HPC/AIクラスターに対して、ML/AIアプリケーションのランダムI/O要件を含むワークロードに対応可能な優れたストレージパフォーマンスを必要としつつ、従来型の並列HPCストレージの高コスト効率と拡張性も維持しようとお考えでしょうか?
HPE CrayストレージシステムC500は、オープンソースの並列ファイルシステムアーキテクチャーを利用して驚異的なパフォーマンスを実現します。限られた予算内でCPU/GPUの投資効果の改善を図ろうとする、エントリーおよびミッドレンジ向けのHPC/AIクラスターに最適です。比類ないハイブリッドアーキテクチャーは、異なるストレージメディア (NVMe、SSD/SAS、HDD) のそれぞれの短所を回避しながら長所を最大限に活用しします。これにより、より少ないラックユニットで優れたパフォーマンス速度を実現できます。
HPE CrayストレージシステムC500を活用することで、スーパーコンピューティング分野で最大のリーダーシップを発揮する諸機関同様のメリット (価格/パフォーマンス) を享受できます。

最新情報

  • HPE ProLiant DL325で構築された高コスト効率の管理システムにより、パフォーマンス、容量、可用性の向上を求めるビジネスからの要求に応えます。
  • メタデータとストレージの両方を2U24 NVMe SSDストレージコントローラーでホストすることで、データの整合性を向上させます。
  • 搭載可能なNVMe SSDはわずか12台というコンパクトな構成はカスタマイズ可能で、システムエンクロージャーの一部にインストールすることもできます。
  • わずか3ラックユニットで、スーパーコンピューティングクラスの並列ストレージを実現します。
  • わずか3ラックユニットで、最大80GB/秒の読み取りと60GB/秒の書き込みのスループットを誇る圧倒的なパフォーマンスを追加設定なしで実現します。
  • NFSゲートウェイ機能により、組織のグローバルデータプラットフォームへの統合を簡素化します。

機能

HPC/AIストレージのコストを抑えてCPU/GPUコンピューティングノードの投資を増やす

HPE CrayストレージシステムC500は、米国エネルギー省のすべてのエクサスケールスーパーコンピューターのために選択されたアーキテクチャーと同じ、高コスト効率のオープンソースアーキテクチャーを採用しています。123

組み込みのファイルシステムは、単一の企業ではなく活力のあるコミュニティが所有しているため、ファイルシステムのライセンスを容量ベース (テラバイトのストレージ容量/ストレージドライブ単位) で取得する必要はありません。

異なるストレージメディア (ソリッドステートと回転ディスク) のそれぞれの短所を回避しながら長所を最大限に引き出すハイブリッドストレージアーキテクチャーを活用できます。

かつてないデータ急増時代を乗り切るために、バランスの取れたHPC/AIシステムを予算内で実現します。

HPC/AIイニシアチブを妨げるI/Oポートのボトルネックを解消

HPE CrayストレージシステムC500は、高速なデータの読み取りと書き込み (R/W) ができる共有ファイルストレージを備えており、CPU/GPUコンピュートノードへの投資をフル活用することができます。

最大80ギガバイト/秒の読み取りと60ギガバイト/秒の書き込みを実行できるパフォーマンスを活用し、ジョブパイプラインの輻輳解消と納期遅れ防止をわずか3ラックユニットで実現します。

クリティカルなチェックポインティングの実行時にCPU/GPUコンピュートノードの待機時間を短縮し、HPC/AIジョブの長期実行プロセスを再実行します。

NVIDIA GPUDirectストレージ (GS) などのAIアクセラレーションテクノロジーを活用し、CPUをバイパスして優れた帯域幅を実現できます。

HPC/AIインフラストラクチャスタック全体をカバーした統合サポートが実現

戦略的インフラストラクチャ計画の一環として、HPE CrayストレージシステムC500は、お使いのインフラストラクチャスタック全体を対象としたサポートの一元化を責任をもって実施します。

お客様固有の問題と解決を担うヒューレット・パッカード エンタープライズの研究開発チームによるカスタマイズされたソフトウェアアップデートで、より迅速な解決が実現します。これらはコミュニティ全体のメリットになるよう、のちにオープンソースのファイルシステムに組み込まれます。

HPE Accelerated Migration Servicesは、次期HPC/AIストレージインフラストラクチャへの移行時に本番稼働が中断しないようサポートします。また、最新インフラストラクチャの導入を進めるだけでなく、老朽化したインフラストラクチャからも価値を生み出せるよう支援します。

  • 1.
    オークリッジ国立研究所 (https://www.olcf.ornl.gov/frontier/) のエクサスケールスーパーコンピューター「Frontier」
  • 2.
    オークリッジ/アルゴンヌ国立研究所 (https://www.anl.gov/aurora) のエクサスケールスーパーコンピューター「Aurora」
  • 3.
    ローレンスリバモア国立研究所 (https://asc.llnl.gov/exascale/el-capitan) のエクサスケールスーパーコンピューター「El Capitan」
  • GPUDirectおよびNVIDIAは、米国およびその他の国におけるNVIDIA Corporationの商標および/または登録商標です。すべてのサードパーティの商標は、それぞれの所有者に帰属します。