工場、支店、小売店、IoTなどのエッジで生成された大量のデータをどうすればビジネスに活かすことができるのか、と悩んでいませんか? 分析用の情報をエッジからデータセンターまたはクラウドに送信する処理が遅すぎる、コストがかかりすぎる、あるいはリスクが大きすぎるために、ビジネスアジリティが低下していませんか? HPE Edgeline EL1000コンバージドエッジシステムは、エッジコンピュート、精度の高いデータキャプチャーと制御、データセンタークラスのセキュリティ、デバイス、システムの管理、さらには大規模で驚異の速度を誇るストレージ機能を前例のないレベルで1台のシステムに統合している、業界初の製品です。このコンパクトで耐久性に優れたシステムは、衝撃や振動が大きく温度の高い厳しいエッジ環境で性能を発揮するよう設計されています。従来のデータセンターの枠を超えてIoTインフラストラクチャを拡張するのに最適であり、クラウドベンダーロックインを解消して真のエッジコンピューティングの実現に貢献します。それを可能にするのが、1つのシステムにおける3つのコンバージェンスです。
最新情報
- 予測メンテナンスを可能にするレガシー製造システムを統合
- リアルタイムの分析と状況監視を可能に
- リアルタイムの監視と制御を可能に
- エッジでのデータ管理とビデオ分析が容易に
- 資産の監視と管理を支援
- Intelligent Edge Workspaceを実現
機能
オープン標準に基づいて、前例のないディープエッジコンピュートと大容量ストレージを実現
従来のデータセンターやクラウドソリューションをIoTに使用する場合、データをエッジから転送する必要があるため、レイテンシ、帯域幅、コスト、セキュリティ、重複、破損、コンプライアンスなどの問題にさらされる可能性があります。HPE Edgeline EL1000 Converged Edge Systemは、こうしたリスクを排除します。
HPE Edgeline EL1000はデータを取得し、業界標準x86のディープコンピュートプラットフォーム上でそのデータを分析し、オペレーター用に高パフォーマンスディスプレイを実行して、リアルタイムで制御アクションを開始します。これらがエッジで行われるため、転送の問題が解消され、より迅速な分析とビジネスアジリティがもたらされます。
このコンパクトなフォームファクターでは、HPE Verticaなどのエンタープライズクラスの分析ソフトウェアが変更することなく実行されます。各サーバーは、非常に高いパフォーマンスを実現するように設計されています。
また、HPE ProLiant m510 (インテル® Xeon® D、8または16コア) またはHPE ProLiant m710x (インテル® Xeon® E3、4コアとワークステーションクラスのGPU) のコンピュートノード、HPE ProLiant m750 (Intel Xeon E-2286M、8コアと統合型GPU) のコンピュートノードとの構成も可能です。
さまざまなフォームファクター (2.5インチまたはM.2) およびインターフェイスタイプ (SATAまたはNVMe) でハードディスクドライブ (HDD) またはソリッドステートドライブ (SSD) を選択できるので、コスト効率と極めて優れたストレージパフォーマンスの間の完璧なバランスを保つことができます。
オープン標準に基づいて、データの取得、測定&、コントロールを独自に統合
HPE Edgeline EL1000コンバージドエッジシステムのI/O機能は、mini-PCIe、PCI Express、PXI/PXIeなどのオープンな業界標準に基づいて構築されています。厳選されたモデルには、Wi-Fi、Bluetooth®、3G/LTE WAN、10~40Gbイーサネット、InfiniBand、またはファイバーチャネルをサポートするためのさまざまなオプションI/Oカードも含まれます。
精度の高いデータキャプチャーと制御機能が、オープンなPXI標準によって実現されています。自動機械学習と組み合わせることで、スマートファクトリーへの移行の鍵となる機器の監視と管理、予測分析、マニュアル不要の保守作業のための拡張現実への新たな道が開かれます。
HPE Edgeline EL1000は、2つのmini-PCIeカード (SIMスロット内蔵) と2つのPCIeカードまたはPXI/PXIe (ハイブリッドスロット) モジュールを使用したI/O拡張もサポートしています。2つの統合型1Gb (RJ45) ネットワークアップリンクポートも利用できます。
データセンタークラスのセキュリティ、デバイス、リモートからのシステム管理を実現
HPE Edgeline EL1000 Converged Edge Systemは、業界をリードするHPE Integrated Lights Out (iLO) の管理とセキュリティをエッジにもたらします。これは、従来のデータセンターで使用されていたHPE ProLiantサーバーのHPE iLOと同じものです。1つのHPE iLO RJ45イーサネットポートにより、導入、監視、およびサポートが可能です。
HPE Edgeline EL1000は、一般的なIoTセキュリティソリューションとも完全な互換性があり、リスクの高いエッジ環境での保護を実現します。Aruba ClearPassによってカスタムプロファイルが作成され、IoTデバイスの特定とセキュリティ保護が可能になります。
ClearPassはサードパーティ製セキュリティソリューションとのリアルタイムでのやり取りを通じて、リスクのあるデバイスに対し、IT部門による対応が最小限で済む、自動化された脅威保護とリカバリの機能を提供します。
Aruba Virtual Intranet Access (VIA) は、エッジロケーションと企業ネットワーク間の安全な接続に必要なシームレスな仮想プライベートネットワーク (VPN) を実現します。
HPE Edgeline Converged Edge Systemは、サブシステムの交換とアップグレードを容易にするモジュラー設計を採用しています。
過酷なエッジ環境にも耐える設計
HPE Edgeline EL1000コンバージドエッジシステムは、スペースに制限のある環境やほこりの多い環境にも配置できるように設計されています。このコンパクトで耐久性のあるシステムは、衝撃や振動の増加に耐えるように設計されており、最大55°C (131°F) という高い動作温度にも耐えることができます。
フロアスペースが限られていても、壁面、ラック、シェルフなど、さまざまなマウントオプションが用意されているので最適な設置方法を見つけることができます。最後に、ACまたは-48V DCのホットプラグ対応電源を選択すれば、HPE Edgeline Converged Edge Systemをお使いの電気インフラに簡単に接続できます。
- AMDは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標です。Intel XeonおよびインテルXeonは、アメリカ合衆国およびその他の国におけるIntel Corporationの商標です。すべての第三者の商標は、それぞれの所有者に帰属します。
関連リンク
HPEサービス
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- 予測メンテナンスのためのレガシー機器の統合(英語)
- 予測メンテナンスを活用したリアルタイム分析と状況監視(英語)
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- CitrixエッジIT(英語)
ホワイトペーパー (続き)
関連情報
- PXI Systems Alliance(英語)
- HPEとNI、HPE Discover Las Vegas 2016に登場 (The Cube)(英語)
- Moor Insightsによる調査レポート: エッジにおけるIoT分析(英語)
製品情報