WLANアクセスポイント

HPE Aruba Networking 730シリーズキャンパスアクセスポイントは、Wi-Fi 7規格の枠を超えてワイヤレスパフォーマンスを向上し、ネットワークセキュリティを強化し、正確なロケーションベースサービスを実現し、セキュアなIoTプラットフォームとして、企業がワイヤレス投資の価値を高めて運用効率を向上できるようにサポートします。

HPE Aruba Networking 730シリーズキャンパスAPが備える独自のウルトラトライバンド (UTB) フィルタリング機能とデュアル5Gbpsイーサーネットポートは、カバレッジギャップの解消、耐障害性の向上、強固なセキュリティによる高速接続の提供に役立ちます。HPE Aruba Networking Wireless Operating System (AOS-10) およびHPE Aruba Networking Centralは、インテリジェントな自動化、AIインサイト、インフラストラクチャの一元管理を提供し、IT運用の効率を向上させます。HPE Aruba Networking 730シリーズキャンパスAPには限定ライフタイム保証が付いています。

最新情報

  • Wi-Fi 7アクセスポイントは、企業、医療、LPV、教育、小売店、インダストリアルIoTといった用途に最適です。
  • 2.4GHz、5GHz、6GHzにわたる包括的なトライバンドカバレッジにより、最大9.3Gbpsのアグリゲートデータレートを実現。
  • 特許取得済みのウルトラトライバンド (UTB) フィルタリング機能により、5GHz帯と6GHz帯の使用状況を改善。
  • 2つの内蔵Bluetooth 5.4、802.15.4無線 (Zigbeeサポート)、2つのUSBポート拡張による高密度のIoTサポート。
  • 内蔵のGNSSレシーバー、気圧センサー、およびインテリジェントなソフトウェアにより、APが自身の位置を検出して基準点となることで、正確な屋内位置測定を実現。
  • デュアル5Gbpsポートによるイーサーネットと電源の冗長性により、高可用性を実現。

機能

ハイパフォーマンスのWi-Fi 7

HPE Aruba Networking 730シリーズキャンパスAPは、IEEE 802.11be規格に基づいており、3つの専用無線を通じて6GHz帯を利用するよう設計されているため、速度の大幅な向上、マルチギガビットトラフィックに対応したチャネルの拡張、干渉の削減が可能です。

2x2 MIMO無線ユニット (2.4GHz、5GHz、6GHz) を3基使用して、最大9.3Gbpsのトライバンドアグリゲートデータレートを実現します。また、オプションのデュアル5GHzおよび6GHz無線モードを使用することで、最大14.4Gbpsのアグリゲートデータレートに対応可能です。

特許取得済みのウルトラトライバンドフィルタリング機能を備えているため、カバレッジギャップやアイランド化を起こさずに、5GHz帯の上部と6GHz帯の下部を利用できます。

最良の無線信号が得られるAPにクライアントを誘導することでスティッキークライアントの問題を解消する、HPE Aruba Networking ClientMatchテクノロジーによって強化された無線エクスペリエンス。

HPE Smart Rate Ethernetポートを2基搭載して高可用性を実現し、データと電源の両方でヒットレスフェイルオーバーを提供します。これらのデュアルポートは1、2.5、または5Gbps (または100Mbps) に設定可能で、ミッションクリティカルなアプリケーションの事業継続性の確保に役立ちます。

強固なセキュリティによるシンプルなアクセス

HPE Aruba Networking 730シリーズキャンパスアクセスポイントは、ダイナミックセグメンテーションによって強化された高度なセキュリティを実現し、ポリシーを動的に割り当て、トラフィックをセキュアで分離された状態に保つことで、時間がかかりエラーを起こしやすい、複雑で静的なVLAN、ACL、およびサブネットを管理するタスクが不要になります。

MACsec対応の5GbEポートにより、有線イーサーネットの保護機能をアクセスポイントにも拡張できます。

WPA3による強固な暗号化と認証、Enhanced Openによるゲストアクセス用の認証情報/キーのセキュアな保管、ユーザーおよびIoTへのアクセスポリシー適用ファイアウォールを提供します。

Policy Enforcement Firewall (PEF) を活用してポリシー適用を簡素化し、APからゲートウェイ (またはモビリティコントローラー) へのすべてのトラフィックをカプセル化してエンドツーエンドの暗号化と検査を行います。

デバイスへの保証を強化するために、HPE Aruba Networking APにはTPMがインストールされており、認証情報、キー、ブートコードが安全に格納されます。

IoTプラットフォームとしてのAP

HPE Aruba Networking 730シリーズキャンパスアクセスポイントは、柔軟なIoTプラットフォームとして機能します。ネットワークセキュリティを強化し、幅広いIoTデバイスをカバーするため、ネットワークオーバーレイを用意する必要はありません。

IoTベースのロケーションサービス、資産追跡サービス、セキュリティソリューション、およびIoTセンサーの展開と管理を簡素化する、2つの内蔵Bluetooth 5.4および802.15.4無線 (Zigbeeサポート) が搭載されています。また、さまざまな種類のIoTデバイスとのコネクティビティを提供する2つのUSBポート拡張も用意されています。

Advanced IoT Coexistence (AIC) 機能は、内蔵型フィルタリングを使用して、Wi-Fi、Bluetooth、およびZigbeeの無線が干渉の影響を受けずに最大容量で動作できるようにします。

HPE Aruba Networking Central IoT Operationsは、ネットワーク監視とインサイトの範囲をBLE、Zigbee、その他の非IP IoTデバイスにまで拡張し、ネットワークヘルスダッシュボード内でITおよびOTインフラストラクチャを一元的に可視化します。これは、Wi-Fi以外のデバイスのオンボーディングとデータ収集に役立ちます。

HPE Aruba Networking Central Client Insightsでは、ディープパケットインスペクションを活用して追加のコンテキストや挙動情報を提供するため、デバイスへの適切なポリシー適用、また不正デバイスの継続的監視が確実に実現します。

省エネルギーと自己位置検出を実現するAP

HPE Aruba Networking 730シリーズキャンパスアクセスポイントは、エネルギー消費量の削減、APによる屋内ロケーションサービスの精度向上をサポートします。これらのAPは、精密時間測定を使用するクライアントデバイスやその他のテクノロジーに対する基準点の役割を果たします。

1メートル以内の精度を実現するFTM 802.11azと、屋内の位置を高精度に測定する組み込みGNSSレシーバーをサポートすることで正確な位置を特定します。

多層階の建物における高度を特定する気圧センサーを内蔵し、フロアレベルのマッピングを行います。

AI搭載のダイナミックパワーセービングモードにより、HPE Aruba Networking 730シリーズキャンパスAPは、接続ニーズが生じた時間帯に自動的に起動することで、組織のサステナビリティの取り組みに合わせて消費電力とエネルギー消費量の削減を図ることができます。

Target Wake Timeにより、クライアントがAPと通信する必要があるタイミングのスケジュールを立てることで、クライアントの消費電力の削減、および通信時間の競合の軽減に役立ちます。Intelligent Power Monitoringは、APがハードウェアのエネルギー使用状況を継続的にモニターして報告することによって得られたエネルギー消費に関する有益な情報を提供します。