HPE StoreEver MSLテープライブラリは、自動テープバックアップ、ディザスタリカバリ、低コストの長期アーカイブ機能や、ランサムウェアなどのサイバー攻撃対策を必要とする企業における厳しいストレージ要件にも対応しています。MSLライブラリは、LTO-9、LTO-8、LTO-7、またはLTO-6 Ultriumテープドライブなど、幅広いストレージ容量およびテクノロジーから選択できます。Webベースのリモート管理機能により、室内だけでなく世界中どこからでも、MSLライブラリを簡単に管理できます。標準のバーコードリーダーと構成可能なメールスロットを使用して、ライブラリの内外でテープメディアを簡単に管理できます。複数のデータ暗号化オプションを利用して、重要なビジネスデータを不正アクセスから保護できます。簡単なドライブアップグレードによって容量やパフォーマンスを即座に拡張してデータの増大に対応したり、既存のMSLテープドライブキットを別のMSLライブラリに移行することで投資を保護できます。

最新情報

  • HPE StoreEver MSL3040テープライブラリは現在、最大48Uのフォームファクターで、最大15の拡張モジュールをサポートしており、最大28.8PBの総圧縮容量を提供します。
  • HPE StoreEver MSLテープライブラリはLTO-9 Ultrium 45000テープドライブをサポートしており、ライブラリ領域あたりの容量を拡張できます。
  • LTO-9 Ultrium 45000 FCおよびSASドライブアップグレードキットは、カートリッジあたり最大45TBの圧縮容量、およびドライブあたり300MB/sのネイティブ転送速度を実現します (LTO-9テープメディア使用)。

機能

管理と使用が簡単

HPE StoreEver MSLテープライブラリでは、HPE独自のWebベースのリモート管理と診断により、室内だけでなく世界中どこからでもライブラリを管理、構成、使用できます。テープライブラリのコマンドビューから、複数のHPE StoreEverライブラリを一元管理できます。

HPE StoreEver MSLテープライブラリでは、標準のバーコードリーダーにより、テープライブラリの内外でメディアを簡単に管理できます。

HPE StoreEver TapeAssure Advancedにより、ライブラリ、ドライブ、およびメディアの使用率、運用パフォーマンス、耐用年数と稼働状況をプロアクティブに監視できます。HPE StoreEver TapeAssure Advancedは、直感的で使いやすいダッシュボードに加えて、予測分析を可能にする高度な分析機能を備えています。

保護と柔軟性

HPE StoreEver MSLテープライブラリは、SASまたはファイバーチャネルSAN環境にテープライブラリを導入する場合に最大限の柔軟性をもたらす、各種のインターフェイスオプションを用意しています。

HPE StoreEver MSLテープライブラリは、ラック対応の各種フォームファクターで、1.08PBから28.8PBまでの幅広い容量 (LTO-9使用時の圧縮ストレージ容量) を提供しています。

MSL暗号化オプションを使用すれば、中堅・中小企業からデータセンターまでの重要なビジネスデータを保護できます。LTO-9、LTO-8、LTO-7、またはLTO-6テープドライブで使用可能な暗号化機能によって最高レベルのセキュリティを実現し、機密情報を保護しつつコンプライアンス規制に対応できます。

シンプルなドライブアップグレードキットを使用して、容量やパフォーマンスを拡張できます。

高信頼性

HPE StoreEver MSLテープライブラリは、業界をリードするサーバー、オペレーティングシステム、およびバックアップソフトウェアで使用できます。詳細については、SPOCK (Single Point of Connectivity Knowledge) にある、StoreEver互換性マトリックスをご覧ください。

標準的な環境条件下で30年のメディア保管寿命を持つため、長期間のデータアーカイブが可能です。