次世代情報基盤に月額課金かつ柔軟性のあるオンプレミス環境を採用し、ビジネスへの安定性と俊敏性を実現

株式会社えがおホールディングス 様

 

基幹待機系DBシステムにHPE Synergy+HPE Nimble Storageを採用、先進的な情報基盤を実現するとともにHPE GreenLakeによるインフラのサービス化にも成功

 

2020年1月、えがおホールディングスが、基幹待機系DBシステムを刷新した。ビジネスの成長を支える次世代情報基盤には、ビジネス要件の変化に柔軟に対応可能なハイパーコンポーザブルインフラ向けサーバーのクラス最高水準の性能と拡張性を持つインテル®Xeon®スケーラブル・プロセッサー搭載の「HPE Synergy」ならびに、シンプルかつ高可用性を保証する「HPE Nimble Storage」が採用され、さらに、オンプレミスに設置した機器群を月額課金で利用できる「HPE GreenLake」を採用することで、安定稼働とビジネスの成長に俊敏に対応できるメリットを実現している。

業種

総合健康関連事業

 

ビジョン

ミッションクリティカルなCRMシステムの待機系システムとして、安定稼働と保守、運用負荷軽減の実現

 

戦略

クラウドの利点活用と、設備投資の経費化をテーマに、サイロ化されたシステムの基盤を統合する

 

成果

・サイロ化したインフラの柔軟性と拡張性が高まり、システム配備に掛かるスピードは約10分の1に短縮

・インフラのサービス化により財務効率とキャッシュフローを改善

・情シス部門がより付加価値の高い業務に注力できるようになった

24/365体制で稼働するCRMシステムの待機系システムを刷新、運用体制も見直し

 

「えがおの黒酢」をはじめとする健康食品の通信販売を手がける、えがおホールディングス。「世界の人々に健康と笑顔を提供する」を使命に、60代以上の顧客層をメインに、電話による通販のほか、ECなどのチャネルを展開している。

同社の基幹DBシステムの待機系システムについて、えがおホールディングスシステム部ITインフラチームスペシャリストの前田真輔氏は、「コールセンターのCRMシステムが搭載されており、2014年の本社移転時より稼働していた」と述べる。

「CRMシステムは、顧客満足に関わるミッションクリティカルなシステムです。しかし、ストレージシステムが複雑に絡んでおり、運用については、基本的に情シス部門のインフラ部隊はノータッチでした」(前田氏)

その待機系システムが、2019年度に保守切れを迎えた。さらに、2021年には本番系のシステムが保守切れを迎えるため、今回の刷新はその前哨戦に位置づけられた。すなわち、「予定される本番系システム刷新の際には、今回刷新する待機系を本番系システムとして稼働させる」ことが想定されているのだ。

そして、人的リソースの最適配分という課題もあった。グループ全体で従業員数は約500名、同社の情シス部門は「インフラ系の人材が少ない」(前田氏)ため、限られた人的リソースを有効活用するため、運用の負荷を軽減し、全社的なIT戦略に注力できる体制にしたかったのだ。

次期プラットフォーム選定は、同社のCRMシステムにおいてアプリケーションの構築を担当していたパナソニックシステムソリューションズジャパン(PSSJ)とインフラ基盤の構築を担当していたパナソニックソリューションテクノロジー(PSTC)が2019年4月に提案を実施した。PSTCソリューションSE部SE二課三係の中野祐介氏は、提案の骨子について「IT管理工数の削減・柔軟性、迅速さなどクラウドの利点活用と、設備投資の経費化をテーマに、サイロ化された各システムの基盤統合を主眼にした」と述べる。

具体的には、仮想サーバーの集約率が高い日本ヒューレット・パッカードのクラス最高水準の性能と拡張性を持つインテル®Xeon®スケーラブル・プロセッサー搭載のHPE Synergyサーバーと可用性の高いHPE Nimble Storageを用意、さらにHPE GreenLakeと組み合わせることにより、「将来的なクラウド連携性の確保」「IT設備投資の経費化」「IT管理工数の劇的な削減」を実現する提案とした。

「HPE GreenLake」とは、オンプレミスに設置した機器群を月額課金で利用できるサービスで、将来の増強に備えてITリソースの予備機器をバッファリソースとして現地に設置することが出来る。ITリソースの追加が必要になったときに予備機器を活用して迅速に増強できるため、顧客がITシステムを100%コントロールできるというオンプレミスの利点に加え、柔軟性、俊敏さといったクラウドのメリットも実現するサービスだ。

これにより、基幹系システムに求められるミッションクリティカル性やハイパフォーマンス性を満たしつつ、HPE GreenLakeによるサーバー統合で、将来予測される、クラウドサービスとのハイブリッドクラウドの展開にも対応可能となっている。

ハードウェアをオンプレミスで「従量課金で」利用できる点が決め手に

 

HPE SynergyとHPE Nimble Storage、そしてHPE GreenLakeの選定の決め手となったポイントについて、前田氏は「HPE GreenLakeによってオンプレミスに設置した機器群を月額課金で利用できるため、初期投資の低減とキャッシュフローを安定させられる」点を挙げた。加えて、「メータリング機能により利用状況が把握出来る事や、付帯するデータセンターケアサービスによりハードウェアの保守、運用をHPEに任せられる点にも魅力を感じた」と述べる。

「他の製品も検討の俎上にのぼりましたが、オンプレミスの運用で、従量課金モデルで提供されるハードウェアは、当時はHPE以外にありませんでした。機密データを扱う基幹システムの基盤はオンプレミスで運用したいとの思いがあり、オンプレミスで初期投資を抑えられる提案はコストメリットが高いと判断しました」(前田氏)

HPE Synergyは信頼性に関する実績が豊富で、集約率が高く多様なシステム環境を一台(1フレーム)に集約できる点が評価された。また、HPE Nimble Storageと、ITインフラの稼働状況に関する情報をクラウド上に収集し、それを人工知能(AI)で分析する予測分析ソリューション「HPE InfoSight」の組み合わせによる運用負荷の軽減、さらに、HPE OneViewによる効率的な機器管理もポイントとなった。

さらに、最も大きなポイントとなったのが「パートナーに対する信頼」だ。提案時からビジネス課題を踏まえた提案を行い、疑問点などにきめ細かく対応したことが「安心できるパートナーである」との評価を得た。

ハイブリッドのディスク構成のHPE Nimble Storageで導入、当初のHPE 3PARオールフラッシュなみのパフォーマンスを実現

 

HPE製品の導入は2019年10月に決定され、同12月に構築が完了、ネットワークの整備を経て、2020年1月31日に本番稼働がスタートした。

導入にあたり工夫した点として、DBサーバーのストレージとしてハイブリッドのディスク構成のHPE Nimble Storageを利用するため、「本番を想定したバッチ処理にかかる時間を計測、比較したこと」が挙げられる。

本番系システムは、オールフラッシュで構成をされている「HPE 3PAR」を採用しており、コントローラは「アクティブ・アクティブ」の構成だった。

待機系システムの刷新後は、HPE Nimble Storageとなり、コントローラが「アクティブ・スタンバイ」の構成となるため、将来的に本番系システムに昇格した際「コントローラ切り替え時のタイムラグにDBのプロセスは耐えられるのか、PSSJと連携して本番を想定したバッチ処理にDBの処理が耐えられるか、検証を行った」(中野氏)のだ。

検証の結果、「DBのプロセスは問題なく稼働し、バッチ処理時間も本番利用しているHPE 3PARと遜色がなかった」ことが確認され、導入をすることができた。

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サイロ化したインフラ環境がシンプルになり、システム配備に掛かるスピードは約10分の1に短縮

 

導入効果として「サイロ化したインフラ環境がシンプルになり、増設・拡張にも即応できる柔軟なスケーラビリティを確保された」点が挙げられる。

導入コスト面でも拡張が容易になった。これまではブレードを1個追加するにしても、数百万円単位の初期費用がかかっていたが、「刷新後は月額費用で追加できるため、容易に投資できるようになった」(前田氏)という。

システム配備のスピードも上がり、「リソースを追加したい場合、HPE GreenLakeで設置済み予備リソースから仮想基盤として払い出し、直ぐに使えるようになった。これまで、機器を新規に購入し、納品してから設定していたことと比べると、システム配備に掛かるスピードは約10分の1に短縮された」(前田氏)そうだ。

また、運用負荷軽減の面では「HPEのデータセンターケアにより、ハードウェアの保守、運用を安心して任せることができるようになった」という。HPEとPSTCとの間でサポートの責任範囲が明確化され、ハードウェアの保守、運用はHPEに任せられるようになったことで、「これまでのように、夜間にハードウェアが故障したと呼び出され、インフラチームがサーバ室で保守対応を行うことがなくなった」と前田氏は話す。

HPE InfoSightのAI分析機能による予防保守についても、今後、効果が実感されるだろうということだ。

そして、ビジネス面では、オンプレミスのインフラを従量課金で利用できることから、財務効率とキャッシュフローが改善されたことに加え、情シス部門がより付加価値の高い業務に注力できるようになったメリットが得られた。

今後は、2021年秋に、熊本本社の本番系システムの刷新が控える。さらに、その後は仮想基盤を整理し「熊本本社と、DRサイトであるデータセンターの2拠点体制から、データセンターでの集中管理に移行する」構想もある。

その上で、次世代の待機系システムでは、「おそらくパブリッククラウドを活用することになるだろう」と前田氏は述べる。オンプレとのハイブリッドクラウドを実現していくために、HPEやPSTCに期待することとして、「技術的な要素は不安視していない」とした上で、「中小企業でも導入し易い規模や価格、リソース体系を拡充してほしい」との要望を述べた。

今後も、HPEとPSTCには、さらなるビジネスの成長、変革のパートナーとしての役割を期待したいということだ。

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第3世代インテル®Xeon®スケーラブル・プロセッサー

 

今回のHPEサーバーを支える心臓部にはインテル®Xeon®スケーラブル・プロセッサーを採用。さまざまな種類のワークロードに高い性能を提供し、内蔵のAIアクセラレーションと高度なセキュリティ機能も備え、エッジからクラウドまで最高のパフォーマンスを発揮します。2021年春には第3世代インテル®Xeon®スケーラブル・プロセッサーに進化。最新のHPE Synergyにも搭載可能に。最大40コアを提供し、メモリーやI/O帯域幅が強化されています。また、インテル®ディープラーニング・ブースト、インテル®アドバンスト・ベクトル・エクステンション512(AVX512)、インテル®スピード・セレクト・テクノロジーといったワークロード・アクセラレーション機能をサポートします。パフォーマンスやスループットが前世代製品から大きく向上しています。

※ Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Inside、Intel Inside ロゴ、Celeron、Celeron Inside、Intel Atom、Intel Atom Inside、Intel Core、Core Inside、Intel vPro、vPro Inside、Itanium、Itanium Inside、Pentium、Pentium Inside、Ultrabook、Xeon、XeonInside、Intel Xeon Phi は、アメリカ合衆国および /またはその他の国における Intel Corporation またはその子会社の商標です。


ご導入製品情報

HPE Synergy

強力なソフトウェアデファインドソリューションであるHPE Synergyを活用すれば、物理/仮想コンピュート、ストレージ、およびファブリックリソースの可変的プールをあらゆるワークロードの構成に組み込むことができます。


ソリューションパートナー

パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社 様

 

所在地:東京都港区東新橋2-12-7住友東新橋ビル2号館

URL:https://www.panasonic.com/jp/company/pstc.html

ご導入企業様

株式会社えがおホールディングス 様

 

所在地:熊本県熊本市東区東町4-10-1

URL:http://www.241241.jp/company/

本件でご紹介の日本ヒューレット・パッカード製品・サービス

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導入ハードウェア

HPE Synergy
HPE Nimble Storage HF40

導入ソフトウェア

HPE InfoSight
HPE OneView

導入サービス

HPE GreenLake