お客様導入事例

長岡市教育委員会 様

「GIGA スクール構想」の実現に向け、教育系仮想化基盤をHPE SimpliVityで刷新

長岡市教育委員会 様

所在地:新潟県長岡市大手通1丁目4番地10
URL:https://www.city.nagaoka.niigata.jp/

学びの多様化に対応した次世代仮想化基盤にHPE SimpliVityを採用、セキュアかつ高信頼な情報インフラで一人ひとりの子どもに最適な学びを提供

2020年9月、長岡市教育委員会が、教育系システムの仮想化基盤を刷新した。GIGAスクール構想の実現に向けた教育系インフラの刷新には、仮想化基盤の構築、運用に必要なソフトウェアがパッケージされ、柔軟なリソースの拡張が可能で、耐障害性が高く圧縮・重複排除機能によりリソースを有効に活用できる、クラス最高水準の性能と拡張性を持つインテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーを搭載する「HPE SimpliVity」が採用された。サーバー増強などにも柔軟に対応できることで教職員の業務効率化に寄与するとともに、運用負荷軽減や省スペース、省エネといったメリットを実現している。

業種

公共

 

ビジョン

GIGAスクール構想を実現するため、教育系システムの仮想化基盤を刷新し、運用効率化や耐障害性を向上

 

戦略

仮想化基盤に必要なハード、ソフトが統合されたHCIにより、柔軟性、拡張性の高いインフラ構成とする

 

成果

• データの重複排除によりサーバー容量の増設にも柔軟に対応可能

• vCenterによる一元運用により新たなツールの導入や習熟の必要がなく効率的な運用が可能に

• 省スペース、省エネによるメンテナンス性や耐障害性の向上を実現


GIGAスクール構想に向け、デジタル化する教材や学びの多様化に対応したインフラへ

 

新潟県中南部に位置し、県内第2位の人口を有する長岡市は日本三大花火のひとつ「長岡まつり大花火大会」でも知られる。同市教育委員会は、教育系システムを支えるサーバーが更新時期を迎えていたということもあり、2019年度に校務支援システム入替プロジェクトを実施。2020年4月から本番稼働し、GIGAスクール構想の実現に向けた「学びの多様化」に対応する教育系情報基盤を刷新することになった。

今後、教科書や副教材などのデジタル化で学習の多様化が進む中で、ネットワークアクセスの機会が増加することが考えられる。その場合、児童・生徒及び教職員がアクセスするファイルサーバーを一つ一つ増設することは手間やコストがかかり現実的ではない。そこで同市教育委員会では「そのつどサーバーなどのハードウェアを購入、調達するよりは、ある程度、将来を見据えて柔軟で拡張性の高いインフラ構成にしたいと考えていた」ということだ。

さらに、GIGAスクール構想に向けた取り組みの一環として、長岡市では2020年度に市立学校のWi-Fi環境の整備を行い、全児童、生徒にタブレット配付を進めていた。長岡市教育委員会 教育総務課 情報セキュリティ対策支援員 木村剛氏は「タブレットを本格的に使い始めたのは2021年の1月以降から」だと話す。

そして、2021年度からはタブレットを使った授業も増えており、今後タブレットの利活用が広がることで教材のデジタル化が進み、データ量が飛躍的に増えていくことも想定されるため、「将来を見据えたインフラ基盤が必要だった」ということだ。

同市の教育情報ネットワーク運用保守業者として、前述の状況を認識していた株式会社NS・コンピュータサービスのソリューション本部 公共ソリューション部 部長 名古屋涼氏は、「リソースの増設や拡張が容易で耐障害性にも優れ、冗長化構成がパッケージされたシステムが必要だ」として新システムのコンセプトを提案した。

データ量の増大が想定される中、ディスク容量の効率が高く、柔軟性、拡張性の高いHCIが採用された

 

同社の提案に共感した長岡市では、それらを実現するための具体的な仕様書を作成のうえ、競争入札を実施し、当該機器の導入が正式に決定した。

同社の営業本部 ソリューション営業部 公共営業第1課 アシスタントマネジャーの青柳真吾氏は、提案時に重視した点について次のように振り返る。

「汎用的なIAサーバーをベースに、ストレージ、ネットワーク、サーバーが1台の機器に統合されたHCI(ハイパーコンバージド・インフラストラクチャー)であれば、仮想化基盤の構築、運用に必要なソフトウェアがパッケージされており、次世代の仮想化基盤としては最適だと考えました」(青柳氏)

HPEのHCIであるクラス最高水準の性能と拡張性を持つインテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーを搭載する「HPE SimpliVity」は、圧縮・重複排除機能によりリソースを有効に活用できる点に加え、「汎用サーバーを追加するだけでリソースを容易に拡張できる柔軟な基盤」である点も優れていた。

また、名古屋氏は「耐障害性も高く、HCIというパッケージで復旧環境を整備できる点も決め手となった」と話す。

さらに、標準的な仮想化ソフトウェアである「VMware vCenter」による一元的な運用管理が可能な点もポイントだった。名古屋氏は「もともとサーバー資源はvCenterによる運用を行っており、HPE SimpliVity導入によって新たな運用ツールの導入や習熟の必要がない点は、運用の効率化を考える上で大きなポイントとなった」と振り返る。こうして教育系基盤の構築が開始された。

スタートアップサービスで初期構築のプロセスをHPEに任せることで作業負荷を大きく軽減

 

具体的には、「HPE SimpliVity 380 Gen10」3台と「HPE ProLiant DL380 Gen10」13台の構成による教育系システムのインフラが、2020年7月に正式に導入が決定した。

名古屋氏は「校務支援システムと教育系システムが稼働するメインの仮想化基盤をHPE SimpliVityが担い、市立学校84校が利用する共有ファイルサーバーとWebフィルタリング用のサーバー、バックアップサーバーをHPE ProLiantが担う構成だ」と説明する。

また、青柳氏は「新たなインフラには、市立学校の教職員と児童・生徒をあわせて約2万2千人がアクセスする。さらに現在は校内からインターネットに接続しているが、将来的には自宅からインターネットに接続するケースも想定されることから、柔軟なサーバー構成とした」と青柳氏は話す。

HPE SimpliVityをはじめとする新インフラの導入に際しては「HPEインストレーション&スタートアップサービス」が活用された。これは、HPEが導入作業を担うもので、ハードウェア製品設置・基本設定、OSやソフトウェア製品のインストール・基本設定をあらかじめ定義されたサービス内容と標準手順により実施する。

名古屋氏は「システム全体構築やアプリケーション導入をHPE側で行ってもらい、我々で行ったのはVMware vCenterのセットアップくらいだった」と振り返る。サーバーの構築や共有ストレージの接続、関連するアプリケーションのセットアップなど「煩雑な作業を想定していたが、スタートアップサービスでディスクの接続までHPEが担当することで、導入作業を確実に、効率的に行うことができた」そうだ。

サーバーや設備が減り、メンテナンス性や耐障害性の向上や省スペース、省エネも実現

 

新たなインフラは2020年9月に稼働開始した。「校務アプリケーションのレスポンスや使い勝手も意識されないほど安定稼働している」と名古屋氏は話す。また、HPE SimpliVityによるデータ容量削減効果については、想像以上にデータ容量削減がもたらされ、将来のデータ容量増大にも対応が可能になったということだ。

たとえば、教職員が利用するメールサーバーのメールボックスの容量の増設についても「データが重複排除されることで、メールボックスの容量を2倍に増やしてもサーバーに保存されるデータ量は1.2倍程度に抑えることができた」(木村氏)という。

利用者の要求にフレキシブルに対応が可能になったことで、教職員の業務効率化にも寄与している。

また、省スペース化、コスト削減にも効果があった。名古屋氏は「刷新後は物理的なサーバーや設備が減り、サーバーラックには余裕があり、10Gbps回線に増強されることで、配線もきれいに整理できた」と話す。これによりメンテナンス性や耐障害性の向上につながっただけでなく省スペースや省エネにも寄与している。長岡市教育委員会 教育総務課 主事の金山愛氏は「省スペース、省エネを実現することで、持続可能な開発目標(SDGs)で掲げるエコや環境に配慮したインフラを整備することができたと評価している」と話してくれた。

今後はデジタル化された教材の利用が増え、さらに学び方の多様化が進むことが考えられる。木村氏は「先生の指導教材なども個々の端末にインストールするのではなく、センターサーバーを構築してそこから配信することも考えられる」と話す。

HPEに対し今後期待することとして、名古屋氏は、「今後も継続してHPE SimpliVityのブランドを確立して欲しい」と述べる。特に自治体などの公共団体は、5年先を見据えたインフラやソリューションの継続性が重要なポイントとなる。2年後、3年後を見据えたサポートに今後も期待したいということだ。

また、今回のインフラ刷新について、木村氏は我々にも理解できる説明、導入を進めてくれたと今後も変わらぬサポートに期待したいと話した。

そして、金山氏も引き続き質の高いサポートを継続して欲しいと締めくくってくれた。

第3世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー

 

今回のHPEサーバーを支える心臓部にはインテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーを採用。さまざまな種類のワークロードに高い性能を提供し、内蔵のAIアクセラレーションと高度なセキュリティ機能も備え、エッジからクラウドまで最高のパフォーマンスを発揮します。2021年春には第3世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーに進化。SimpliVityのベースになるDL380にも搭載可能に。最大40コアを提供し、メモリーやI/O帯域幅が強化されています。また、インテル® ディープラーニング・ブースト、インテル® アドバンスト・ベクトル・エクステンション512(AVX512)、インテル® スピード・セレクト・テクノロジーといったワークロード・アクセラレーション機能をサポートします。パフォーマンスやスループットが前世代製品から大きく向上しています。

※ Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Inside、Intel Inside ロゴ、Celeron、Celeron Inside、Intel Atom、Intel Atom Inside、Intel Core、Core Inside、Intel vPro、vPro Inside、Itanium、Itanium Inside、Pentium、Pentium Inside、Ultrabook、Xeon、XeonInside、Intel Xeon Phi は、アメリカ合衆国および /またはその他の国における Intel Corporation またはその子会社の商標です。


ご導入製品情報

HPE SimpliVity

世界最高レベルの効率と耐障害性を備えた、大企業から中小企業まで幅広い企業で利用されているエンタープライズグレードのハイパーコンバージド(HCI)製品であるHPE SimpliVityは、複雑なIT環境をシンプル&コンパクトに統合し、これまでにないシンプルで扱いやすい仮想化基盤を実現します。


ソリューションパートナー

株式会社NS・コンピュータサービス 様

 

所在地:新潟県長岡市金房3丁目3番2号

URL:https://nscs.jp/

本件でご紹介の日本ヒューレット・パッカード製品・サービス

本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり、閲覧される時点で変更されている可能性があります。予めご了承下さい。

導入ハードウェア