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2018年10月5日

HPE、街路灯のリアルタイムモニタリングで台湾桃園市のエネルギー効率を向上

「HPE Edgeline」コンバージドエッジシステムをベースにした台湾初のスマート照明プロジェクトにより、エネルギー消費を最大40%削減、複数のセンサー情報を市のスマートガバナンスプラットフォームで統合

本リリースは、ヒューレット パッカード エンタープライズ(本社:米国カリフォルニア州パロアルト、以下:HPE)が、2018年9月13日(現地時間)にシンガポールおよび台湾・桃園市で発表した英文リリースに基づいて作成した日本語抄訳です。

 

HPEは本日、街路灯インフラのリアルタイムモニタリングを可能にし、エネルギー効率の向上とエネルギー消費の低減を実現する新しいソリューションを台湾の桃園市に提供したことを発表しました。桃園市のスマート照明プロジェクトは桃園青浦地区の街路灯での試験運用から開始されました。

桃園市は現在、多くの工業団地や台湾最大の国際空港を擁する重要な貿易と交通の拠点としてスマートシティの創生に取り組んでおり、大気汚染、二酸化炭素排出、エネルギー消費の低減に努めています。同市は、街路灯によって相当量のエネルギーが消費されているため、環境データに対応し、自動的に減光してエネルギー効率を向上させることができる包括的なスマート照明ソリューションを求めていました。

桃園市は、台湾初の街灯管理ソリューションが展開されたことで、街路灯インフラをリアルタイムにモニタリングし、故障や破損に事前に対応することができるようになります。このインテリジェントなエッジソリューションは、「HPE Edgeline」コンバージドエッジシステムをベースに構築されており、現在の照明条件、湿度、気温、風速、水位に関するデータを収集するスマートセンサー機器など複数のオペレーショナルテクノロジー(OT)を単一の指揮統制プラットフォームに統合します。また、街路灯の電気出力を自動的に設定できるため、いつでも最適な照明条件を維持することが可能です。これにより、桃園市のエネルギー消費コストを最大40%削減します(*1)。

桃園市のチェン・ウェンツァン(Cheng Wen-Tsan)市長は、次のように述べています。「街路灯に関連する経費は、あらゆる大都市の管理および電力予算において継続的に増加しています。桃園市は、変化する環境にリアルタイムに対応し、市民や道路利用者にとって最適な照明条件を維持できる街路灯ソリューションを求めていました。これにより、スマートシティに移行するというビジョンを完全に実現するため、天候、大気汚染、駐車スペース、渋滞、環境などに関するデータを集約し、都市全体を結ぶ中枢神経システムを構築するという将来的な展望を広げることができます。」

同プロジェクトの試験運用に使用されているソリューションを設計、実行するため、シンガポールのHPE Innovation CenterとHPE Pointnextチームは、同国を拠点にスマートシティ関連ソリューションを開発するgridCommとのパートナーシップを構築しました。このソリューションは、電力線通信(PLC)と高周波(RF)デバイスを組み合わせたハイブリッドなデバイスやシステムといったgridCommのSmartLight技術とHPEのデータ管理プラットフォームとの完全な統合を実現しています。

HPE Taiwanのマネージングディレクターであるジョン・ワン(Jon Wang)は、次のように述べています。「桃園市は、よりインテリジェントな都市計画の決定に生かせるよう、都市全体にわたって収集したセンサーデータの活用方法を模索していました。HPEの技術が支えるこの包括的なインテリジェントな統合エッジソリューションは、複数のセンサーに必要なモニタリングを中央のプラットフォームに集約します。これにより桃園市は、メンテナンスの手作業を軽減させるだけでなく、エネルギー消費を低減させることも可能になります。」

IDCによれば、多くの国がスマートシティの創生を推進するにあたり、スマート照明が最も活用されている事例の1つであると報告しています(*2)。またIDCは、スマートシティ技術に関連する支出が2018年に340億ドルに達し、中国と日本を含むアジア太平洋地域では2018年から2022年まで17%の年平均成長率を記録すると予測しています。

シンガポールに構えるHPE APAC本部の開所式で2017年5月に発表されたInnovateNextプログラムは、地域の企業と協力し、新しい技術をアイデア化、共同開発、商用化することを目指すHPEのインキュベーターです。同国を拠点にする新興企業のgridCommは、InnovateNextプログラムの最初のパートナーとしてHPEと協力し、HPEの技術によってリアルタイムのデータを活用するスマート照明ソリューションをコンセプト化しました。桃園市における街路灯管理システムの試験運用は、HPEとgridCommがアジア太平洋地域において共同で行っている最初の商用展開です。

HPEによる街路灯管理システムは、現在アジア太平洋市場で提供可能です。

 

*1 6LoWPANベースの省エネ型スマート街路灯システムの場合(2014年)

*2 IDC発行の『Worldwide Semiannual Smart Cities Spending Guide, 2017H2(2017年下半期 世界スマートシティ支出ガイド)』に基づく(2018年7月)