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2018年01月18日
コストパフォーマンスの常識を変える
AMD EPYCプロセッサ搭載「HPE ProLiant DL385 Gen10サーバー」をリリース
SPECrate2017_fpで2ソケットサーバーの世界記録を達成(*1)
日本ヒューレット・パッカード株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長執行役員:吉田 仁志、以下 日本ヒューレット・パッカード)は本日、AMDとのパートナーシップを通じて、仮想マシン(VM)あたりのコストを従来製品よりも最大50%以上低減できるサーバー「HPE ProLiant DL385 Gen10サーバー」を発表します。
サーバーの仮想化は、現代のIT環境におけるアジリティの向上に不可欠なツールとなっています。新たに出荷されるサーバーが仮想化される割合は、2015年の33%から、2020年には41%になると見込まれています(*2)。また、多くの企業が自社サーバーの仮想化によりコストを約20%削減していると回答しており、仮想化コストの低減に継続的に取り組んでいる状況が見られます(*3)。
AMD EPYC™システムオンチップ(SoC)を採用した新しい「HPE ProLiant DL385 Gen10サーバー」は、以下のようなハードウェア設計により、仮想化されたワークロードに対して今までにない優れたコストパフォーマンスを提供します。
- 2Uのラックマウント可能な筐体に、最大32コアのCPUを2基、計64コアを搭載(従来比+14%)
- 8チャネル、32 DIMMスロットで最大4TBのメモリを搭載(従来比+33%)
- 最大128レーンのPCI拡張性
従来機種をしのぐこれらの優れたハードウェア特性により、高いVirtual Machine(VM)密度と優れた性能を実現できるため、利用率と費用対効果の向上に貢献します。
また、このようなCPUコア、メモリ、I/Oのバランスのとれたスペックにより、「HPE ProLiant DL385 Gen10サーバー」は仮想化サーバーの用途にとどまらず、CPUよりも先にメモリやI/Oにボトルネックが見られがちなHPCやデータ分析など、メモリセントリックなワークロードにも最適なコストパフォーマンスを提供することができます。
「HPE ProLiant DL385 Gen10サーバー」は最新のSPECrate2017_fp_base(257)およびSPECrate2017_fp_peak(270)で2ソケットサーバーの世界記録を達成しています(*1)。
性能面のみにとどまらず、「HPE ProLiant DL385 Gen10サーバー」は、“世界標準の安心サーバー”として、「HPE Silicon Root of Trust(シリコンレベルの信頼性)」の技術を通じて非常に高いセキュリティを確保します。自社開発の「HPE Integrated Lights-Out(iLO) 5」シリコンチップ内に不変のセキュアアルゴリズムを直接焼き付けることにより、感染したファームウェアコードをサーバーが実行しないようにします。起動時のみならずサーバー稼働中もファームウェアの改ざんの自動検知・復旧を行うという他に類を見ない優れたセキュリティ機能を有しているため、複雑化・高度化するサイバーアタックにおいて新たな脅威となっているサーバーのファームウェアレベルへのアタックから、お客様の重要なシステムを守ります。
「HPE ProLiant DL385 Gen10サーバー」に搭載されるAMD EPYCプロセッサは以下の機能も有しており、「HPE Silicon Root of Trust」と合わせてより強固なセキュリティの実現に寄与します。
- セキュアなメモリの暗号化:メモリの全体、または一部を暗号化し、メモリハッキングやスクレイピングからデータを保護します。
- セキュアな仮想化の暗号化:VMとハイパーバイザーは、個別の暗号キーを持ち、各VMを相互に、またはハイパーバイザー自体から隔離することで、共有ゲスト領域データへのアクセスを保護します。
「HPE ProLiant DL385 Gen10サーバー」は、柔軟な利用形態と特別なファイナンスプログラムにも対応しています。使用量に応じて料金をお支払いいただくことで、予測が難しい急なニーズへの対応や利用率の向上を可能にする「HPE Flexible Capacity」の提供に加えて、最大90日間支払いを繰り延べできる支払据置プラン、ゼロ金利プラン、下取りプラン等により、お客様のお手頃な導入を支援します。
<価格と販売時期>
製品名 | 希望小売価格(税抜)/販売開始日 |
---|---|
HPE ProLiant DL385 Gen10 | 744,000円~/1月18日 |
<本日の発表に関するエンドースメント>
日本AMD株式会社 代表取締役 林田 裕 様
「日本AMDは、AMD EPYC™システムオンチップ(SoC)搭載のHPE ProLiant DL385 Gen10サーバーの日本での発表を大変喜ばしく感じております。
データセンター・テクノロジーの新時代を創造するEPYCは、現在のZenコアから次世代のZen 2コア(開発コード「Rome」)、次々世代Zen 3コア(開発コード「Milan」)を今後市場へリリースする計画です。
AMDは、日本のお客様にEPYCをご愛顧いただけるよう、長年に渡る日本ヒューレット・パッカードとのビジネスパートナーシップに基づき、今後も連携してお客様のサポートを行ってまいります。」
出典:
*1:SPECrate2017_fp
https://www.spec.org/cpu2017/results/res2017q4/cpu2017-20171031-00366.html
*2: IDCによる仮想化インフラおよびソフトウェアにおける2016年市場動向『Market Survey Report』(2016年12月発行)
*3: IDCによる仮想化インフラおよびソフトウェアにおける2016年市場動向『Market Share and Forecast Report』(2016年12月発行)
■新製品に関する製品情報は、以下のURLを参照してください。
http://www.hpe.com/jp/gen10