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2018年12月13日

業界最先端のストレージインテリジェンスでポートフォリオを強化

AI機能を大幅に強化し、ストレージパフォーマンスを向上させるNVMeストレージクラスメモリ(SCM)に対応した初のエンタープライズ向けプラットフォームにより、データインサイトをより深く、かつ2倍以上高速に抽出

日本ヒューレット・パッカード株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長執行役員:吉田 仁志、以下 日本ヒューレット・パッカード)は本日、データの可能性を引き出し、実行可能なインサイトを新しい収益フローに変え、有効なビジネスインパクトをもたらす新しいイノベーションをインテリジェントストレージソリューションに追加したと発表しました。詳細は、以下の通りです。

  • AIOps (Artificial Intelligence for Operations)プラットフォームである「HPE InfoSight」の機能を進化
  • ストレージクラスメモリ(SCM)およびNVMeに対応したエンタープライズ向けストレージの新しいクラスとなる「HPE Memory-Driven Flash」をリリース

 

企業がデータの潜在能力を最大限に引き出すことに集中し、ビジネスを向上させるには容易に管理できるインフラストラクチャが必要です。同時に、従量課金モデルや経済的な柔軟性など、それぞれのビジネスニーズに沿ったストレージ環境が求められています。ヒューレット パッカード エンタープライズ(HPE)のインテリジェントストレージソリューションは、リアルタイムに適応して自己調整し、データを必要な場所にシームレスに移行するなど、それぞれのモデルに合わせてデータを最適化します。企業は、HPEのインテリジェントストレージソリューションを利用することで、データを最大限に活用し、ビジネスに変革をもたらすことが可能になります。

HPE Storageのゼネラルマネージャーであるミラン・シェッティ(Milan Shetti)は、次のように述べています。「インテリジェンスは、すべてを変えます。インテリジェントストレージを利用しているお客様は、AIによるメリットを飛躍させ、インフラストラクチャに関する不安を払拭させることができます。そのため、データをクラウドやエッジに移行し、ビジネスに変えることで、新しい収益のチャンスを発掘したり、適切なデータインサイトを抽出することで、製品やビジネスモデルを向上したりするなど、データを活用することに集中できるようになります。」

 

〈AIベースのストレージにより、自己最適型ITを可能にし、データの可能性を引き出す〉

「HPE InfoSight」は、AIを使用して問題を予測、予防することで、インフラストラクチャを管理する負担を省き、コンテキストアウェアネスに基づくデータ管理基盤を提供します。自己管理型インフラストラクチャと自己最適型ITを可能にする同プラットフォームにより、運用コストを最大79%削減することができます。

「HPE InfoSight」は、新規のワークロードを計画する際のリスクや手動プロセスを軽減するため、あらたに機械学習インテリジェンスを追加し、ワークロード管理にも対応しました。詳細は、以下の通りです。

  • 「HPE Nimble Storage」のCross-stack Recommendationにより、「HPE InfoSight」のレコメンデーションエンジンを仮想化レイヤーにも対応しました。これにより「HPE InfoSight」は、他のベンダーの基本的な予測分析ツールを凌駕し、環境を最適化する最良の方法やデータを保管する場所といったAIベースのガイダンスをインフラストラクチャのスタック全体にわたって提供します。
  • AIベースのリソースプランナーにより、使用可能なリソースに基づいてワークロードの配置を最適化します。また、新規のワークロードを展開する際の予測プロセスやサービス中断リスクを排除します。
  • 「HPE 3PAR」のPerformance Insightにより、性能ボトルネックの自己診断に機械学習を使用することで、トラブルシューティングの時間を短縮します。また、オンプレミスで独自に提供される同機能により、クラウドへのアクセスを制限しているサイトにも「HPE InfoSight」を対応させることが可能です。

 

Ferrara Candy Company社のシニアITディレクターであるステファン・フロイハール(Stefan Floyhar)氏は、次のように述べています。「HPE InfoSightは、当社の業務を大幅に簡素化し、インフラストラクチャの問題に日常的に追われているスタッフの負担を軽減してくれています。自力では発見できなかったクリティカルな障害を防ぐことができているのは、まさにHPE InfoSightのおかげです。また、Cross-stack recommendationの追加は、当社の仮想化環境を監視する能力の向上につながるため、HPEの積極的なサポートも含めて大変満足しています。」

 

〈メモリの速度でデータを転送、オールフラッシュのスピードを超える〉

「HPE Memory-Driven Flash」は、SCM/NVMeに対応したストレージの新しいクラスとして、「HPE 3PAR」および「HPE Nimble Storage」のアプリケーションパフォーマンスを向上させます。NVMe対応SSDで構成されたオールフラッシュアレイと比較した場合、レイテンシーを最大2倍短縮し、パフォーマンスを最大50%高速化します。「HPE 3PAR」および「HPE Nimble Storage」に組み込まれたインテリジェンスは、大規模なAIや機械学習、または高速なトランザクションを必要とするレイテンシーに敏感なアプリケーションや混在したワークロードをリアルタイムに処理できるようにSCMを最適化します。「HPE 3PAR」は、SCM/NVMeを搭載した初のエンタープライズ向けストレージプラットフォームであり、「HPE Memory-Driven Flash」は、次世代のイノベーションを推進するメモリ主導型アーキテクチャへの新しい転換を示すものです。

 

「HPE Memory-Driven Flash」の提供は、サービスを中断せずに容易に実行できるアップグレードとして、「HPE 3PAR」向けが2018年12月、「HPE Nimble Storage」向けが2019年に開始される予定です。

 

〈ストレージポートフォリオの強化により、データを適切な目的地に導く〉

世界で最もインテリジェントなHPEのストレージポートフォリオは、あらゆるタイプのデータを導く究極の目的地として機能する、ワークロードに最適化されたストレージ製品で構成されています。同ポートフォリオに追加された新しい製品および機能は、以下の通りです。

  • 「Peer Persistence for HPE Nimble Storage」を追加:マルチサイト同期複製、ならびに自動フェイルオーバー機能により、常時可用性を容易に確保することが可能です。「HPE Nimble Storage」のお客様は無償で利用することができます。
  • 「HPE Apollo 4200 Gen10」の提供を開始:ビッグデータ分析、大規模なソフトウェア定義型ストレージ、その他、データストレージ中心のワークロードに理想的なプラットフォームです。

 

〈消費および設備投資ニーズに合わせてインテリジェントストレージを利用〉

HPEは現在、HPE GreenLake Flex Capacityのサービスとして500ペタバイトにもおよぶお客様のデータを管理し、高いスケーラビリティとIT運用の簡素化をオンプレミスの従量課金モデルとして提供しています。「HPE GreenLake Backup」を拡張し、従量課金モデルの一部としてVeeam Softwareを追加しました。これにより、データ保護の経済性をより簡素化することが可能になります。