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2022年2月24日
HPE、プライベート5G製品により、エンタープライズコネクティビティにおけるリーダーシップを拡大
セルラーとWi-Fiの融合によるプライベートネットワークの企業・産業・自治体でのユースケースを促進
HPE GreenLakeにより、通信サービスプロバイダーやシステムインテグレーターは、HPE Edgeline Converged Edgeシステムによるエッジでのプライベート5Gを含むプライベートネットワークのアズ・ア・サービスでの提供が可能に
※本リリースは、ヒューレット・パッカード エンタープライズ(本社:米国テキサス州スプリング、以下:HPE)が、2022年2月23日(現地時間)に発表した英文リリースに基づいて作成した日本語抄訳です。原文(全文)はこちらをご参照ください。
HPEは本日、5GとWi-Fiの両方に対応する独自のプライベートネットワーク技術により、企業および産業におけるエッジからクラウドにわたる新たな適用を可能にし、エンタープライズコネクティビティにおけるリーダーシップを拡大することを発表しました。当プライベート5Gソリューションは、主要ベンダーの無線アクセス機能とあらかじめ統合されており、HPE GreenLakeを利用して迅速かつ柔軟にアズ・ア・サービスとして導入することができます。
施設や工場における既存のWi-Fiネットワークを補完するカスタマイズされた5Gによる低遅延、占有可能な帯域、広帯域、セキュリティへの期待が高まっています。5Gは、カバレッジ範囲の広さではWi-Fiよりも優れていますが、屋内接続における費用対効果ではWi-Fiが勝ります。HPEのプライベート5G技術では、プライベート5GとWi-Fiのシームレスな相互連携が可能となり、両方の長所を享受することができます。
HPE Communications Technology GroupのVP兼ゼネラルマネージャーであるトム・クレイグ(Tom Craig)は次のように述べています。
「データの増大にともない、あらゆる業界で数多くの新たな機会が生まれていますが、デジタル体験の実現には、超高速で安定したセキュアな接続性が不可欠です。エンタープライズおよびセルラー両方のコネクティビティでリーダーシップを発揮してきたHPEは、データファーストという現実と将来を見据えたプライベートネットワークの展開を支援できる完璧なパートナーです。HPEのプライベート5GソリューションとAruba Wi-Fi技術の融合によって実現する完全なプライベーネットワークソリューションは、職場環境の最適化を支援するとともに、通信事業者にエンタープライズビジネス促進の新たな機会を提供することができます。」
HPEのプライベート5Gソリューションは、HPE 5G Core Stackをベースにしています。このオープンでクラウドネイティブ、コンテナベースの5Gコアネットワークソリューションは、モジュール式の運用と自動化、セルフサービスポータル、アジャイルな構成と変更管理など、プライベートネットワークを構築・運用するための新しい機能で強化されています。運用の自動化は、HPE Service Directorにより管理します。企業や組織ユーザー向けのセルフサービスポータルに加え、サービスプロバイダーの管理者向けの高度なポータルにより、属人性を軽減します。
当ソリューションは、ニーズに応じた様々な展開方法をサポートします。軍事、海運、石油・ガスなどの機密性の高い業務や遠隔地での利用にあたって、HPEのプライベート5Gソフトウェアは、HPE Edgeline EL8000 Converged Edgeシステム(第3世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー搭載)に完全に自動化された展開を実現します。低遅延が重視される病院などのアプリケーションでは、エッジでホストするユーザープレーンとクラウドでホストするコントロールプレーンのファンクションを分散させて、ハイブリッドクラウドで利用することができます。
HPEのプライベート5GソリューションとArubaのワイヤレス技術を組み合わせることで、通信事業者や企業ならびに組織は、Wi-Fiをプライベートセルラーネットワークで拡張することができます。HPEは、Wi-Fiと5G間の相乗効果を促進することに注力し、業界をリードするセルラーとエンタープライズネットワーク間のシームレスでセキュアなモビリティをキャリアグレードのサービス品質で提供することに取り組んでいます。HPEのプライベート5Gソリューションは、5GとWi-Fiのローミングを自動化するAruba Air Pass などの技術を用いて、ArubaのWi-Fiネットワークと連携するように設計されています。
当プライベート5Gソリューションは、主要ベンダーの5G RAN(無線アクセスネットワーク)ソリューションと事前に統合されており、エンドツーエンドの5Gネットワーク展開を実現します。Airspan Networks(米エアスパン・ネットワークス社)などのパートナーの技術とHPE 5G Core Stackとのテストは、米国コロラド州フォートコリンズのHPE 5G Labで実施されました。今後、他の無線パートナーとの提携も予定しています。
プライベート5G市場は、ハイパースケールクラウドプロバイダーなどの新規参入もあり、急速に発展しています。通信事業者は、コネクテッドエッジに対する顧客の期待の高まりに応えるために、プライベート5Gネットワークを容易に展開する方法を求めています。HPEは先般、通信サービスプロバイダー株式会社オプテージが、ローカル5Gの実証実験にHPEのプライベート5Gソリューションを活用していることを発表しました。
プライベート5Gソリューション用のHPE 5G Core StackおよびArubaのWi-Fiソリューションは、HPE GreenLakeと導入することができます。HPE GreenLake を利用してプライベート 5G と Wi-Fi を従量制で展開することで、リスクを抑え、初期投資を少なくし、需要に応じたネットワークの拡張を行うことができます。
HPEの5Gポートフォリオの詳細:https://www.hpe.com/jp/ja/solutions/5g.html
パートナーのコメント
Airspan Networks Holdings Inc. (NYSE American: MIMO) の子会社であるAirspan Networks Inc. の最高営業責任者兼マーケティング責任者(CSMO)であるヘンリック・スミス=ピーターセン氏は次のように述べています。
「プライベートネットワークに対する企業や組織の関心は爆発的に高まっており、イノベーションの大きなチャンスとなっています。Airspanはプライベートネットワーク展開のリーダーであり、HPEと緊密に協力することで、重要な5Gエンタープライズユースケースを含む、強力なエンドツーエンドの5GおよびOpen RANソリューションをお客様に提供します。」
昨年、HPEとAirspanは、相互運用性を実証しました。完全な5Gエンドツーエンドのクラウドネイティブエコシステムの相互運用性は、HPEの5G Core Stackと、Airspanのソフトウェア(CUおよびDU)とサブ6GHz屋内無線機(RU)を含むOpen RANソリューションにより実現します。
詳細: https://www.airspan.com/news/airspan-networks-completes-successful-end-to-end-open-ran-tests-connected-to-HPEs-5G-core-stack/
インテルコーポレーションのWireline and Core Network事業部VP & GMであるアレックス・クアック氏(Alex Quach)は次のように述べています。
「第3世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー・ファミリーをベースにしたHPE Core StackによってHPEは、企業や組織がエッジにワークロードを移行させる際の多様な環境条件で求められるパフォーマンスでソリューションを提供することができます。このようなプライベートネットワークソリューションは、あらゆる分野のあらゆる業種に5G接続の価値をもたらします。」
■ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)について
Hewlett Packard Enterprise (NYSE: HPE) は、グローバルedge-to-cloudカンパニーとして、あらゆる場所に蓄積される全てのデータの価値を解き放ち、事業の成果を加速させる支援をします。人々の生活そして働き方の向上を目指し、数十年にわたって未来の再考とイノベーションを重ね、HPEは独自でありながら、オープンでインテリジェントなテクノロジーソリューションをアズ・ア・サービスで提供しています。クラウドサービス、コンピュート、HPC & AI、インテリジェントエッジ、ソフトウェア、ストレージを全てのクラウドとエッジにわたって一貫したエクスペリエンスで提供することで、お客様が新たなビジネスモデルを創出し、新たなエンゲージメントを展開し、運用のパフォーマンスを最大化できるようサポートしています。詳細はhttps://www.hpe.com でご確認ください。