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2018年7月10日

メモリ主導型コンピューティングへの移行を加速させる新しいHPE Pointnextサービスを発表

クラウドベースの「Memory-Driven Computing Sandbox」により、お客様や開発者の迅速なPoC(概念実証)を支援

本リリースは、ヒューレット パッカード エンタープライズ(本社:米国カリフォルニア州パロアルト、以下:HPE)が、2018年6月20日(現地時間)にラスベガスで発表した英文リリースに基づいて作成した日本語抄訳です。


HPEは本日、Hewlett Packard LabsとHPE Pointnextの専門知識を活用して、ビッグデータに関連する問題解決を支援するための、メモリ主導型コンピューティングに特化したインキュベーションプラクティスを発表しました。HPEは、HPE Pointnextのアドバイザリおよびプロフェッショナルサービスを通じ、最先端のメモリ主導型コンピューティングへの移行を検討しているお客様と連携し、同技術に適したアプリケーションの検証をはじめ、これまでにない飛躍的な成果を生み出す迅速なPoC(概念実証)をサポートします。

性能と効率を飛躍的に向上させ、知的発見やビジネスチャンスの新時代を切り開くために設計されたメモリ主導型コンピューティングは、プロセッサではなく、メモリをコンピューティングの中心に置く最新アーキテクチャです。Hewlett Packard Labsは、The Machine研究プロジェクトの一環として、メモリ主導型コンピューティングの実現に必要な革新的技術を開発しています。この最新アーキテクチャを活用することで、膨大なデータ処理を劇的に高速化し、インサイト(洞察)の抽出時間を数日から数時間、数時間から数分、数分から数秒に短縮させ、最終的にはリアルタイムのインテリジェンスを可能にします。

HPEのData & Innovation, Artificial Intelligence担当グローバルバイスプレジデントであるビーナ・アマナス(Beena Ammanath)は、次のように述べています。「HPEは、あらゆるデータを貴重なものとして捉えています。メモリ主導型コンピューティングに対する当社のビジョンは、お客様がすべてのデータを、従来のソリューションよりも最大10,000倍高速に取得、保持、精査できるようにすることです。メモリ主導型コンピューティングに特化したHPE Pointnextの新しいサービスは、同技術をお客様にいち早く提供し、企業を悩ませている膨大なワークロードを前例のないスピードで処理できるように支援します。」

HPE Pointnextは、最先端技術やAIを熟知した専門家チームを有しており、すでに最初の企業顧客であるTravelport社と緊密に連携し、同社のメモリ主導型コンピューティングへの移行を支援しています。Travelport社は、世界7兆ドル規模の旅行業界において、商取引プラットフォームとして流通、技術、決済ソリューションなどを提供しています。

現代の旅行者は、最善の答えを即時に期待しており、最高の旅行体験を提供するためには、敏捷性と正確性が不可欠です。Travelport社は、HPEとの協力の下、社内的に「コンピュートの壁」と呼ばれる大規模なコンピューティングシステムを構築し、ますます増加するオンライン旅行検索の需要に対応しています。世界各地から検索されるショッピングのリクエスト数は、18ヶ月ごとに倍増し、2020年までには毎月1人あたり平均3回に達すると予測されています。現在、ショッピングのリクエスト数だけでも毎日125テラバイト以上のデータ量が同社のデータセンターを行き来している計算になります。

Travelport社は、2014年4月に「HPE Superdome Flex」インメモリコンピューティングシステムを導入し、商用では初めてのメモリ主導型コンピューティングへ移行しています。また、HPEの専門知識を活用し、メモリ主導型コンピューティングを生かしたプログラミング手法により、同社の主要アルゴリズムを再設計しています。

HPE Pointnextは、IT導入戦略に沿ったガイダンスをTravelport社に提供し、専門知識や過去の概念実証から習得した知識を共有しています。これにより、Travelport社は、メモリ主導型コンピューティングに適したアプリケーションをプログラミングする能力も向上させています。さらに、HPEの専門家チームは、Travelport社や将来的なお客様に対し、インフラをアップグレードする際に基準になるパフォーマンスベースラインの特定、移行する際に発生する費用対効果の分析、適したアプリケーションの移植、調整、再設計、リファクタリングのサポートも提供しています。

HPEのCompute Solutions担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーであるランディ・メイヤー(Randy Meyer)は、次のように述べています。「Travelport社では、とてつもなく膨大な量のデータを扱い、厳しいワークロードが発生しています。しかし、メモリ主導型コンピューティングを生かしたアプローチにより、データからインサイトを迅速に抽出し、これまでにない成果を生み出すことが可能になります。また、HPEと緊密に連携することで、今後もインメモリコンピューティングの最前線を行く技術が利用可能になり、それらをテストし、さらには旅行業界において活用できるようになります。」

HPE Pointnextは、メモリ主導型コンピューティングに特化したソリューションに関連し、お客様との連携を継続しつつ、迅速な評価と概念実証を可能にするサービスをはじめ、同技術への移行を推進する新しいイノベーションおよび製品を2019年に随時発表する予定です。


〈メモリ主導型コンピューティングへの取り組み〉

HPEは、HPE Pointnext、Hewlett Packard Labs、ならびに自社のグローバル ITチームと連携し、世界中のお客様や開発者向けにメモリ主導型コンピューティングに特化した運用および開発環境を提供します。

「Memory-Driven Computing Sandbox」は、Software-Defined Scalable Memoryを搭載した「HPE Superdome Flex」をベースに、The Machine研究プロジェクトが開発を進めている画期的な技術によって実現する、新しいシステムの強化です。Software-Defined Scalable Memoryには、業界最先端の「Superdome Flex」メモリファブリックを可能にする先進ソフトウェアとファームウェアが含まれ、これまでにない巨大な共有メモリプールを構成します。この技術により、ファブリック上にメモリを搭載し、最大96テラバイトまでの拡張を可能にし、同時に卓越したスピードと耐障害性を発揮します。

HPEのバイスプレジデント兼フェローであり、Hewlett Packard Labsでチーフアーキテクトとしてメモリ主導型コンピューティングを統括するカーク・ブレスニカー(Kirk Bresniker)は、次のように述べています。「企業の開発チームは、Hewlett Packard Labsのチームと一緒に、Memory-Driven Computing Sandbox環境で開発を進めることができます。開発者がこの技術を活用するとどれほどのスピードでイノベーションを起こすことができるのか、その研究がいかに研究課題を刺激し、形成するのかを、DZNEとTravelportでの実績を通じて私たちは見てきました。The Machine研究プロジェクトはお客様の迅速な概念実証をサポートし、最先端技術への早期アクセスを、広範な商用利用が可能になる前にHewlett Packard Labsから直接提供します。これは、“次のワークベンチにいるエンジニアを念頭に置いて設計する”というビル・ヒューレットとデビッド・パッカードの理念に、俊敏性が求められる現代の開発方法論を組み合わせた、21世紀のマッシュアップとも言えます。」

The Machine研究プロジェクトは、Software-Defined Scalable Memoryなど、メモリ主導型コンピューティングの卓越したメリットをお客様にいち早く提供するため、各イノベーションの早急な実用化を進めています。また、HPEは、これらのイノベーションが商用製品に組み込まれるにあたり、「The Machine Within」というブランディングの下に市場投入していく予定です。

HPEは、The Machine研究プロジェクトの下、あらゆるエッジからクラウドまで、組織全体を管理できる単一アーキテクチャの実現を推進しています。また、同プロジェクトを通じ、エッジの分散システムから業務の中心を担うミッションクリティカルなシステムにいたるまで、すべてを安全に接続し、それぞれのワークロードに特化した精密なシステムからなるメッシュを強力に支える共通運用プラットフォームの実用化を目指しています。