DX戦略を加速させる統合仮想化基盤の進化

コニカミノルタ株式会社 様

所在地:〒100-7015 東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー
URL:https://www.konicaminolta.com/jp-ja/index.html

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コニカミノルタが全社仮想化基盤を最新化、DXの推進基盤となる共通インフラをより使いやすく進化させ、生産性向上と高収益ビジネスの創造に挑む

コニカミノルタが、基幹系・部門系・情報系など多様なシステムを稼働させる仮想化基盤の最新化を進めている。本環境は、IT中期計画(2020-2022年度)で掲げた「顧客企業のDXを実現するビジネスモデルの構築」に向けて、コニカミノルタ自身のDXを推進するための基盤のひとつでもある。HPE Pointnextのコンサルタント/エンジニアは、VMware vSANベースのHCI製品を軸に、ハイブリッドクラウドを見据えた付加価値の高い提案を示して統合仮想化基盤の進化に貢献している。

業界

製造

 

ビジョン

中期経営計画「DX2022」に基づくデジタル変革の推進と高収益ビジネスへの飛躍

 

戦略

DXの推進基盤ともなる最適なハイブリッドクラウド環境を視野に、全社仮想化基盤の継続的なモダナイゼーションを実施

 

成果

・VMware vSANベースのHCI製品により、ユーザー要求に迅速に対応可能で運用管理性にも優れた仮想化基盤を実現

・パブリッククラウドとオンプレミス仮想化基盤の適材適所での利用を推進


デジタル変革による高収益ビジネスへの飛躍

 

コニカミノルタの中期経営計画「DX2022」が最終年度に入った。2020年度から始まった3か年計画では、オフィス事業で培ってきた経験と顧客基盤を活かして「デジタルワークプレイス事業」を拡大・成長させる戦略を掲げている。その推進力となるのがコニカミノルタ自身のデジタル変革(DX)へのチャレンジであり、DXを加速させるデジタルテクノロジーの徹底活用だ。同社 IT 企画部 ITインフラ・セキュリティグループリーダーの今野史子氏は次のように話す。

「私たちがDX2022で掲げたテーマは、その名の通り『変革』です。顧客企業のDXを実現するビジネスモデルを構築し、高収益ビジネスへ飛躍するために、コニカミノルタは変化し続けています。IT企画部では、DX2022とともに策定されたIT中期計画に基づき、『お客様価値の高いソリューション開発の支援』と『従業員の業務変革・生産性向上』の両面からデジタルテクノロジーの活用を推進しています」

DXと高収益ビジネスの実現に寄与するITサービスの提供と、これを支えるインフラの整備は、IT企画部の重要なミッションだ。コニカミノルタは、2010年より基幹系・部門系・情報系などの多様なシステムの全社仮想化基盤上への統合に着手。2013年からはパブリッククラウドサービスの利用を本格化させるなど、全社レベルでIT環境の最適化を推進してきた。

「ビジネス要件や業務との適合性によって、最適なITリソースを適材適所で選択できるシステム環境を整備しています。仮想化基盤にはVMware vSAN™ベースのハイパーコンバージドインフラ(HCI)製品を採用して、ユーザーの要求により迅速に対応でき、運用管理性にも優れた環境へと進化させてきました」(今野氏)

仮想化基盤の「VMware vSANによる標準化」は、ビジネスアジリティ向上と運用負荷低減の他にも、コニカミノルタに様々なメリットをもたらした。コニカミノルタ情報システム システム開発・サービス本部 基盤技術部 グループリーダーの清水明人氏は次のように話す。

「年度単位のインフラ更新が容易になり、調達コストを抑えながら、機能や性能など最も付加価値の高い提案を採用できるようになりました。インフラ更新による環境の最新化を継続的に行っていくことで、統合的な仮想化基盤としての成熟度を着実に高められます。私たちが2020年度と2021年度に採用したのは、日本ヒューレット・パッカード(HPE)の提案でした」

VMware vSANによるHCIシステムを導入

 

コニカミノルタ情報システムは、コニカミノルタの基幹業務システムやR&Dシステムの設計・開発・構築・運用をはじめ、コニカミノルタグループ全体のIT環境の最適化に幅広く貢献している。コニカミノルタがDXと高収益ビジネスを指向する中で、最新のテクノロジー活用をリードしながらその役割を高めている。

「2020年度は、仮想化基盤とパブリッククラウドを接続させるニーズが顕在化したとき、即座に対応できるようにするための準備に着手しました。VMwareのテクノロジーを標準とするインフラ最適化を実現する要件に対し、最新の技術動向を捉えて実効性の高い提案をしてくれたのがHPEでした」とコニカミノルタ情報システム システム開発・サービス本部基盤技術部の新井裕氏は話す。

HPEは、VMware Cloud Foundation™(VCF)を利用したハイブリッドクラウド環境の構築において豊富な実績がある。VMware vSphere®、VMware vSAN、VMwareNSX®、VMware vRealize®、VMware SDDC Managerなど最新のVMwareのテクノロジーに精通したHPE Pointnextのエキスパートが、本プロジェクトを万全にサポートした。

「仮想化基盤の最新化という基本要件に応えつつ、クラウド連携や効率的なデータ保護など付加価値の高い提案をしてくれたことがHPE採用の決め手になりました。私たちは、プレゼンターにHPE Pointnextのプロジェクトマネージャーを指名し、要件に対する理解度もしっかりと評価しました」と今野氏は振り返る。

2020年度の最新化においてHPE Pointnextが提案した機器は、オールフラッシュ構成のHPE ProLiant DL380 Gen10サーバーをベースにしたVMware vSANによるHCIシステム、HPE StoreOnceバックアップアプライアンスとVeeamによるデータ保護システムだった。

標準化された環境に新しい価値を追求した2021年度

 

HPE Pointnextは、企業や組織のデジタルトランスフォーメーションをトータルに支援するサービス組織である。世界200カ国、1万5,000名を超えるITエキスパートが、豊富な経験と知見に基づくアドバイザリーサービス、プロフェッショナルサービス、オペレーショナルサービスをトータルに提供している。世界屈指のVMwareのソリューションの提供実績を持ちVMware Expert™も多数在籍する。HPE Pointnextの鈴木孫一郎氏は、2021年度の提案について次のように話す。

「VMwareのソリューションを標準としつつ、年度単位で最新化していく仮想化基盤に対して、いかに付加価値の高い提案を作り上げるか、HPE内で徹底的に議論を重ねました。2021年度の提案において、私たちは『安定稼働を前提に、運用負荷とコストを低減すること』に注力しました」

運用負荷とコストの低減においては、2020年度に導入したHPE StoreOnceバックアップアプライアンスが大きく寄与した。

「HPE StoreOnceの重複排除・データ圧縮機能によりバックアップデータの総量が削減されたことが確認できたため、2021年度導入のHCIシステムでもこれを有効活用する構成を提案しました。データ保護環境を仮想化基盤全体で共通化し、コンピュート&ストレージリソースを年度単位で最新化していく合理的なインフラ運用への道を拓くものです」(鈴木氏)

仮想化基盤全体の監視にはVMware vCenter®/vRealizeが使用される。HPE ProLiant DL380 Gen10サーバーの採用により、HPE InfoSight for ServersによるAIベースのハードウェア障害予兆検知も可能になった。

「オールフラッシュ構成のHCIシステムは、高い性能を発揮し、極めて安定的に稼働しています。ここにHPE InfoSightによる予兆検知が加わり、いっそう安心感が高まりました。データバックアップが統合され、仮想マシン単位/ファイル単位でのリストアが容易になった効果を含め、運用負荷は大きく軽減された実感があります」(新井氏)

DXと高収益ビジネスの実現を支える仮想化基盤

 

2021年はコロナ禍が世界を覆い、半導体不足の問題も深刻化していた。ハードウェアベンダーが例外なく製品供給に苦しむ状況下で、プロジェクトは着実に進められ計画通り完了した。

「2020年度、2021年度の最新化を通じて、仮想化基盤全体の成熟度をさらに高めることができました。ビジネス要求に対して迅速にリソースを提供し、高品質なサービスを安定的に提供できる能力は確実に向上しています。ユーザーへ有利なコストでリソースを提供できることが、本仮想化基盤の大きな強みです」と今野氏は評価する。

仮想化基盤がSoftware Defined Data Centerへと進化することで、パブリッククラウドと適材適所での活用はさらに進む。その先には、ハイブリッドクラウド環境としての運用も視野に入ってくる。

「ニーズが顕在化する前に、VMwareという標準テクノロジーをオンプレミスとクラウドで利用できる準備が整ったことに意義があると考えています。ユーザーはビジネス要件に合わせてインフラを選択できるだけでなく、BCP/DRのデータ保護先としてオンプレミスとクラウドを相互で利用することも、データの所在を意識することなくアプリケーションを利用するような環境も可能になるでしょう」(今野氏)

パブリッククラウドの先進ユーザーであるコニカミノルタでは、インフラ資産を費用化するメリットを早期から享受してきた。HPEが提供するインフラ機器、ソフトウェア、各種サービスを「月額・従量制」で利用できるHPE GreenLakeを仮想化基盤に適用する可能性もあるという。今野氏は次のように結んだ。

「仮想化基盤とパブリッククラウドそれぞれに対するビジネス要求は常に変化しています。必要なときに即座に要求に応えられるよう準備しておくことが重要で、そのためのテクノロジーの標準化です。今回のプロジェクトを通じて改めて実感したのは、コニカミノルタのビジネス目標と戦略を正しく理解し、システム全体を見通して適切な改善を提案してくれるパートナーの重要性です。HPE Pointnextには、私たちのDXと高収益ビジネス実現の一翼を担う全社仮想化基盤を、さらに磨き上げるためのアドバイスを期待しています」

コニカミノルタ株式会社

IT企画部
ITインフラ・セキュリティグループリーダー(部長)
今野 史子 氏

コニカミノルタ 情報システム株式会社

システム開発・サービス本部
基盤技術部
グループリーダー
清水 明人 氏

コニカミノルタ 情報システム株式会社

システム開発・サービス本部
基盤技術部
新井 裕 氏

日本ヒューレット・パッカード合同会社

Pointnext事業統括
Pointnextデリバリー統括本部
製造・流通サービスデリバリー第二本部
第一部
鈴木 孫一郎 氏


ご導入サービス情報

お客様のチャレンジを支えるHPE DXプラットフォーム

HPEは、革新的なDXプラットフォームを幅広い経験に基づく技術・ノウハウとともに提供し、お客様のDXへのチャレンジを加速させます。

HPE Pointnext

HPE Pointnext Servicesは、お客様がデジタルトランスフォーメーションを作り出し、HPEのエッジからクラウドまでの包括的な専門知識に基づいてトランスフォーメーションを計画し、適切なテクノロジーとプラットフォームを使用してデジタル化への高い目標の遂行加速を支援します。

HPE GreenLake

HPE GreenLakeは、エッジ、コロケーション、データセンターでオンプレミスのワークロード向けに、従量制課金モデルでフルマネージドのパブリッククラウドサービスとInfrastructure as a Serviceを提供します。


ご導入製品情報

HPE ProLiant DL380 Gen10

マルチワークロードのコンピュートに対応できる世界最高レベルのパフォーマンスときわめて高い汎用性を備えた、業界をリードする2P/2Uサーバーです。


本件でご紹介の日本ヒューレット・パッカード製品・サービス

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導入ハードウェア

HPE ProLiant DL380 Gen10
HPE StoreOnce 5250