HPE Aruba Networking User Experience Insight (UXI) は、ネットワークの健全性とアプリケーションパフォーマンスを検証し、日々のユーザーエクスペリエンスに影響を及ぼす問題のトラブルシューティングを行う、デジタルエクスペリエンス監視ソリューションです。ネットワークとアプリケーションのパフォーマンスがエッジ側から24時間365日観測可能になるため、組織は、インテリジェントなネットワークアシュアランスソリューションを活用してネットワークの健全性とアプリケーションパフォーマンスを把握し、エンドユーザーや職場の生産性に影響が及ぶ前に接続の問題を軽減できます。

キャンパスおよびブランチ環境に最適であるHPE Aruba Networking UXIは、各ハードウェアセンサー、各エージェント、クラウドホストダッシュボードで構成されます。このセンサーはエンドユーザーの近くに展開され、エージェントはエンドユーザーデバイスにインストールされます。これらのセンサーとエージェントは、統合テストを実行し、各ネットワークアプリケーション間で多様なデータ分析を実行します。

最新情報

  • SaaSサブスクリプション: aaS SKUでは、価値を最適化し、消費および支払いモデルの柔軟性を高めてIT予算を最大限に活用し、運用を合理化できるよう支援する新しいライセンス機能を提供します。
  • UXIエージェント: Windows、Mac、Android™と互換性があり、エージェントは統合テストを実行し、ネットワークおよびアプリケーションパフォーマンスを監視し、デバイス健全性に対する有益な情報を提供します。
  • パス分析: グローバルネットワーク経由の送信トラフィックに対してエンドツーエンドのブループリントを作成します。これは、ITチームが、エンドユーザーのデジタルエクスペリエンスに影響を及ぼす問題の原因と場所を可視化するうえで役立ちます。
  • UXI Wi-Fi 6Eセンサー: この新しいセンサーには、トライバンド運用の2.4/5/6GHzを監視するためのデュアル無線が装備されています。このセンサーは、オフバンド監視とクライアント監視に対する分析を追加提供します。
  • AI搭載のインシデント検出: アラート疲れを軽減し、ネットワークでよくみられる問題をグループ化することで、問題解決までの平均時間を短縮します。
  • データプッシュの宛先: この機能により、ITチームはHPE Aruba Networking UXIでキャプチャーしたネットワークおよびアプリケーションパフォーマンスデータを自己のデータプラットフォームにエクスポートして、さらに分析および意思決定に利用できます。

機能

ベンダー非依存のUXIによるネットワークおよびアプリケーションパフォーマンスへのプロアクティブな可観測性

パス分析によるプロアクティブな可観測性: グローバルネットワーク経由の送信トラフィックに対してエンドツーエンドのブループリントを作成し、エンドユーザーのデジタルエクスペリエンスに影響を及ぼす問題の原因と場所を可視化します。

Wi-Fi 6E監視: 業界初Wi-Fi 6EハードウェアセンサーによりWi-Fi 6Eネットワークの展開の妥当性を確認

一目でわかるネットワーク稼動状態監視: HPE Aruba Networking User Experience Insightダッシュボードにより、エンドユーザーに対するキャンパスまたはブランチネットワークの働きを一目で把握できるため、各種SLAおよびXLAを確実に満たすことができます。

自動選別: 断続的問題を発生時にキャプチャーし、迅速なトラブルシューティングができるよう根本原因に到達します。ITチームは、詳細分析用にPCAPファイルをダウンロードしたり、ネットワークに変更があった場合の妥当性を確認したりするために最大30日まで遡ることができます。

データプッシュの宛先: HPE Aruba Networking UXIによりキャプチャーされた問題データおよびテスト結果を管理対象の宛先に送信することにより、顧客ダッシュボードを作成します。現在のオプションには、AWS S3、Google™ BigQuery™、Elasticsearch、Splunk (ベータ版)、BigPanda (ベータ版) があり、汎用HTTPエンドポイントをセットアップすることもできます。

専用ハードウェアセンサーによる24時間365日の監視

1日最大2万件のテストを実行: HPE Aruba Networking User Experience Insightセンサーは、最大4つのネットワークと構成されたエンタープライズおよびWebアプリケーションをすべてテストできます。1日に最大2万件のテストを実行し、推測による作業を排除できます。

バックアップモバイル接続: 完全に管理されたオンボードモバイル接続が装備されており、Wi-Fiに接続できない場合や認証できない場合、またはWi-Fiのバックホールがダウンしているときに、UXIセンサーへの接続を可能にします。

停電直前に対応するバックアップ電源: スーパーキャパシターのアレイによる、UXIセンサーのバックアップ電源を装備し、ネットワークが停止する前に、電源問題をユーザーに通知し、正常にスリープモードに入ります。

Webアプリケーションテスト: Seleniumを使用して、ユーザーワークフローを記録し、テスト用にUXIダッシュボードにアップロードすることで、さまざまなWebアプリケーションでホップごとのユーザージャーニーをテストします。

UXIエージェントによる詳細デジタルエクスペリエンス監視

Windows、Mac、Androidデバイスから統合テストを実行: UXIエージェントにより、ITチームは、ネットワーク、アプリケーション、デバイスのパフォーマンスに対する詳細で有益な情報を提供することで、エンドユーザーデジタルエクスペリエンスに対する比類のない可視性を得ることができます。

デバイス解析: UXIエージェントは、ITチームが問題を迅速にトラブルシューティングするために役立つ、PID、シリアル番号、バッテリ残量、健全性状況、温度、IPアドレス、場所などの有益な情報を提供することにより、デバイスパフォーマンスに対する追加解析を実行します。

エンドユーザー向けのユーザーセルフサービスポータル: ノートパソコンにインストールすると、エージェントからエンドユーザーにパフォーマンス概要タブが提供されます。このタブには、ITチームによりテストされ、デバイスおよびネットワーク情報 (OS、ISP、PHYモード、MSCインデックスなど) についてよく問い合わせがあるアプリケーションおよびネットワーク状況がハイライトされます。

Zebraデバイスでネットワーク問題に関連するヘルプデスクチケットを迅速にトラブルシューティング

Zebraデバイスから総合テストを実行: ハンドヘルドZebraデバイスに展開して、ネットワークおよびさまざまな構成のアプリケーションを監視するために統合テストを継続的に実行できます。エージェントは、問題を検出すると、自動選別モードに移行して根本原因を特定します。

ローミングおよび音声解析: デバイスのVoIP通話品質とローミングパフォーマンスに対する更なる分析を提供します。また、エージェントは802.11mcを使用して、ネットワークまたはアプリケーション関連の問題の影響があるZebraデバイスの正確な位置をフロアマップ上で特定します。

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