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2022年4月14日
Worldline社、ミッションクリティカルな決済システムのモダナイズにHPE GreenLakeを採用
欧州最大のデジタル決済プロバイダーがHPE GreenLake edge-to-cloudプラットフォームを採用し、デジタル取引の高速化と優れたカスタマーエクスペリエンスを実現
※本リリースは、ヒューレット・パッカード エンタープライズ(本社:米国テキサス州ヒューストン、以下:HPE)が、2022年3月22日(現地時間)に発表した英文リリースに基づいて作成した日本語抄訳です。原文(全文)はこちらをご参照ください。
HPEは、ヨーロッパを拠点とするグローバル決済プロバイダーのWorldline社が、増大するオンライン取引にともなう、ミッションクリティカル決済基盤の大幅な性能強化にあたり、HPE GreenLake edge-to-cloudプラットフォームを採用したことを発表しました。Worldline社は、HPE GreenLakeの柔軟なアズ・ア・サービスモデルおよびHPE Financial Servicesが提供する「資産アップサイクリングサービス」を活用することで、基盤刷新資金の約25%を節約、先行投資を大幅に削減しながら、大規模なアップグレードを実現しました。
Worldline社は、ヨーロッパ最大、世界第4位の決済プロバイダーで、50カ国以上で事業を展開しています。売り手から買い手までのサプライチェーン全体に決済と取引サービスを提供する同社は、強力な技術に根ざした俊敏で顧客中心のソリューションの開発に取り組み、キャッシュレス経済のビジョンを達成してきました。この業界は、決済バリューチェーンの回復力、可用性、常時稼働を確保するために、バックエンドのインフラに大きく依存しています。 カード取引における遅延やダウンタイムは、顧客体験に直接的な影響を及ぼします。
新型コロナウィルスのパンデミックのインパクトは大きく、金融・銀行の需要や収益に大幅な変動を及ぼしています。一方で、世界中でキャッシュレス社会への移行が進み、オンライン購入が大幅に増加しており、安全なグローバル決済取引の重要性がますます高まっています。Worldline社は、多くの決済プロバイダーと同様に、ベンダーや顧客のデジタル決済増大に対応するために、迅速かつ効率的にサービスを拡張する必要がありました。また、現在および将来の需要への対応を見据え、既存のサーバーとストレージの信頼性をさらに強化し、現行の運用コストを低減する必要がありました。
HPE GreenLakeプラットフォームは需要に応じたスケールアップおよびスケールダウンが可能で、Worldline社は増大する需要への対応に活用しています。当プラットフォームは、従量課金モデルを通じてクラウドエクスペリエンスを提供し、コンプライアンスや規制の要件も満たします。
Worldline社のProduction Systems Managing Directorであるフレデリク・パピオン(Frédéric Papillon)氏は次のように述べています。
「HPEが提供するレガシー資産の買い取りと、柔軟なアズ・ア・サービスアプローチの組み合わせで、コロナ禍に起因する激動の市場を乗り切ることができています。これらのソリューションにより、サプライチェーンを動かし続けるデジタル取引のための非常に安全で効率的な基盤をお客様に提供でき、また、費用対効果の高いソリューションを提供できると確信しています。」
HPE GreenLakeプラットフォームソリューションは、HPE NonStopシステムを活用しています。ミッションクリティカルな環境に必要な信頼性と100%の耐障害性を備えた、決済取引のサポートに理想的なシステムです。HPE NonStopは、安全な金融取引ワークロード処理に求められる厳しい要件を満たし、常時稼働を実現する強靭な設計により、優れた運用性と極めて高いレベルの可用性を保証します。当ソリューションは、Worldline社が新しいアプリケーションやサービスの市場投入までの時間を短縮するための俊敏性と柔軟性を備え、ミッションクリティカルなビジネスをサポートする最適なクラウドサービスとして特定されました。
旧データセンターのITインフラは、HPEのTechnology Renewal Centerにおいて電子廃棄物を最小限に抑える安全かつ持続可能な方法で移行および廃止されます。新しい基盤への移行は、既存のワークフローを一切中断させないよう、HPE Pointnext ServicesがWorldline社と緊密に連携して実施します。
HPEのグローバルセールス、北部西ヨーロッパのマネージングディレクター兼SVPであるジル・ティエボー(Gilles Thiebaut)は次のように述べています。
「HPE GreenLakeプラットフォームとHPE Financial Servicesのケイパビリティを組み合わせることで、Worldline社は大幅なコスト削減を実現し、ミッションクリティカルな決済基盤の大幅な刷新とモダナイゼーションを後押しします。当アップグレードは、先行投資を大幅に削減してパフォーマンスの向上と運用期間の延長を実現するもので、従量課金制モデルで提供されるため、同社の技術面と財務面の両方の要件を満たしています。」
■HPE GreenLakeについて
HPE GreenLake edge-to-cloudプラットフォームは、データ・ファースト・モダナイゼーションの加速を可能にします。提供する50以上のクラウドサービスは、オンプレミス、エッジ、コロケーション施設、パブリッククラウドで稼働します。2022年度第1四半期、HPEはARR(Annual Recurring Revenue)7億9800万ドル、アズ・ア・サービスの受注は前年同期比で136%増を達成しました。2022年4月にArubaのお客様が加わることにより、HPEは12万人を超えるお客様をHPE GreenLakeプラットフォームに迎えることになりました。スケーラブルな、従量課金制のHPE GreenLakeプラットフォームは、強固なセキュリティ、コンプライアンス、コントロールを実現し、幅広いパートナーエコシステムでは、チャネルパートナー、販売店、独立系ソフトウェアベンダー、サービスプロバイダ、システムインテグレータ、パブリッククラウドプロバイダをサポートします。HPE GreenLakeの詳細はhttps://www.hpe.com/jp/ja/greenlake.html でご確認ください。
■Worldline社について
Worldline社(Euronext: WLN)は、決済およびトランザクションサービス業界におけるヨーロッパのリーダーであり、世界第4位のプレーヤーです。グローバルな展開とイノベーションへのコミットメントにより、Worldline社は、加盟店、銀行、サードパーティーアクワイアラー、さらに公共交通機関、政府機関、あらゆる分野の企業にとって最適なテクノロジーパートナーです。50カ国以上で20,000人以上の従業員を擁するWorldline社は、決済バリューチェーン全体にわたって持続可能で信頼できる安全なソリューションを顧客がどこにいても提供し、ビジネスの成長に貢献しています。Worldline社がマーチャントサービス、端末、ソリューション&サービス、金融サービス、モビリティ&電子取引サービスの分野で提供するサービスには、国内および国境を越えた店舗とオンラインの商業アクワイアリング、安全性の高い決済処理、決済端末の幅広いポートフォリオ、電子チケットや産業環境でのデジタルサービスなどがあります。2020年、Worldline社は48億ユーロの売上高を達成しました。詳細はworldline.comでご確認ください。
■ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)について
Hewlett Packard Enterprise (NYSE: HPE) は、グローバルedge-to-cloudカンパニーとして、あらゆる場所に蓄積される全てのデータの価値を解き放ち、事業の成果を加速させる支援をします。人々の生活そして働き方の向上を目指し、数十年にわたって未来の再考とイノベーションを重ね、HPEは独自でありながら、オープンでインテリジェントなテクノロジーソリューションをアズ・ア・サービスで提供しています。クラウドサービス、コンピュート、HPC & AI、インテリジェントエッジ、ソフトウェア、ストレージを全てのクラウドとエッジにわたって一貫したエクスペリエンスで提供することで、お客様が新たなビジネスモデルを創出し、新たなエンゲージメントを展開し、運用のパフォーマンスを最大化できるようサポートしています。詳細はhttps://www.hpe.com でご確認ください。