ダウンタイムが発生すると、その瞬間からビジネスに損失がもたらされることになります。高可用性 (HA) を実現しつつディザスタリカバリ (DR) を行うクラスタリングソリューションであるHPE Serviceguard for Linux (SGLX) は、離れた場所にある物理または仮想環境のインフラストラクチャやアプリケーションで障害が発生した場合でも、そうした障害からクリティカルなアプリケーションを保護し、アップタイムを向上させます。また、データ整合性とパフォーマンスを損なうことなく、計画外のダウンタイムの影響を低減するとともに、メンテナンスのための計画的ダウンタイムをほぼゼロに抑えることが可能です。

最新情報

  • 高速フェイルオーバーにより、HANA DBの障害からの復旧が最大20倍早まります。SGLXのテイクオーバーを即座に実行し、プライマリのシャットダウンとスタンバイのアクティベーションが実行されます。[4]
  • HPE Scalable Persistent Memoryをサポートし、OracleおよびMicrosoft SQL Server 2017のワークロード向けのHAソリューションとDRソリューションにより、アップタイムを犠牲にすることなく、これまでにないレベルのパフォーマンスを実現します。
  • 同時にシャットダウンと起動を行う新たなメンテナンス手順により、SAP HANAの計画的ダウンタイムを大幅に削減できます。SAPワークロードで使用可能になったSG Manager GUIを使用して、SAPランドスケープを簡単に管理できます。
  • 可用性を損なうことなく、HANA Dynamic Tieringの優れたコスト効果を享受できます。SGLXの新機能により、動的階層型SAP HANAスケールアップおよびスケールアウト環境を保護できます。
  • SGLXをOracle Linuxプラットフォームでご利用いただけるようになりました。機能が強化されたSG Manager GUIを使用して、Oracleワークロードを簡単に管理できます。

機能

高速フェイルオーバーとデータ整合性による、アプリケーションアップタイムの最大化

HPE Serviceguard for Linuxは、クリティカルなリソースやアプリケーションの可用性を監視し、障害が発生した場合は、データ整合性を損なうことなく、わずか4秒で高速フェイルオーバーを行います。[1]

計画されたメンテナンス期間中の障害を防ぎ、ダウンタイムの発生を最小限に抑えながら、アプリケーション、サービス、データベース、およびプラットフォームの可用性を監視します。

ビジネスクリティカルなアプリケーションをより安全なノードに自動的にフェイルオーバーし、データ整合性を損なうことなく通常の運用を再開できる、効率的な障害検出機能を提供します。

また、高いレベルの可用性、データ整合性、信頼性を実現する、実証済みのアルゴリズムと高度なアービトレーションメカニズムを備えています。

仮想マシンを再起動せず、アプリケーションのフェイルオーバーによって、仮想環境のアップタイムの向上を実現します。HPE Serviceguard for Linuxは、VMware®、Hyper-V、およびKVMハイパーバイザーをサポートしています。

サイトで機能停止が発生しても可用性を維持することが可能

HPE Serviceguard for Linuxのディザスタリカバリ (DR) ソリューションなら、遠隔地のデータセンターと通信できなくなった場合でも、完全な自動フェイルオーバーかプッシュボタン方式のリカバリを選択でき、アプリケーションをオンラインの状態に維持することが可能です。

アプリケーションやサービスの堅牢性、耐障害性、および可用性を向上させる、「サイト認識型のディザスタトレラント・アーキテクチャー (SADTA)」 により、SAP HANAなどの複雑なスケールアウトワークロードのリカバリを完全に自動で行えます。

距離、データ複製、および目標復旧時点 (RPO) と目標復旧時間 (RTO) に基づいてさまざまなオプションを使用できるディザスタリカバリソリューションスイートを提供し、幅広い要件に対応します。

複数のプライマリワークロードの最適化と統合により、DRインフラストラクチャのプロビジョニングを最小限に抑える、柔軟な展開モデルによってコストを削減できます。

SAP HANA、Oracleなどのエンタープライズデータベースおよびアプリケーションに最適な、すぐに運用開始できるソリューション

HPE SGLXでは、一般的なエンタープライズデータベース、ビジネスアプリケーション、およびオープンソースソフトウェアの統合が簡単に行えます。このため、内部アプリケーションの状態を把握したうえで、コンテキストに基づく、インテリジェントな自動監視、リカバリ、およびフェイルバック操作を実行できます。[3]

複雑なアプリケーションを、標準化された実証済みのフレームワークに統合するプロセスの大幅な簡素化と迅速化が実現します。初期設定に必要な時間が数日から数時間にまで短縮され、4倍の速度で展開できるようになります。[2]

HPE SGLXでは、SAP HANA、SAP S/4 HANA、SAP NetWeaver、Oracle、LinuxおよびIBM DB2上のSQL Server 2017、Sybase、EnterpriseDB PPASの統合を簡単に実行できるほか、アプリケーションの最新バージョンに対応した継続的な認定や機能強化も行えます。

HPE SGLXでは、Network File System (NFS)、Apache、MySQL、PostgreSQL、Samba、Tomcat、Sendmailなどのオープンソースソフトウェアの統合も追加費用なしで行えます。

SGLX GUIベースのウィザードを使用すれば、他のカスタムアプリケーションやISVアプリケーションを簡単に統合できます。

ニアゼロダウンタイムのメンテナンス、シンプルな管理、最適化されたTCO

HPE SGLXのLive Application Detach (LAD) 機能により、ハートビートネットワークなどのクラスターインフラストラクチャのメンテナンスが、ほぼダウンタイムゼロで実行できます。[3]

ローリングアップグレードにより、ダウンタイムを最小限に抑えつつ、インフラストラクチャコンポーネント、オペレーティングシステム、およびアプリケーションをアップグレードできます。

直感的なServiceguard Manager GUIを使用して、クラスターやそのコンポーネントを視覚的に構成、監視、運用、管理できます。色分けされたアイコンとアラートにより、問題をすぐに特定して解決することが可能です。

また、GUIのワークロードベースのフローを通じて、SAPランドスケープ、Oracle、およびMicrosoft SQL Server 2017 on Linuxの展開の管理をさらに簡素化することも可能です。

Serviceguard for Linuxの1年間、3年間、および期間無制限のライセンスのいずれかを使用して、TCOを最適化できます。これらのライセンスは、エディションや期間を問わず、簡単にアップグレードできます。

  • 1.
    ヒューレット・パッカード エンタープライズの社内ラボテストでフェイルオーバーとリカバリを確認しました。使用したシステムは、HPE Serviceguard 12.10.00が稼働する、Red Hat® Enterprise Linux 7.3搭載のHPE ProLiant DL560 Gen10サーバーがベースとなっています。結果は構成によって異なります (クラスターの再構成時間を除く)。
  • 2.
    Oracleデータベースをクラスターに手動で統合するエンジニアリング作業の一般的な所要時間を30日間とした、Hewlett Packard Labsの分析結果に基づきます。ヒューレット・パッカード エンタープライズのOracleツールキットを使用すれば、2日以内のエンジニアリング作業で統合を完了できます。
  • 3.
    Hewlett Packard Labsの分析結果に基づくものであり、ハートビートネットワークのメンテナンスを含むクラスターのメンテナンス作業の共通手順であるアプリケーション停止を実施することを前提としています。ただし、LAD機能を使用することにより、ハートビートネットワークのメンテナンスを実施してクラスターを停止する場合であっても、アプリケーションのダウンタイムがゼロになることがわかりました。
  • 4.
    HPE Serviceguard for Linux A.12.40.00を使用したヒューレット・パッカード エンタープライズの社内ラボテストでフェイルオーバーとリカバリを確認しました。フェイルオーバー時間は、ハードウェア構成、データベースサイズ、その他のソフトウェア構成によって異なります。
  • Microsoftは、米国およびその他の国におけるMicrosoft Corporationの登録商標または商標です。Oracleは、Oracleおよびその関連会社の登録商標です。Red Hatは、米国およびその他の国におけるRed Hat, Inc.の登録商標です。SAPおよびSAP HANAは、ドイツおよびその他いくつかの国におけるSAP SEの商標または登録商標です。Linuxは、米国およびその他の国におけるLinus Torvalds氏の登録商標です。VMwareは、米国およびその他の地域におけるVMware, Inc.の登録商標または商標です。その他すべての第三者の商標は、それぞれの所有者に帰属します。

関連リンク

評価

関連資料

お客様導入事例

テクニカルビデオ - Serviceguard for Linux (SGLX) の統合

ブログおよびホワイトペーパー