォリオで動作します。HPE Edgeline EL4000コンバージドエッジシステムをCitrixテクノロジーと組み合わせることで、大企業やSMB向けに最適なソリューションとなり、あらゆる場所からあらゆるデバイスにシンプル、高度、高密度、かつセキュアなデスクトップまたはアプリケーションを提供できます。MSO (Multiple System Operators) およびOTT (Over-The-Top) プロバイダーは、ビデオ、オーディオ、その他のリッチメディアを1つのコンバージドシステムでキャッシュし、迅速に処理し、管理を簡素化したいと考えています。エッジでこれらのすべての処理を実行できれば、ネットワークコストを大幅に削減するとともに、利用者に卓越した視聴環境を提供することが可能になります。精密なデータキャプチャーや制御、エンタープライズグレードのセキュリティ、システム管理、超高速ストレージが堅牢なHPE Edgelineシステムに統合されており、過酷なインダストリアルIoT環境にとっても理想的な選択肢となります。クラウドベンダーにロックインされることなく、3つの要素のコンバージェンスを単一の製品で実現し、真のエッジ解析を可能にします。

最新情報

  • レガシー製造システムに対する予防保全を可能とする
  • リアルタイムの分析と状況監視を可能に
  • リアルタイムの監視と制御を可能に
  • エッジでのデータ管理とビデオ分析
  • 資産の監視と管理
  • Intelligent Edge Workspace

機能

オープン標準な環境で、前例のないディープエッジコンピュートと大容量ストレージを提供

従来のデータセンターやクラウドソリューションをIoTに使用する場合、データをエッジから転送する必要があるため、レイテンシ、帯域幅、コスト、セキュリティ、重複、破損、コンプライアンスなどの問題にさらされる可能性があります。HPE Edgeline EL4000コンバージドエッジシステムは、こうしたリスクを排除します。

HPE Edgeline EL4000はデータを取得し、業界標準x86のディープコンピュートプラットフォーム上でそのデータを分析し、オペレーター用に高パフォーマンスディスプレイを実行して、リアルタイムで制御アクションを開始します。これらがエッジで行われるため、転送の問題が解消され、より迅速な分析とビジネスアジリティがもたらされます。

また、HPE Verticaなどのエンタープライズクラスの分析ソフトウェアを利用することができます。各サーバーは、非常に高いパフォーマンスを実現するように設計されており、毎秒数百万のスマートメーターからのデータを取り込み、修正し、格納できます。(通常の2プロセッサーのラックサーバーと同等のパフォーマンス)

スリムな1Uフォームファクターであるため、HPE ProLiant m510 (インテル® Xeon® D、8または16コア) またはHPE ProLiant m710x (インテル® Xeon® E3、4コアとワークステーションクラスのGPU) のコンピュートノードを組み合わせて構成でき、新たにHPE ProLiant m750 (インテル® Xeon® E-2286M、8コア) との構成も可能になりました。

異なるインターフェイスタイプ(SATAまたはNVMe)のM.2フォームファクターSSDを選択できるので、コスト効率、ハイパフォーマンス、状況にあわせたストレージを構成が可能です。

オープン標準な環境に、データの取得、測定、コントロールを自由に統合

HPE Edgeline EL4000コンバージドエッジシステムのI/O機能は、PCI ExpressやPXIeなどのオープンな業界標準に基づいて構築されています。厳選されたモデルには、10~40Gbイーサネット、InfiniBand、またはファイバーチャネルをサポートするためのさまざまなオプションI/Oカードも含まれます。

オープンなPXI標準を採用しており、精度の高いデータキャプチャと制御機能を実現できます。また、自動機械学習と組み合わせることで、スマートファクトリーへの移行の鍵となる機器の監視と管理、予測分析、マニュアル不要の保守作業のための拡張現実への新たな道が開かれます。

また、HPE Edgeline EL4000では、最大4つのPCIeカード(コンピュートノードごとに1つ)またはPXIeモジュール(任意のコンピュートノードに1〜4つを割り当て可能)を使用できます。また、2つのスイッチド10Gb(SFP+)またはパススルー4×10 Gb(QSFP+)のネットワークアップリンクポートを選択できます。

データセンタークラスのセキュリティ、リモートからのシステム管理を実現

HPE Edgeline EL4000コンバージドエッジシステムは、業界をリードするHPE Integrated Lights Out (iLO) の管理とセキュリティをエッジにもたらします。これは、従来のデータセンターで使用されていたHPE ProLiantサーバーのHPE iLOと同じものです。1つのHPE iLO RJ45イーサネットポートにより、導入、監視、およびサポートが可能です。

HPE Edgeline EL4000は、一般的なIoTセキュリティソリューションとも完全な互換性があり、リスクの高いエッジ環境での保護を実現します。Aruba ClearPassによってカスタムプロファイルが作成され、IoTデバイスの特定とセキュリティ保護が可能になります。

ClearPassはサードパーティ製セキュリティソリューションとのリアルタイムでのやり取りを通じて、リスクのあるデバイスに対し、IT部門による対応が最小限で済む、自動化された脅威保護とリカバリの機能を提供します。

Aruba Virtual Intranet Access (VIA) は、エッジロケーションと企業ネットワーク間の安全な接続に必要なシームレスな仮想プライベートネットワーク (VPN) を実現します。

HPE Edgeline Converged Edge Systemは、サブシステムの交換とアップグレードを容易にするモジュラー設計を採用しています。

過酷なエッジ環境にも耐える設計

HPE Edgeline EL4000コンバージドエッジシステムは、データが生成され、スペースに制限のある環境やほこりの多い環境にも配置できるように設計されています。

このコンパクトで耐久性のあるシステムは、衝撃や振動の増加に耐えるように設計されており、最大55°C (131°F) という高い周辺動作温度にも耐えることができます。これは従来型のサーバーが耐えることができる温度よりも大幅に高くなっています。NEBSレベル3認定などのTelco固有のオプションも利用できます。

フロアスペースが限られていても、壁面、ラック、シェルフなど、さまざまなマウントオプションが用意されているので最適な設置方法を見つけることができます。最後に、ACまたは-48V DCのホットプラグ対応電源を選択すれば、HPE Edgelineコンバージドエッジシステムをお使いの電気インフラに簡単に接続できます。

  • AMDは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標です。Intel XeonおよびインテルXeonは、アメリカ合衆国およびその他の国におけるIntel Corporationの商標です。すべての第三者の商標は、それぞれの所有者に帰属します。