HP 5920 スイッチシリーズは、高密度な10GbEポート、ウルトラディープパケットバッファー機能を備えるTop-of-Rack(ToR)型スイッチです。このシリーズのスイッチは、HP FlexNetworkアーキテクチャーに基づくFlexFabricソリューション向けのモジュールで、大規模データセンターのサーバーアクセスレイヤーへの導入に最適です。また、コンテンツ配信ネットワーク用の設計になっており、特に、多数の仮想サーバー、マルチメディアやストレージアプリケーション、クリティカルな管理サービス等のトラフィックが集中した場合、強力なパケットバッファー機能によりネットワークの輻輳を防ぐことができます。 HP 5920は、仮想化アプリケーション間、およびサーバー間トラフィックの急激な増加に伴い必要とされるようになった高パフォーマンスなサーバーアクセス、通常のEthernetトラフィックとストレージトラフィックの統合、仮想環境の通信基盤の最適化、ウルトラディープパケットバッファー機能などを1つのデバイスで実現する画期的なToR型スイッチです。

最新情報

  • 要求の厳しいアプリケーションに対応する3.6GBのディープパケットバッファーと低レイテンシ。
  • データセンター配備用の10GbEファイバーのサポート。
  • 9個のスイッチのIRFサポートによって、管理が最大88%簡素化されます。
  • OpenFlowおよびSDNによって、手動タスクが自動化され、サービス提供が速まります。

機能

データセンター向けに最適

高パフォーマンスな10GbE スイッチング: サーバーアクセスに導入した10GbEのToR接続を1RU構成で高密度な24ポートの10GbE接続に拡張可能。480Gbpsのスイッチング容量および3.6GBの超大容量のパケットバッファーを備える。またHP Intelligent Resilient Framework(IRF)テクノロジーにより、サーバーアクセスネットワークの構成を大幅に簡素化。HP 5920 シリーズスイッチは、仮想したアクセスレイヤースイッチの拡張性を非常に高めると同時に、IRFを使用することによりフラットでシンプルな2層構成のFlexFabric を低コストで実現

高度なモジュール型オペレーティングシステム: モジュール型でマルチプロセス対応のオペレーティングシステムにより、高い安定性を実現。モニタリングと再起動を別のプロセスで行うことが可能。ソフトウェアモジュールを個別にアップグレードできるので可用性が向上。サービス性を向上させる機能もサポート

強力な QoS 機能: アクセス制御リスト(ACL)、IEEE 802.1p 優先度、IP、DSCP またはType of Service(ToS)優先度に基づいてトラフィッククラスを作成。フィルター、リダイレクト、ミラー、またはマーキングをサポート。輻輳に対する次のアクションをサポート: Strict Priority キューイング(SP)、重み付けラウンドロビン(WRR)、重み付け均等化キューイング(WFQ)、重み付けランダム早期検出(WRED)、重み付け不足ラウンドロビン(WDRR)、SP+WRR

エアフローの方向を選択可能: データセンターの暖気/冷気通路の導入に合わせて、前面から背面へ、また背面から前面へのエアフローの切り替えを、ファントレイを変更することにより可能。前面から背面、背面から前面へと反転可能なエアフローと高度な電源管理機能。1+1構成で、ホットプラグ可能な内蔵冗長電源および2 つのファントレイにより、信頼性と可用性を向上

TRILLおよびVEPAに対応(サポート予定): TRILLによる経路の冗長化、およびVEPAによる仮想サーバー間トラフィックの制御により、仮想ネットワークとデータセンターの物理ネットワークを統合することが可能

管理

リモート設定と管理: Web ブラウザーまたはコマンドラインインターフェイス(CLI)を使用して、スイッチを安全に設定および管理可能。また、アウトオブバンドインターフェイスにより、ユーザーデータプレーンから管理トラフィックを完全に分離。データプレーンに障害が発生した場合でも完全な接続が可能

IEEE 802.1ab LLDP 検出: 隣接デバイス間で管理情報を通知および受信し、保守・運用管理性を向上

SNMPv1、v2c、v3: ネットワークデバイスを一元的に検出、モニタリングし、安全に管理することが可能

ポートミラーリング: ポートのトラフィックをネットワークアナライザーへも同時に送信してモニタリング

Network Time Protocol(NTP): 分散したタイムサーバーやクライアント間で時刻を同期。ネットワーク上にある、時刻情報を使用するすべてのデバイスの時刻を管理して、さまざまなアプリケーションが同じ時刻で動作するよう調整

パフォーマンス

ハードウェアによるワイヤースピードのアクセス制御リスト(ACL): 豊富な機能を備えるACL(TCAM ベース)により、高度なセキュリティを確保し、ネットワークパフォーマンスに影響を与えずに簡単に管理することが可能

ジャンボフレーム: Gigabit Ethernet および10Gigabit ポートで、高パフォーマンスなリモートバックアップと障害復旧サービス向けに利用可能

Intelligent Resilient Framework(IRF): HP IRF テクノロジーをフルサポートするので、HP FlexFabric の高い拡張性や耐障害性により、安全なデータセンターネットワークを物理的、仮想的に実現することが可能。IRF を構成して最大4 台のスイッチをグループ化して、1 つのIP アドレスを持つ1 台のスイッチとして設定および管理可能。これにより、ToR の導入や管理が簡素化され、データセンターの導入・運用コストを削減

管理(トラブルシューティング)

入力/出力ポートのモニタリング: ネットワークの問題解決が可能

Tracert およびPing: ネットワーク接続をテスト可能

仮想ケーブルテスト: ケーブルの問題を視覚的に把握可能