高いコストパフォーマンスとディスク容量管理の効率化で教育現場でのIT利活用の促進を支え続けていく

京都府 様

所在地:京都府京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
URL:https://www.pref.kyoto.jp/

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京都府がHPE ProLiant DL360 Gen10サーバーとHPE Nimble Storage HF20で京都デジタル疏水ネットワークの教育系仮想サーバー基盤機器を刷新

令和2年度、京都府は府内の行政、教育、防災におけるITの利活用を支える高度情報通信基盤「京都デジタル疏水ネットワーク」の教育系仮想サーバー基盤を構成するサーバーとストレージを刷新した。パフォーマンスを犠牲にすることなくコストを抑えて機器の最新化を実現したのが、クラス最高水準の性能と拡張性を持つインテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーを搭載するHPE ProLiant DL360 Gen10サーバーHPE Nimble Storage HF20の組み合わせだ。教育現場でのITの利活用が促進され、システムとデータへの需要が増大する中、高いコストパフォーマンスでファイルサーバーや校務システムの快適な利用環境を提供できるHPEの製品が高く評価されている。

業種

行政

 

ビジョン

教育系仮想サーバー基盤を低コスト高パフォーマンスで刷新

 

戦略

信頼性の高いサーバー製品の採用とストレージのディスク容量効率化によるコスト抑制

 

成果

• 障害発生による故障対応がなくなった

• 高圧縮、重複排除によるディスクの容量不足の解消

• 機器のパフォーマンス向上による校務システムへの問い合わせの減少


京都府の行政や教育を支える京都デジタル疏水ネットワーク

 

京都府では府内の自治体や教育、防災など、個別に整備してきた行政ネットワークを統合し、京都府域をむすぶ高度情報通信基盤として「京都デジタル疏水ネットワーク」を平成15年より運用している。京都デジタル疏水ネットワークには府内の自治体および行政関連機関をはじめ、学校や防災拠点などの公共機関が接続されているほか、インターネットへのセキュアなアクセスや公開サーバーの構築・運用などを担う「京都自治体情報セキュリティクラウド」とも接続する。

また京都デジタル疏水ネットワーク上には仮想サーバー基盤が構築されており、主に府内の学校が利用するファイルサーバーや教員が利用する校務システム、教員が受講する講習の管理システムなどが運用されている。

これまで京都デジタル疏水ネットワークは平成21年度に機器を更改したほか、異なる通信キャリアのサービスを用いて回線を冗長化し信頼性を高めた。さらに平成26年度に機器を更改するなど、利用状況や用途の変化に応じて定期的に進化を図ってきた。

そして昨今、政府が推進するGIGAスクール構想による学校でのITの利活用の促進に伴いネットワークに接続される端末の数が急増している上に、動画などのデータ量が大きい教材コンテンツが多用され、システムやストレージ、ネットワークへの負荷が増大している。同時に仮想サーバー基盤を構成する既存のサーバーやストレージなどの機器の更改時期も迫っていた。そこで京都府は令和2年9月に京都デジタル疏水ネットワークの教育系仮想サーバー基盤機器の刷新に取り組み始めた。

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大容量のストレージを導入、ディスク容量の不足が頻発

 

従来の環境における課題について京都デジタル疏水ネットワークの教育系仮想サーバー基盤機器の刷新に携わった京都府 政策企画部 情報政策課 情報企画・セキュリティ係 主査 梅田佳宏氏は次のように説明する。

「従来も仮想サーバー基盤を構成するサーバーやストレージは十分なスペックを備えていました。しかし、ストレージについては大容量のディスクを装備しているにもかかわらず、容量が足りなくなることが頻繁に生じていました。例えばGIGAスクール構想に関連して、遠隔授業の公開授業を実施するために新たに仮想サーバーを構築しようとした際には、ディスク容量が足りず、ほかの仮想サーバーのデータを移し替えたり、不要なデータを削除したりして対処しました。圧縮や重複排除等の機能が無かったこともあり、当初の想定を超える利用に対応しがたい面もあったものと思います」(梅田氏)

さらにサーバーについても「利用者や業者から保守対応のため作業に入りたいとの連絡もよくありました。頻繁に故障対応していた印象が強く残っています」と振り返る。

このように京都デジタル疏水ネットワークの教育系仮想サーバー基盤を構成する新しいサーバーやストレージに対して、各システムが円滑に利用できるパフォーマンスや信頼性が求められたことは言うまでもないが、さらにコスト面の要件も重視された。

梅田氏と一緒にプロジェクトに携わった京都府 政策企画部 情報政策課 情報企画・セキュリティ係 主任 髙田裕生氏は「GIGAスクール構想の実現に向けてファイアウォールやプロキシサーバーなどセキュリティ強化に向けた取り組みが急務となり、予算に占める比率も高くなっていました。そのため京都デジタル疏水ネットワークの教育系仮想サーバー基盤機器の刷新にかかるコストを抑えざるを得なかったのです」と説明する。

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インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー搭載


今回の教育系仮想サーバー基盤を支えるHPEサーバーの心臓部には、インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーを採用。内蔵型AIアクセラレーションと高度なセキュリティ機能を備え、エッジからクラウドにおいて最高のパフォーマンスを発揮します。

(※1)Linux OS用仮想サーバー、Windows OS用仮想サーバー、冗長構成用サーバー

コストパフォーマンスの高さは随一、重複排除と高圧縮で容量不足を解消

 

仮想サーバー基盤を構成するサーバーとストレージの性能や信頼性を向上し、またディスク容量管理の効率化によりディスク容量を無駄なく利用できるようにしつつ、コストは抑えたいという京都府の要望に応えたのがNECネッツエスアイだった。NECネッツエスアイで本プロジェクトを担当した関西ソリューション事業部 第一ソリューション部 主任 正木雄二氏は京都府への提案のポイントを次のように説明する。

「京都府様が運用していた仮想サーバー基盤のストレージは、データが重複して記録されるなどディスク容量を無駄に消費していました。こうしたディスク容量管理の無駄を省くことで、ディスク容量をあまり増やさずコスト増を抑えることができます」(正木氏)

さらに正木氏は実際の製品選定においても自信があったと胸を張る。正木氏は「ストレージ製品では高い性能を求めるとコストが高くなりすぎてしまい、コストを抑えると性能が低くなってしまうというジレンマがあるのですが、HPEのHPE Nimble Storageだけは、性能と価格のバランスが絶妙で京都府様の要望に最適だと確信していました。以前も別のプロジェクトで導入実績もあり、コストパフォーマンスの高さは随一だと自信を持って提案しました。さらに容量不足に関してもHPE Nimble Storageには重複排除と高圧縮の機能が標準で搭載されており、ディスク容量を効率よく利用できる上により大容量のデータが保存できます」と強調する。

またサーバーの製品選定についても「HPE ProLiant DL360 Gen10サーバーを提案しましたが、これはコストパフォーマンスの高さとHPE Nimble Storageとの相性の良さはもちろんのこと、さらにHPE InfoSightでストレージとサーバーの両方を遠隔監視・運用できる点も評価しました」と話を続ける。

今回のプロジェクトでは京都府は機器の刷新だけではなく、導入した機器の保守運用業務の委託も要望しており「障害の発生から2時間以内に対応する」という要件を提示していたのだ。この要件に応えるにはサーバーとストレージの両方を一つのツールで一元的に遠隔監視・運用できるHPE InfoSightに対応したHPEの製品が最適だったのである。

稼働前の課題はすべて解決された障害の予知検知で安定稼働に期待

 

NECネッツエスアイの提案を採択した京都府はクラス最高水準の性能と拡張性を持つインテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーを搭載するHPE ProLiant DL360 Gen10サーバーを6台、HPE Nimble Storage HF20を2台、そのほかスイッチ製品を合計5台の構成で京都デジタル疏水ネットワークの教育系仮想サーバー基盤の機器を刷新した。

刷新後の稼働状況について京都府の髙田氏は「稼働を開始した令和3年4月以降、障害は全く生じていません。以前のように機器の故障対応でデータセンターに駆けつけることもなくなり、データセンターへの入館許可を取ったり現場で立ち会ったりする手間もなくなりました」と喜ぶ。

また梅田氏も「ディスクの容量不足に関しても、導入したHPE Nimble Storage HF20に搭載される重複排除と高圧縮の機能によって解消されています。さらにHPEのHPE ProLiant DL360 Gen10サーバーとHPE Nimble Storage HF20を導入した後は、校務システムへの問い合わせの連絡がなくなりました。恐らくですがサーバーとストレージの性能と信頼性が向上したことで、校務システムの利用環境が改善されたのだと思っています」と評価している。

最後にNECネッツエスアイの正木氏は今後の保守業務への期待を次のように語った。

「HPE InfoSightでストレージとサーバーの両方を遠隔監視していますが、これまで大きなアラートが発せられたことはなく、HPE InfoSightで障害が発生する前に予知検知できるので、障害の発生を未然に防げる安心感があります」(正木氏)

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京都府

(左より)京都府 政策企画部 情報政策課 情報企画・セキュリティ係 主査 梅田 佳宏 氏
京都府 政策企画部 情報政策課 情報企画・セキュリティ係 主任 髙田 裕生 氏


ご導入製品情報

HPE ProLiant DL360 Gen10

マルチワークロード環境に対応できるきわめて高い柔軟性と他にはない拡張性を備えた、2P/1Uの高密度コンピュートの標準です。


ソリューションパートナー

NECネッツエスアイ株式会社 様

 

所在地:東京都文京区後楽2-6-1 飯田橋ファーストタワー

URL:https://www.nesic.co.jp/

本件でご紹介の日本ヒューレット・パッカード製品・サービス

本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり、閲覧される時点で変更されている可能性があります。予めご了承下さい。

導入ハードウェア

HPE ProLiant DL360 Gen10サーバー
HPE Nimble Storage HF20

導入ソフトウェア

HPE InfoSight