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2017年09月11日
HPE、VMwareプライベートクラウド向けの業界初コンポーザブル・インフラストラクチャを発表
「HPE Synergy with VMware Cloud Foundation」により、従来型クラウドとプライベートクラウドのワークロードをワンクリックで展開、インフラの動的な再割り当てを数分以内に実現
本リリースは、ヒューレット パッカード エンタープライズ(本社:米国カリフォルニア州パロアルト、以下:HPE)が、2017年8月29日(現地時間)にラスベガスで発表した英文リリースに基づいて作成した日本語抄訳です。
HPEは本日、VMworldにおいて、「HPE Synergy」をベースとしたVMware Cloud Foundation向けの業界初となるコンポーザブルプラットフォームを発表しました。このソリューションにより、企業や組織のIT部門はハイブリッドITインフラストラクチャへの移行を簡素化し、IaaS(Infrastructure as a Service)とプライベートクラウドを数分以内に展開し、また仮想マシン(VM)のコストをパブリッククラウドと従来のサーバーラックよりも低減できるようになります。
IT部門は今日、各事業部門や開発者による取り組みにクラウドのスピードを提供し、オンプレミス、ホステッドクラウドおよびパブリッククラウドを含むITの組合せを最適化するとともに、これらすべてを設備投資や運用経費(CapExとOpEx)を削減しながら行うことが求められています。「HPE Synergy with VMware Cloud Foundation」により、お客様は以下が可能になります。
従来のベアメタルによる仮想化されたSANベースの環境を、新しいvSANベースのワークロードとひとつのプラットフォームとして運用 - IT部門が仮想、従来型、およびVMware Cloud Foundationを動的に構成してひとつのインフラストラクチャを提供し、ビジネスの俊敏性とリソースの利用効率を高めることができるプラットフォームは「HPE Synergy」だけです。
自組織内にIaaSとプライベートクラウドを提供するサービスプロバイダとなる - 「HPE Synergy Image Streamer」を使用することにより、IT部門はインフラストラクチャとVMware Cloud Foundationを数回のクリックのみで数分以内に展開し、事業部門からのニーズに迅速に応えるとともに、お客様によるDevOps推進をさらに加速できるようになります。これに対し、今日提供されている他のソリューションでは複数のツールとステップが必要とされます。
クラウドのスピードによるパフォーマンス -「HPE Synergy」はVMware環境に業界最速のプラットフォームを提供します。「HPE Synergy」は最近VMmark 2.x Performance Benchmarkにて世界記録を樹立し、これまで最速だったサーバーを41%上回る性能を達成しました。
CapExとOpExを削減しながら生産性を向上 - 「HPE Synergy」はコンポーザブル・インフラストラクチャをベースとする業界初のプラットフォームであり、従来のアーキテクチャと比較して29%、パブリッククラウドと比較した場合には最大50%それぞれ低いコストで仮想マシンを提供します(*1)。またIT管理者ひとりあたりに表示されるITデバイスの数が3倍になるため、管理者の生産性は最大3倍に高まります。
HPEのSoftware-Defined およびCloud Group担当シニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャであるリック・ルイス(Ric Lewis)は次のように述べています。「激しい競争に直面している今日のデジタルワールドにおいて、企業は新たなサービスの導入やその規模拡大を迅速に行えるテクノロジーを必要としています。HPE Synergy with VMware Cloud FoundationではIT部門が社内のサービスプロバイダとなり、DevOpsへの対応をクリックひとつで行えるため、ビジネスニーズへの迅速な対応が実現します。」
「HPE Synergy with VMware Cloud Foundation」は、vSphereとvRealizeなど、HPEとVMwareが共同で提供しているソリューションをさらに拡張します。これらのソリューションはいずれも共通のアーキテクチャ上に構築され、またHPEのインフラストラクチャ自動化ソフトウェアである「HPE OneView」と一体化することにより、IT管理者が仮想化環境の検出、管理、および最適化を行うことを可能にしています。
VMwareのIntegrated Systems Business Unit担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャであるジョン・ギルマーチン(John Gilmartin)氏は次のように述べています。「Cloud FoundationをエンジンとするHPE Synergyは、従来型、プライベート、およびクラウドネイティブのワークロードを、展開と運用の容易なひとつの一体化されたインフラストラクチャプラットフォームに統合する、強力なソリューションです。新しい内蔵のライフサイクル自動化機能により、従来の展開に伴っていた運用面でのオーバーヘッドを解消する、高度に動的かつプラグラム可能なインフラストラクチャ基盤がお客様を支援します。HPE Synergy powered by Cloud Foundationを通じ、両社のお客様に新たな価値が提供されることを喜ばしく思います。」
「HPE Synergy with VMware Cloud Foundation」は、オンデマンドの容量と従量制の消費モデルを提供するインフラストラクチャサービスであるHPEフレキシブルキャパシティと組み合わせることが可能です。HPEフレキシブルキャパシティを通じて、お客様は必要に応じて容量を増減できるとともに、消費した分だけ負担し、パブリッククラウドと同等またはそれ以下のコストでクラウドのスピードとオンプレミスの経済性を手に入れることができます。
〈VMwareのプライベートクラウドをHPEのハイパーコンバージド・インフラストラクチャ上で迅速に展開〉
HPEは、HPE Synergy with VMware Cloud Foundationに加え、「HPE SimpliVity 380」上にVMware vRealizeを搭載した、新しい組み込み済みのソリューションを発表しました。「Private Cloud Express」はリモートやブランチオフィスに最適であり、アプリケーション移行のための最善のプロセスを判断するアプリケーション評価サービスに加え、管理を簡素化しコストを削減するクラス最高のデータサービスを提供します。このソリューションの詳細についてはHPE Converged Data Center Infrastructureブログをご覧ください(英語)。 https://community.hpe.com/t5/Converged-Data-Center/Just-announced-at-VMWorld-HPE-to-deliver-first-composable/ba-p/6974053#.WaZWNk3r3iw
〈販売開始時期〉
「VMware Cloud Foundation on HPE Synergy」は2017年後期に認定を取得し、HPE、チャンネルパートナーおよび流通パートナーから提供予定です。vSphereとvSANはすでに認定を取得し、「HPE Synergy」とともに提供が開始されています。「Private Cloud Express with VMware vRealizeは9月の提供開始を予定しています。
*1最適なプロバイダ構成および単位価格を決定するためにCloudGeneraワークロード配置エンジンが使用されました。2017年4月17日時点で、パブリックプロバイダを比較した場合。