プレスルーム
www.hpe.com/jp/newsroom

文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。

お客様からお問い合わせ先
カスタマー・インフォメーションセンター
TEL:0120-268-186
(携帯、PHS:03-5749-8279)

2019年5月20日

HPE、スーパーコンピューティングのリーダーCrayを買収

合併により、次世代のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)を推進

  • データ集約型の課題に高度なスーパーコンピューティングの能力と最先端のテクノロジーを組み合わせて取り組むというHPEの戦略を加速します。
  • 急成長しているHPCおよび人工知能分野で、コンピューティング、ストレージ、インターコネクト、ソフトウェア、およびサービスにわたる最も包括的なエンドツーエンドのポートフォリオを確立します。
  • 成長と収益性の向上により、著しい経済的メリットの機会を創出します。

本リリースは、ヒューレット パッカード エンタープライズ(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下:HPE)が、2019年5月17日(現地時間)に発表した英文リリースの一部に基づいて作成した日本語抄訳です。

 

HPEとCray Incは本日、HPEが1株当たり35.00ドルで現金で約13億ドル相当の契約でCrayを買収する最終合意に至ったことを発表しました。

HPEのCEO兼プレジデントであるアントニオ・ネリ(Antonio Neri)は、次のように述べています。 「社会における最も差し迫ったいくつかの課題に対する答えは、膨大な量のデータに埋まっています。このデータを処理して分析することによってのみ、医学、気候変動、宇宙などにわたる重大な課題に対する答えを引き出すことができます。Crayはスーパーコンピューティングにおける世界的なテクノロジーリーダーであり、イノベーションに対する私たちの深いコミットメントを共有しています。双方のワールドクラスのチームと技術を組み合わせることによって、次世代のHPCを推進し、人々の生活や働き方の向上に重要な役割を果たす機会を得ることになります。」

 

データの爆発的増加がHPCの力強い成長を牽引

人工知能、機械学習、ビッグデータ分析からのデータの急増、データ集約型ワークロードに対する顧客ニーズの進化が、HPCの大幅な拡大を推進しています。

今後3年間で、市場のHPCセグメントおよび関連するストレージとサービスは、2018年の約280億ドルから2021年には約350億ドルに成長すると予測されており、年間平均成長率は約9パーセントが見込まれています1)。 Exascaleは、HPC全体の機会の中で成長している分野であり、今後5年間で40億ドルを超えるExascaleの機会が見込まれます。

将来の気象パターンの予測、画期的な医学的発見、サイバー攻撃の防止など、複雑な課題への取り組みと重要な学術研究の推進には、強力なExascaleレベルのアーキテクチャを介した計算能力が必要です。 Exascale対応システムは、はるかに優れた精度と洞察力でこれらの問題を解決します。

CrayのCEO兼プレジデントであるピーター・ウンガロ(Peter Ungaro)は次のように述べています。「これは、Crayの最先端テクノロジとHPEの幅広いリーチ、深い製品ポートフォリオを結びつけ、統合ソリューションと独自のスーパーコンピューティングテクノロジを提供して、あらゆるデータ集約型ニーズに対応するための素晴らしい機会です。HPEとCrayは、顧客中心の技術革新へのコミットメントそして、HPCとAIの将来のためのグローバルリーダーを生み出すというビジョンを共有しています。Crayの取締役会を代表して申し上げると、我々は価値を最大化するこの合意に達したことを喜んでおり、このユニークな組み合わせが従業員と顧客の両方に創出される機会に興奮しています。」

 

Crayはスーパーコンピューティングソリューションのトップイノベーター

Crayは、重要な意思決定のために必要とされる、もっともチャレンジングなデータ集約型のワークロードに対応する、ハイエンドスーパーコンピューティングソリューションの最高峰のプロバイダーです。 Crayは、全世界トップ100のスーパーコンピュータのインストールで主導的な地位を確立しています。 1972年に設立されたCray Researchと提携した歴史を持つCrayは、ワシントン州シアトルに本社を置き、米国に製造拠点を持ち、世界中に約1,300人の従業員を擁しています。同社は直近の会計年度において、前年同期比16%増の4億5,600万ドルの収益を上げました。

現在のXCおよびCSプラットフォーム、そして次世代のShastaシリーズプラットフォームを通じて提供されるCrayのスーパーコンピューティングシステムは、大量のデータセット、統合モデリング、シミュレーション、AI、分析ワークロードを処理する能力を備えています。スーパーコンピュータに加えて、高性能ストレージ、低レイテンシー、高性能HPCインターコネクト、フルHPCシステムソフトウェアスタック、プログラミング環境、データ分析、AIソリューションを提供します。これらはすべて統合システムを通じて現在提供されています。

クレイは最近、米国エネルギー省のオークリッジ国立研究所との間で6億ドルを超えるエクサスケールスーパーコンピュータ契約を発表しました。このシステムを世界最速のシステムにすることをターゲットにしており、Crayの新しいShastaシステムアーキテクチャとSlingshotインターコネクトを使用して、これまでにない規模で革新的な研究とAIを可能にします。同社はまた、米国エネルギー省のアルゴンヌ国立研究所から、最初の米国エクサスケール契約にインテルと受注しており、Crayは1億ドルを超える受注額を得ています。

 

Cray、HPEのハイパフォーマンスコンピューティングポートフォリオを強化、拡大

ハイパフォーマンスコンピューティングはHPEのビジョンと成長戦略の重要な要素であり、現在は、HPE ApolloやSGIを含む世界クラスのHPCソリューションを世界中のお客様に提供しています。このポートフォリオは、Crayの基盤技術を活用し、補完的なソリューションを追加することによってさらに強化されます。合併後は、より幅広い一連の最終市場にリーチし、企業、学術、政府機関向けに、最も複雑な課題を解決するための幅広いソリューションと深い専門知識を提供します。 HPEとCrayはともに、成長機会の増大に加え、Exascale時代のHPCをリードする統合プラットフォーム、規模、リソースを得ることになります。

HPEとCrayの組み合わせは、次のような大きな顧客メリットをもたらすと期待されています。

  • HPE GreenLakeを通じた将来のサービスとしてのHPC(HPC-as-a-Service)およびAI / ML分析
  • HPCインフラストラクチャの包括的なエンドツーエンドポートフォリオ - 既存のHPE機能を補完する、コンピューティング、高性能ストレージ、システム相互接続、ソフトウェアおよびサービスにより、広範なデータ集約型ニーズに対応
  • 差別化された次世代テクノロジーでデータ集約型のワークロードに対処
  • 規模の拡大、才能の組み合わせ、技術力の強化を活用した、革新性と技術的リーダーシップの向上
  • 米国を拠点とする製造を活用したサプライチェーン機能の強化

 

HPEとCrayの組み合わせにより実現すると期待される著しい経済的メリット

HPEとCrayの組み合わせにより、いくつかの収益成長の機会とコストの相乗効果を含む統合企業の財務プロファイルを強化できます。

両社は以下により、収益成長の機会がもたらされることを期待しています。

  • 成長する市場のHPCセグメントとExascaleの機会を最大化
  • 連邦政府のビジネスおよび学術界における補完的な実績と、商用スーパーコンピューティングの採用を加速する能力による、HPEの顧客基盤の強化
  • AI / MLの分野およびHPE GreenLakeによるHPC-as-a-Serviceに関連する新たなオファーの投入

 

また、大幅なコストシナジーを効率化により実現することに加え、CrayのSlingshotインターコネクトのような独自テクノロジー活用による、コストの削減と製品パフォーマンスの向上を見込んでいます。

 

 

この発表の原文は以下をご参照ください。

https://www.hpe.com/us/en/newsroom/press-release/2019/05/hpe-to-acquire-supercomputing-leader-cray.html