ビッグデータ到来時代を見据えたストレージ導入計画

ビッグデータはすでに現実に。増え続けるデータ流通量は9.3倍と大幅に増加

総務省が発行する情報通信白書 平成27年版内の「ビッグデータの流通量の推計及びビッグデータの活用実態に関する調査研究」(平成27年)よると、2005年からの9年間でデータ流通量は9.3倍になっており、そのデータ量は2014年(見込み)で、9産業(サービス業、情報通信業、運輸業、不動産業、金融・保険業、商業、電気・ガス・水道業、建設業、製造業)の合計で14.5エクサバイトとなっています。データ流通量なので固定・携帯電話のデータ量も含まれてはいますが、まさにビッグデータ時代が到来していることは間違いないと言えます。


業種別のデータ量の推移をみるために2005年を100になるように基準化したところ、運輸、不動産、建設という業種での伸長率が高くなっています。これは防犯カメラ、遠隔監視カメラが多く利用されているためです。カメラデータは画像解析技術の進歩もあり、防犯や監視利用だけではなく、小売業における来客分析などマーケティング分野などでも利用が進むでしょう。カメラデータは動画という特性上データ量が非常に大きなものとなるためデータ保存のためのストレージ環境も大容量化が加速することは容易に想像できます。また、電力・ガス・水道といった業種では様々なセンサーデータの利用が進むことでデータ量が増大していくと想定できます。

ビッグデータ活用の目的は「経営管理」、「業務の効率化」、「商品・サービスの品質向上」が多数

ビッグデータ活用の目的について調査する際に、目的を下記図にある8つのカテゴリにわけてアンケートを実施しました。

目的

(例)

経営戦略、事業戦略の策定

売上データ等の社内情報や統計情報等の社外情報を幅広く収集・分析することによって売上への影響等を予測し、注力事業の決定や戦略立案を行う。

顧客や市場の調査・分析

顧客データ、販売データ、SNS への書き込みデータなどから消費傾向を分析し、ニーズや企業への評価を把握する。

商品・サービスの品質向上

設備や製品にセンサー等を取り付けて利用状況を収集し、故障や部品の交換時期等を予測する。それによってきめ細やかな保守・メンテナンスを行う。

経営管理

経理データや売上データ、また各部門からあがってくるデータを分析してこれまでよりも短時間で予実管理を行う。

内部統制強化

経理データや業務日誌等から不正の可能性や兆候のある取引を事前に検知し、内部統制を強化する。

業務の効率化

RFID やセンサーを取り付け稼働状況や位置情報を収集し、そのデータを活用することによって業務プロセスの効率化・最適化を行う。

基礎研究、学術研究

センサーなどから収集される大規模データを有効活用するための研究開発を行う。

在庫圧縮、最適供給

販売データや気象データなどから需要予測を行い、生産・出荷量の調整を行う。また、RFID やセンサーを取り付けてリアルタイムに在庫状況を把握する。

(出典)総務省「ビッグデータの流通量の推計及びビッグデータの活用実態に関する調査研究」(平成27年)

調査の結果は、「経営管理」が47.6%と最も多く、次に「業務の効率化(46.9%)」、「商品・サービスの品質向上(42.9%)」、「顧客や市場の調査・分析(40.5%)」と続きます。
業種別では、「商業」や「不動産業」では複数の利用目的が50%を越えており、ビッグデータ活用が進んでいることが見て取れます。ビッグデータ活用が企業の競争力を高めるという認識が一般化していると言えるでしょう。

ビッグデータ活用における情報システム・IT環境の課題

ビッグデータ活用においては大量の各種データを保存し利用することが前提であるため、保存先となるストレージ環境がビッグデータ活用に適しているかが活用成功のポイントです。データの種別としては画像データに加え、POSデータやセンサーデータなど多岐にわたります。POSデータは、伸長率はさほど高くはないがデータ量としては画像データ、センサーデータについて3番目に大きなデータとなっています。


これら膨大なデータを、「経営管理」や「業務の効率化」に活用するIT基盤に必要な要件は、「迅速な処理を実現する高性能」、そして「増え続けるデータに対応できる拡張性」、の2点に加えて、増加する「ストレージの省スペース化の実現」もビッグデータ時代には重要な要件であると言えます。


特に迅速な処理において必要なものは、ハイパフォーマンスなサーバーに加えて、データ読み書きが高速な「優れたI/O性能をもつストレージ」でしょう。大量のデータを高速処理するビッグデータでは、従来型のハードディスクストレージの場合、I/O性能が高くないため処理のボトルネックとなってしまう。ハイスペックなCPUのサーバーであっても処理するデータがCPUに来ないため待ちの状態が続き、全体の処理時間が長くなってしまうからです。

ビッグデータ活用に適したストレージ製品の機能要件

ビッグデータ活用に適した機能の要件は下記の3つになるでしょう。
・「迅速な処理を実現する高性能」
・「増え続けるデータに対応できる拡張性」
・「ストレージの省スペース化の実現」


これらビッグデータ活用に要件を満たすストレージの特徴と導入効果を、事例を用いながら解説するホワイトペーパーを制作しました。すでに現実となっているビッグデータ活用に向けたストレージ導入の参考となると思います。ぜひダウンロードいただきご一読ください。

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